一緒にいるとすぐ寝る彼氏と付き合った時のエピソード4編

知らんふりをする人

37歳女性。

現在は所有している薬剤師資格を活用し、ドラッグストアでの調剤担当として勤務。

 

22歳のときに、当時の同級生と結婚し、翌年には子どもを出産しました。

しかし、元主人との間の生活の不一致などから、26歳のときにはじめての離婚を経験。

 

以後、仕事と家庭を両立しながら、男の子を育てるシングルマザーとして活動中です。

 

 

一緒にいるとすぐ寝る彼氏のエピソード1.第一印象は優しくて、接しやすい魅力に溢れた人

おしゃれなカフェ

 

とても長い恋愛期間を通じて、最終的に別れてしまったあと、少しの間、傷心ぎみになっていた私。

そんな私のことを、いつも心配してくれている同姓の友人に、ある男性を紹介してもらうことになったんです。

 

正直なところ、紹介してもらっておきながらも、次の恋愛にすぐ進むということ自体が、考えられなかった私。

けど、世話好きな友だちの好意をむげにするというのも、嫌だったのです。

なので、半ばお断りするつもりで、その男性に会ったのが、この恋愛のきっかけでした。

 

待ち合わせ場所のカフェで、すでに友だちと一緒に待っていたその男性。

決して、見た目がイケメンで、かっこいいというわけではありません。

 

しかし、「どこか見ていて、安心する雰囲気の男性」と、いえばいいのでしょうか。

物腰も柔らかいし、声も少し低くて、渋い感じ。

 

年齢もほぼ同年代だったこともあり、はじめて会ったのにもかかわらず、性格が合った私たち。

共通の趣味や、以前から興味があったことをおたがいに話したりなど、結構和やかなムードで、接することができました。

 

最初だけは、仲介者である友だちを介して3人で会いましたが、2回目からは、直接その男性からデートのお誘いが。

私もまんざらではなく、時間をつくって会いに行く感じで、交流をしていたんです。

 

ですが、はじめての出会いから、3回目に当たるデートで、彼のほうから「付き合って欲しい」と告白されました。

「とりあえず、おたがいを知っていく感じで良ければ」

そう前置きをしたうえで、つき合うことにしたんです。

 

一緒にいるとすぐ寝る彼氏のエピソード2.優しいけれど……、なにかに付けて「眠い」という彼

寝ている男性

 

一時、「優男」という表現で、物腰が柔らかく、とにかく優しくて怒らない男性が、脚光を浴びたムードがありましたよね。

その男性が、まさに、それにピッタリの人で……。

とにかく、話し方から行動まで、すべてがおっとりとしていて、物腰の柔らかさが目立つ人でした。

 

ワイルドな男性やちょい悪系の男性が好みの女性から見れば、がっかりするでしょうね。

なぜなら、女々しすぎて、絶対に恋愛対象にはならないタイプの人だと思うからです。

 

しかし、そのときの私は、直前の恋愛から受けた喪失感も手伝ってか、付き合う男性に対するハードルも、少し下がっていたようで……。

不思議と、その男性の物腰の柔らかさが魅力的に感じたんです。

 

けれど、今思えば、このときの直感を信じて、付き合うのをためらっておけばよかったと思います。

やはり、傷心直後の感情には、冷静さが欠けていたのかもしれません。

 

彼とはつき合うことになり、当初は彼がすごく喜んでくれて、とても積極的に行動してくれていました。

しかし、付き合いはじめてから、1ヶ月も経過したころには、雲行きが怪しくなり……。

徐々に、彼の欠点といってもいいかもしれない、さまざまな問題点が目に付くようになってきたんです。

 

なかでも1番に気になったのが、彼の頼りない感じさえある、なよなよとした印象。

それに、頼りなさをさらに助長するポイントとして、とにかく「眠い」という言葉を頻繁に使うんですよね。

 

ひどいときなんて、デートの約束を自分からしてきたくせに、当日になっても、なんの連絡がありません。

そのため、彼の家に行ってみたところ、何度チャイムを鳴らしても出てこず。

 

仕方なくもらっていた合鍵を使って、なかに入ったところ、パジャマ姿のまま寝ていたのです。

約束した時間からすでに、1時間以上経過してるのにこの始末。

 

あるデートでは、映画を一緒に見に行ったにもかかわらず、開始5分で寝てる彼。

映画の感想を話したり、カップル的な接し方がしたかった私。

隣で、心地よさそうな寝いびきを立てている彼に、デートの雰囲気もすっかり悪くなってしまいました。

 

こんな感じで、恋人とのデートという大切な場面でも、すぐに寝てしまう彼。

そんな彼の行動に、この時点で私も危機感を感じて、決断しておけば良かったんです。

ですが、「それでも彼を信じよう」と思った私に、突きつけられた現実がひどいものでした。

 

それは、このあとの、ドライブデート中に起こるのです。

 

 

一緒にいるとすぐ寝る彼氏のエピソード3.ドライブ中でも、眠くなったら寝る彼氏

お手上げの女性

 

人間ですから、疲れていて眠かったりすれば、寝るべきですよね。

けれど、TPOを考えて、実践すべきだと思いませんか?

