32歳女性。パチンコ店のホールスタッフとして勤務。4年の交際を経て結婚。金銭感覚も女性関係も狂いに狂ったダメ男との結婚生活は8年目に突入。
趣味はイラストを描く事と漫画を読むこと、幸せな妄想をする事で毎日現実逃避中。
見出し
ダメ男と結婚してよかったこと
良かったこと1.自分がダメゆえに人のダメが気にならない
私自身、片付けや掃除など整理整頓が苦手で、家の掃除となると物をはじによせて、おしまいなんてこともしばしば。
「結婚したら旦那さんになる人には嫌がられるんだろうな。いつか直そう」と思っていたんですが、結局直せないまま結婚。
しかし、旦那はその上を行く片付けれない人でした。
片付けれないというよりは、「散らかしたまま生活できる」といったほうが的確かもしれません。
なので私が「今日も片付けれなかったな」なんて考えていても、仕事から帰ってきた旦那からすれば、朝の朝食を食べたあとが片付けられているだけで「おぉっ!」となるようでした。
散らかし担当の旦那にとっては私は十分できる妻なようで、グチグチ「汚い」といわれることを思えば、気楽に過ごせています。
良かったこと2.ポジティブすぎる
私は職場で嫌がらせを受けていた時期があり、あまりにも辛くて毎日夜になると家で泣いていました。
仕事に行きたくない、でも明日も明後日も行かなければならない。
そんな気持ちがうず巻いて心身ともに疲れきっていました。
それもこれも旦那が急に仕事を辞めてきたからでした。
マイペースな旦那はのんびりと就活。
家賃や光熱費、日々の食費を稼ぐために私がフルタイムで働いていたのです。
ある日、日課のように泣いている私に旦那は言いました「仕事辞めていいよ」と。
その言葉に涙は止まりました。
なんとかなると笑っている旦那を見ながら、「あなたがそれを言うの?」と思いましたが、正直心が晴れたような気分でした。
ダメ男と結婚して辛かったこと
辛かったこと1.旦那が断れない・拒絶できない
周りの人には「いい人」と言われしたわれている旦那。
そのため、悩みを相談されたり、頼みごとをされることもしばしば。
ただ悩みの相談にのるだけならいいのですが、旦那の場合は深いところまで関わってしまうのです。
旦那の小遣いは3万円。
お給料日の日に渡すのですが、あるときお給料日の翌日の夜に「お金がないからくれ」と言われました。
「昨日渡したばかりなのに」と問い詰めると会社の後輩が「奥さんに内緒で借金をしていて返済するお金を貸してほしい」と頼まれたとのことでした。
頼まれたら断れない性格が影響し、そのあとも同じようなことがなんどもありました。
小遣いがなくなれば、もう生活費からお金を渡すしかないので家計に大きく響いていました。
辛かったこと2.ひとりでいることができない
「心の傷はいつかは癒える」といいますが、私にはいまだ癒えない傷があります。
というのも旦那は極度の寂しがりでつねに「誰かといたい」という気持ちが強く、それも対象はすべて女性でした。
私が出産で入院していたときも、同窓会に出席するために実家に帰省しているときも、私が夜勤で働いているときも。
私が1日家を空けるときには必ず女性を家に招いていたのです。
そしていつも、そのこんせきを残したままにするのです。
どうせなら、私に気付かれないように証拠なんて始末しておいてほしかったのに、旦那はうっかりなのかわざとなのかいつも私にバレるのです。
そのつど、「もうしない」と言い、また同じことを繰り返します。
最初は「いつかはやめてくれるだろう」と信じていましたが、その思いはことごとく裏切られました。
その中で気付いたのは、旦那の中では浮気そのものが悪いこと、という感覚がないようで「遊びのひとつである」と思っているのだと感じました。
浮気されるたびに泣く私を見ても、「なんで泣くんだ?遊びなのに」と思っていたのでしょう。
「私に対する愛情がないから浮気を繰り返しているわけではなく、ただそのときの寂しい感情を埋めるための行為なのだと、だからこの人はずっと繰り返すのだ」と理解するまでの時間はとても辛いものでした。
まとめ
結局のところ、辛いことの方が多いダメ男との結婚生活ですが、それでもまだ続けていけているのは、たまに「良かったな」と感じるできごとがあること。
そして、私自身もダメ男をダメにしているダメ女なのでしょう。
他者から見れば、不幸な結婚生活に思えるダメ男との生活も、考え方を変えることができれば自分自身も強くなれるものです。