私の友人の、美人だけどオタクすぎる人のエピソード4つ

美人

27歳女性。イラストレーター。

アニメやゲームキャラクターの同人作品向けイラストも、仕事で製作。

 

アニメソングとジャズ音楽が好きで、趣味で不定期にライブを実施しています。

子どものころは大好きだったRPGが、大人になって情熱が失われてしまって、なんだか少し寂しい元ゲーマーです。

 

 

美人だけどオタクすぎる人のエピソード1.誰もが振り返る超絶美人の友だちはコスプレイヤー

コスプレイヤー

 

私の友人であるRは、まさに誰もが振り返る超美人の女性。

顔は小さく鼻筋が通っていて、目はパッチリでお人形のよう。

実物を何度見ても、あまりにも美人すぎて、「非現実的な存在」だと感じてしまうほどの美しさを持っています。

 

事実彼女はポートレートモデルにも引っ張りだこで、ブログやネット放送なども行っていて、いつもアクセス数は超人気。

しかし、彼女を人気にたらしめる理由は、その美貌だけではありません。

 

彼女はそんな抜きん出たルックスを持ちながら、根っからのオタクで、人気コスプレイヤーなのです。

Rの某SNSのファン数は数万人にのぼります。

 

そんな彼女のファンたちが魅了されているのは、高クオリティなコスプレ写真。

そのルックスは、どんなアニメやゲームのキャラクターの衣装を着ても、似合わないものがないほどです。

 

R自身が衣装や撮影などに、強いこだわりと努力を持っているからこそ、人気者なのだと思います。

ですが、彼女がふんしているというだけで、必然的にコスプレの完成度があがるのです。

 

キャラクターの名前で検索をかけると、ときにはRの写真が出てきたりもします。

 

美人だけどオタクすぎる人のエピソード2.同人イベントでも大人気

コミックマーケット

 

今は写真加工で、どんな女性でも大抵、ネット上では可愛くなれる世のなかです。

ですが、Rは写真よりも見た目の方が、息をのむほど美人であるという奇特な存在。

 

そんな彼女が、大型同人即売会イベントにコスプレ姿であらわれると、周りの話題とカメラの目線をいつもさらいます。

Rが売り子さんとしてお手伝いするブースは満員御礼。

彼女と話したり、お近づきになりたいファンが何種類も買って行ってくれるので、作家さんも嬉しい悲鳴なのだとか。

 

コスプレイヤーとしての意識が高いRは、その作品のキャラクターの衣装を必ず着て、ブースに立ちます。

同じキャラクターのコスプレをしているほかの人よりも、圧倒的にオーラがあるR。

 

逆に、隣のブースさんや同コスプレイヤーさんからは、嫉妬されてしまうことも。

ですが、そんなネガティブな気持ちを向けられてしまうことも、彼女が美人であるがゆえなのは間違いありません。

 

R自身がその格好のままで、他ブースに買い物に行く際も、その美しさと完成度から、一般客に頻繁に撮影を求められたりするそうです。

ですが、そのイベントではコスプレイヤーの撮影は専用ブース以外では基本禁止。

なので、1日に何度も丁重なお断りをいれているのだとか。

 

 

美人だけどオタクすぎる人のエピソード3.美人オタクなRのお客さんはスゴすぎる

オタク

 

そんなRと私が友だちになったのは、共通の音楽イベントの出演から。

私もRも、趣味で音楽活動をしていて、そこで意気投合しました。

 

ちなみに、そのイベントの概要も、アニメソングのカヴァーイベントというオタクな場の出会い。

話していくうちに分かったのが、なんと彼女は私と誕生日が一緒だったのです。

 

それから約半年後に向かえたその日には、2人で主催をして、小さな会場ですが、バースデーイベントを行いました。

私は私服で歌ったのですが、Rはもちろん本職のコスプレ姿です。

 

衝撃的だったのが、Rのライブを見にきたお客さんのノリ方。

サイリウムを振るのはもちろんのこと、まるで超高速のソーラン節のような振り付けで、彼女のライブを盛りあげます。

いわゆる「ヲタ芸」を私がはじめて見た日でした。

 

ステージの上で歌って踊るのは、まるで天使のように美しいRと、フロアで汗をほとばしらせながら、全身運動をする屈強な男性たち……。

今でこそ認知度が高まったヲタ芸ですが、おそらくあの衝撃的な光景は、一生忘れることはないでしょう。

 

美人だけどオタクすぎる人のエピソード4.Rからのオタクな誕生日プレゼント

ゲームセンター

 

オタクではない一般人の美人な友だちからもらう、誕生日プレゼントといえばなにを想像しますか?

アロマポットやお洒落な紅茶やコスメグッズなど、女性らしくて可愛いものをイメージするかもしれません。

ですが、美人ながら重度のオタクであるRからのプレゼントは、やはり普通とは違ったものでした。

 

私自身はオタクと名乗れるほど、幅広く作品を網羅しているわけではありません。

ですが、1つだけとても好きなアニメがあります。

 

そのアニメだけは唯一、グッズが売っていたら買って集めている私。

有名な作品なので、グッズも非常に多様にあり、それらを無理せず、少しずつコレクションしていくのが、私のささやかな趣味の1つでもあるのです。

 

初対面のときに、Rにその話をしていたのを彼女はずっと覚えてくれていたようで……。

その年に私が彼女からもらった誕生日プレゼントは、そのアニメに出てくる女性キャラクターの大きなフィギュアでした。

 

私はとても喜びましたが、新しめのグッズにしては見覚えのないデザインです。

それもそのはずで、そのフィギュアはクレーンキャッチャーのプライズの新商品。

なんと彼女は私のために、ゲームセンターのクレーンキャッチャーで大量のクレジットを消費して、取ってくれたというのです。

 

感謝と喜びの気持ちで心がいっぱいに。

また、こんなに目立つほど美人な女性がアニメのキャラクターのフィギュアを取るために、1人で何十分もねばって、頑張っていた光景が目に浮かび、そのミスマッチな光景に思わず、苦笑しました。

 

まとめ

美人がオタクな趣味を持っていると、「もったいない」との言葉もあったりしますが、私はそうは思いません。

周りからの目線や意見を気にせずに、自分の好きなものをとことん突き詰めて楽しむRの姿は、とても魅力的だと思います。

 

その真っ直ぐな情熱こそが、彼女の美しさをより引き立てていると感じるのです。