25歳女性。年子の幼稚園児の二児の母。
はじめてできた彼氏と友人との浮気を乗り越え、そのあとも恋愛するがことごとく裏切られ続ける。
男を見る目のない女。そんな私も結婚し子どもも産まれ、今ではそれなりに幸せな生活を満喫中。
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彼氏が浮気していたエピソード1.部活友だちだった友人
高校生のころ、バレーボール部に所属していた私。
全体の部員数は多かったのですが私の学年は私を含め4人しかいなかったこともあり、皆とても仲が良かったです。
部活帰りにご飯を食べたり、休みの日には4人で遊びに行ったり。それぞれクラスは別でしたが、部活以外でもよく集まって遊んでいましたね。
そしてある日、部活友だちのa子に彼氏ができ、部活後に彼氏と一緒に帰ったり、休み時間に彼氏と過ごしたりするようになりました。
a子から彼氏の話を聞くうちに、今まで部活に夢中で彼氏も好きな人もいなかった私はとても羨ましく思ったのです。
あんなに「私も恋がしたい!」と思ったことは今までありませんでしたね。
彼氏が浮気していたエピソード2.はじめての彼氏との出会い
a子に彼氏ができ刺激を受けた私でしたが、とくに日常に変化もなく部活動に明け暮れていました。
しかし、ある日私にも出会いが訪れます。
体育祭が近づき、当時体育委員だった私。
他クラスの体育委員も教室に集まり、いろいろと体育祭の準備を進めていました。
そして、そのとき同じ係りになったのが後の彼氏です。
私たちのクラスは5クラスあり、彼と私は一番遠いクラスにいたため、関わりはありませんでしたが、体育祭の準備を機によく話すようになりました。
彼も運動部で野球部に所属しており、共通の話題もあり一緒にいて楽しく、すぐに好きになりましたね。
彼氏が浮気していたエピソード3.はじめての彼氏と頼もしい友人
体育祭の準備がきっかけで知り合った彼。連絡先も交換し、毎日連絡を取り合っていました。
ある日、体育祭のあと「一緒に遊びに行こう」と誘われ、どうしていいのかわからず不安だったため、部活友だちで恋愛経験が豊富なa子に相談。
好きな人ができたことを打ち明けると、a子も喜んでくれました。
デートにオススメの場所や着ていく服など一緒に考えてくれたり「絶対うまく行くよ!」と応援してくれ、とても嬉しかったです。
a子は彼と同じクラスで、いろいろと彼のことを教えてくれたり、彼氏もいて私より恋愛経験もあり、a子の存在がとても頼もしかったですね。
そして体育祭後、デートの途中で彼に告白され、はじめての彼氏ができました。
告白されたことも、自分に彼氏ができたこともはじめてだったので、嬉しくて嬉しくてたまらなかったのを今でも覚えています。
すぐにいつも応援してくれていたa子にも連絡し、a子もとても喜んでくれました。
友人にも祝福され、大好きな彼氏もでき、まさに幸せな気持ちでいっぱいでしたね。
彼氏が浮気していたエピソード4.a子と彼氏の接触
彼と付き合うことになり、彼にはa子が付き合う前からいろいろと相談に乗ってくれていたことを話しました。
a子と彼は同じクラスということもあり、私を通じて仲良くなったみたいです。
なにも深く考えてなかった私は友人と彼氏が仲良くなることさえも嬉しく思っていましたね。
ある日、部活友だちからa子が彼氏と別れ新しい彼氏ができたことを聞きました。
直接本人から聞いたわけではないので、a子から話してくるまでは「なにも聞かないでおこう」と思い、気にはなりましたが、とくに本人に聞くことはしなかったのです。
そして数日後、a子から「部活を辞めようと思う」と相談されました。
私は驚いて「一緒に続けよう!」と引き止めましたが、「今は言えないけど、他にやりたいことが見つかった」と言われa子の意思は変わらず部活を辞めることになったのです。
とても悲しかったですが、今度は私がa子のやりたいことを応援しようと思いました。
そんなa子がやりたかったこととは、野球部のマネージャーでした。
私の彼は野球部で、a子のやりたかったことが野球部のマネージャー。
「部活を辞めるときなぜ今は言えないと言ったのだろう。私の彼が野球部ということもあり、言いにくかったのだろうか?」
そのときから私は少しa子に対して不信感を感じはじめていました。
野球部のマネージャーになったa子とはクラスも部活も違うため、会う回数が減りましたが、彼とは仲良く付き合っていたのでa子の様子をよく彼に聞きました。
はじめは「マネージャーとして頑張っている」など他愛のないa子の話だったのですが、いつしか聞いてもいないのにa子の話をするようになり、少しずつ不安になりはじめたのです。
彼氏が浮気していたエピソード5.a子と彼の浮気が発覚
移動教室の帰り、「久しぶりにa子に会おう」と思いa子のクラスを覗くと楽しそうに笑い合うa子と彼の姿がありました。
その光景を見た途端心臓がどくんっ! と高鳴り、声をかける勇気がでませんでしたね。
a子はそんな私に気づくと、急に黙り込み目線を逸らし彼も私に気づかぬふりをして席に戻りました。
とても話しかける雰囲気ではなかったので、その場を離れ教室へ戻ることにしたのです。
しかし、そのあとも二人の光景が忘れられず授業どころではなく、今までのa子や彼の言動を思い返しては二人を信じれなくなっていきました。
そして、部活の時間になり重たい体を必死に起こして部活に行ったのですが、部活友だちの顔を見た途端涙が溢れ、はじめて他の部活友だちにa子と彼のことを相談。
a子以外には彼と付き合ったことを言っておらず、a子と彼が付き合っていることを知らない私にゆっくりと「a子の新しい彼が私の彼」だと教えてくれました。
友人からそのことを聞き、私は頭が真っ白になりましたね。
すぐに直接本人に確かめるため、a子と彼がいるグラウンドに行きました。
グラウンドに着くと、確かめる必要もないくらい親しげな二人がいて涙でぐしゃぐしゃな私を見てすぐに察したようです。
「二人は付き合っているのか」と聞くのが精一杯で「ごめん」とa子からの返事を聞くとその場にいるのも嫌になり、すぐに家に帰りました。
彼が浮気をしていることだけでも辛く悲しいことなのに、その相手が信じていた友人。
もうなにを信じていいのかなにが悪かったのかすべてがわからなくなり、そのあとはなん日も学校を休み泣き続けました。
誰とも関わりを持ちたくないと思うようになり、信じることが怖くなりました。
部活友だちがなんども家にきてくれて必死に励ましてくれたお陰でもう一度学校に通うことができ、そのときの友人には今でも本当に感謝しています。
しかし、学校で二人を見るだけで辛く悲しい気持ちになり、そのあともa子と彼とは二人が別れたあとも一切関わることもせず、ただがむしゃらに部活に打ち込み高校生活を終えました。
まとめ
私のように一番身近で相談に乗ってくれていた友人に裏切られることは本当に辛いことです。
しかし、「本当に親身になり自分のことを考えてくれる人は必ずいる」と気付かされたできごとでもありました。
友人も彼も所詮男と女です。万が一を考え、できるだけ友人と彼との接触は避けたほうがいいと思いましたね。