 

曲がりなりにも、大事な彼女と一緒に過ごす予定だったデートの日です。

ただ「眠いから」というのを理由に、ドタキャンしたりするのって、論外だと思います。

 

それでも、私も10代20代の若い女性とは違い、30代のすっかりいい年齢の女です。

1回2回程度なら、まだ「大目に見るべきか」と、半ば諦め気味で、彼の行動を許すことにしました。

そのときは、彼も自分の行動の失態さを感じ取ったのか、しきりに「ごめん」と、デート中に連呼していたくらい。

 

「彼もさすがに、後悔していたんだろうな」

そう思ったのも手伝ってか、その日のデートの終わり間際には、彼がドタキャンしたことも、すっかり忘れていた私でした。

ところが、彼の「眠い」癖は、これにとどまらなかったんです。

 

なかでも、1番憤慨しそうになったのが、彼から誘われたドライブデートのときのこと。

いつもは、私がシンママで、子どもがいることもあって、近場でのデートが中心でした。

しかし、その日は少し時間に余裕が有ったので、車で片道2時間ほどの場所にある、観光地までドライブデートに行ったんです。

 

最初のうちは、彼に、任せた運転と心地よい快晴のおかげもあって、楽しい気分で過ごせていました。

しかし、それも1時間足らずに終了。

 

まだ、目的地にも着いていないにもかかわらず、高速のサービスエリアに、車を突然停めた彼。

運転席のシートを倒して、「ごめん、眠いからちょっと休ませて」と一言述べたあと、寝息を立てはじめたんです。

突然訪れた、わずか5分足らずの、あまりにも華麗な流れ作業に、私は呆然としてしまったほど。

 

ただ、そのときは、自分を強引に納得させたんです。

「まぁ仮眠だから、10分か20分もすれば、起きるだろうし、眠くて事故を起こされても、危ないからいっか」と。

 

ところが、それから30分経過しても、一向に起きる気配のない彼。

「起こそうかな?」とも思ったんですけど、それもなんとなく悪く感じたので、そのまま待ち続けます。

ですが、結局、彼が起きたのは、1時間半後のことでした。

 

さすがに、1時間半もの間、一人で車のなかという閉鎖的な場所で、やることもないまま、放置された私は激怒。

そこで、彼に文句を言ったところ、最初は「ごめん」といっていた彼も、最後には逆ギレ状態に。

「眠いんだから、仕方ないだろうが!」と、怒鳴りはじめました。

 

さすがに、これには私もぶちぎれてしまう結果に。

結局、高速道路を降りて、最寄りの電車の駅まで送ってもらったあと、私一人で電車に乗り、帰ることになりました。

 

駅に着いたころには、彼も冷静さを取りもどしたのか、平謝り状態でしたね。

でも、さすがに待たされたうえでの逆ギレに、堪忍袋の緒が切れてしまった私。

なので、許すことはできなかったのです。

 

一緒にいるとすぐ寝る彼氏のエピソード4.別れてからも、変わらない彼の睡眠欲

呆れる女性

 

結局、このドライブデートでの決裂が決定打となり、私は彼と別れることにしました。

その間にも、ほぼ毎日、彼から電話やメールなどで謝罪の言葉や、「よりを戻したい」といった内容の言葉が届いていたんですけどね。

そのたびに浮かぶのが、私をほったらかしにして、気持ちよさげな表情で眠る彼の姿。

 

紹介者だった友人経由でも、「よりを戻したい!」という気持ちを伝えてきたのです。

このときは、さすがに彼の女々しさに、嫌悪感を感じました。

 

結局、こちらから一方的に「別れる」という連絡を行ったきり、彼との交流は一切拒否。

その結果、終わりを迎えることになったのです。

 

まとめ

後日、紹介してくれた友人と、その男性の話になったことがあります。

その後も、別の女性と付きあうことになったにも関わらず、わずか3ヶ月というスピードで破局したそうです。

おそらく、その女性も彼の「どこででも寝る」無神経さに、嫌気が指したのかもしれませんね。

 

ちなみに、彼とは、2ヶ月足らずという、短期間で別れに至った私。

こんなに短期間で別れることになった恋愛は、私にとって、前代未聞のことだったことは、言うまでもありません。