高校生の時に受けた最悪なイジメエピソード5編

笑顔の高校生

36歳女性。現在は所有している薬剤師資格を活用し、ドラッグストアでの調剤担当として勤務。

22歳のときに当時の同級生と結婚し、翌年には子どもを出産しながらも、元主人との間の生活の不一致などから、26歳のときにはじめての離婚を経験。

以後、仕事と家庭を両立しながら、男の子を育てるシングルマザーとして活動中。

 

 

高校生のときに受けたイジメエピソード1.男子校の人と恋におちる

高校生のカップル

 

女子校に通っていた私が高校生のころに受けていたイジメは、実はそれまで親友だと思っていた友だちから受けたものです。

当時の辛さは今思い出しても身震いしてしまうほど、本当に辛い日々でした。

 

私が通っていた高校は、地元では比較的有名な進学校で、制服が可愛かったこともあり、男女ともに人気のある高校だったんです。

それに、近くには男子校がいくつかあって、私の同級生も含めて周りの男子校の男子高生と恋愛する人も少なくありませんでした。

そんな私も、高校に入学して半年ほど経ったころ、学校の近くにある某男子校に通う高校生とつき合うことになったんです。

 

彼と知り合ったのは、私が高校入学を機にはじめたアルバイト先。

そんななか、同じ高校の親友ともよべる仲良しな友だちと一緒にアルバイトしているとき、同じタイミングでアルバイトに応募してきた人がいました。

あとに、その人が私とつき合う彼。

 

彼とは、アルバイトに入る時間帯が近かったことや自宅が徒歩圏内の近さだったこともあって、最初は友だちとして一緒に遊んだりしていました。

会う回数が多くなっていくうちに、自然とつき合う結果に。

 

当然ですが、デートしている最中だけでなくアルバイトで一緒になったときにも、あえて一緒の空間で働ける作業を選んだりしていました。

当時は、できるだけ彼と一緒に居られるように、自分なりに努力していましたね。

 

高校生のときに受けたイジメエピソード2.徹底的に無視され、いじめ開始

始まったいじめ

 

ところが、彼とつき合うようになってから少し経過したあと、最高の幸せに包まれた私を突如襲ったのが、学校内での壮絶なイジメでした。

 

発端は、ある日登校した私に対し、普段なら真っ先に話しかけてきてくれる友だちが一切話しかけてくれなくなったこと。

それも、午前中から放課後まで徹底して無視されます。

「なにか悪いことでもしたかな?」と思いつつ自分から友だちのもとにかけ寄って話しかけようとすると、途端に友だちはみんなどこか別の場所に行っちゃうんです。

 

そのあとも、そういったいわゆる無視される行動は続いたんですが、どんどんイジメはエスカレートしていく形に。

たとえば、私が自分の机やロッカーに置いてあった教材や体操着に落書きがされていたりしました。

酷いときには、ジュースなどの飲みものを直接かけられて、使用できない状態になっていることも。

 

さすがに、この段階で私もイジメを受けているということに気づいたので、担任の先生に相談しました。

けれど、先生は「単なる勘違いじゃないか?」という責任回避ともとれるような発言の一辺倒。

 

それでも、ジュースをかけられた体操着や落書きされている教材を見せると、最後には「こっちで調べて注意しておくから」と。

しかし、正直なところ、こんな程度の内容なんて信用できませんよね。

それでも、当時の私は「先生から注意してもらえる」という思いを一縷の望みに、イジメがやむことを本気で期待していました。

 

結果、その期待はむざんにも裏切られる形になるのです。

 

 

高校生のときに受けたイジメエピソード3.いじめがさらに悪化していく

落ち込む女性

 

先生にイジメを受けていることを相談して以後、以前にも増してイジメがどんどんエスカレートしてしまったんです。

たとえば、体操の授業のように着替えが必要な授業のとき、わざと体操着を隠されてしまって、私だけ授業に遅刻。

持参していたお弁当の中身が全部ゴミ箱に捨てられて、昼食がなし。

 

なかでも、個人的に今でも1番辛いと感じるイジメだったのが、お手洗いに行ったあと、必ず「臭い臭い」と連呼されることでした。

一時期、それが続いてしまい、匂いに対して敏感になるあまり、ノイローゼになりかけたこともあったくらい、本当に辛いイジメでしたね。

 

なぜ、急にこんなにいじめられるようになったのか、自分でも、実際になんどもなんども自問自答したんですが、一向に答えが見つかりません。

なぜなら、友だちに対してなにかひどいことを言った記憶もないですし、誰かを傷つけるような行為をしたわけでもないのです。

ある日突然、これらのイジメがスタートしたんですから。

 

高校生のときに受けたイジメエピソード4.いじめの原因がわかる

考える女性

 

けれど、イジメをうけ、どんどん追い込まれる精神状態のなかでようやく見つけたイジメ開始の原因が、アルバイト先で出逢った彼との交際という事実でした。

考えてみると、彼と交際をスタートさせるまではイジメは一切受けていなかったんですが、彼と交際をはじめてから突如としてイジメがスタートしたんです。

 

でも、ここでひとつの疑問が浮かびました。

「なぜ、学校と一切関係ない彼とつき合うことで、学校でのイジメがはじまったのか?」

最終的に、自分自身でずっと考え抜いた結果、導き出した答えが、一緒にアルバイトをしていた親友ともいえる友人の存在。

 

ここまで思い当たると、以前から、親友が私の彼に対して並々ならぬ思いを抱いていると感じられるものがありました。

今までの行動の端々でも、わかるようなできごとがいくつかあったんです。

にも関わらず、私がそれを知ってか知らずか、彼と交際スタートさせたこともあり、おそらく親友の思いを踏みにじっていたのかもしれません。

 

高校生のときに受けたイジメエピソード5.いじめを耐え抜く

耐える女性

 

けれど、その事実が判明したからといってすでにあとの祭りで、イジメ自体は決してなくなることはありませんでした。

イジメという行為は、スタートするのにはなにかしらの理由や原因があります。

しかし、一度スタートしてしまうと、人を虐めること自体に快感を覚えてしまうのでしょうね。どんなにこちらが反省しても一向になくなりません。

 

結局、二年生の進級と同時に行われたクラス替えまで、イジメに耐える毎日がつづきました。

進級と同時に、アルバイト先でつき合っていた男性とも別れることに。

 

それが、イジメの原因であった親友のりゅういんを下げる要素になったのかもしれません。

どちらにしても、そのときの私には親友を追求するだけの勇気と気力はすでに失われていたので、真相は分からずじまいですが。

 

今でも、そのころのイジメの影響があるのか、お弁当箱を見るだけで心臓がドキドきしてしまいますし、学校という施設自体になんとなく恐怖感を感じてしまいます。

思い出したくない、けれどいつまでも鮮明に記憶に残ってしまう辛い過去でした。

 

まとめ

人間1人1人に個性がある限り、イジメという行為は、決してなくならないのではないでしょうか。

けれど、いじめられるほうはその記憶と恐怖を一生に渡って抱えながら、生きていかなくてはいけません。

その点を、いじめる側の人に少しでも理解してもらえたらと思います。