男性から猛アタックされ恋愛し結婚に至ったエピソード5編

ハート

50歳女性。自営業。友だちに誘われて、なにも考えずに参加したお見合いパーティーで知り合った男性から、激しいアプローチをされ続けるうちに彼を好きになり、恋愛関係にまで発展してついには結婚する。世間知らずだったがゆえに、起こった経緯での結婚話。

 

 

猛アタックされ恋愛し結婚したエピソード1.お見合いパーティーで出会った男性

お見合い

 

今ほど、まだ婚活という言葉が普及していない、25年ほども前の話です。

女友だちに誘われて、ホテルで開催されるお見合いパーティーに、参加することになりました。

 

相手の男性の収入や、勤務先がしっかりしていることで、とりあえず参加してみることにしました。

そのお見合いパーティーで出会った男性が、のちに私の人生を大きく変える人になりました。

 

お見合いパーティーに参加するのが、はじめてだった私は、勝手がわからず部屋のすみに立っていました。

すると、声をかけてきてくれた、ちょっと年上っぽい男性が彼でした。

 

その場の雰囲気で、いろいろな話はしたものの、お見合いとか結婚などのワードが出ると話をそらすのが大変でした。

彼は、私を気に入ってくれたようで、カップリングのときには、私のところに来てくれたのです。

 

結婚を考えていない現状、お受けするわけにもいかなかったので、その場はお断りしました。

 

猛アタックされ恋愛し結婚したエピソード2.最寄り駅で待っている男性

駅

 

パーティーに参加して、一週間後くらいから、帰る時間に彼と駅でよく会うようになりました。

はじめの1、2度は、偶然かと思っていました。

 

しかし、退社時間をずらしたり、友人と食事をして帰宅するような日でも、駅にいるのです。

私を待ち伏せているということは、簡単に想像できました。

 

毎日、かならずいるというわけではありません。

それでも、週の半分は、駅で声をかけられるようになりました。

 

頻繁に会って、話しをするようになると、いない日が少し寂しく感じられてくるから不思議です。

 

 

猛アタックされ恋愛し結婚したエピソード3.バラの花束とメッセージ

花束

 

彼と知り合って数か月後の、私の誕生日のことです。

出会いが、お見合いパーティーということもあり、誕生日の話をした記憶はうっすらとありました。

 

当日は、仕事も休みだったので、日ごろなかなか手が回らない場所の掃除をして、すごしていました。

すると、突然、玄関のチャイムが鳴りました。

 

誰かと、約束をしていたわけではありません。

玄関を開けると、そこに立っていたのは、花束を抱えた花屋さんでした。

 

「結婚を前提に付き合ってください」そんなメッセージカードが付いた、年齢の数の赤いバラの花束。

「本当に、こんなことする人がいるんだな」と思いながらも、ちょっとうれしかったのです。

 

実際のところ、玄関に立っていたのが、彼だったらたぶん引いていたかもしれません。

花屋さんだったから、良かったのです。

 

とりあえず、お礼の電話をすることにしました。

お礼の電話をすると、食事に誘われ、夜会うことになりました。

 

これが、彼との最初のデートということになりました。

 

猛アタックされ恋愛し結婚したエピソード4.アプローチは続く

会社

 

誕生日のデート以降、彼が駅で待っている頻度が上がりました。

そして、「会社が休みの日には、どこかへ行こう」と、誘いの言葉が頻繁に出てくるようになりました。

 

食事に行ったとはいえ、一度だけです。

彼とお付き合いをするかどうかなど、まだ考えてもいません。

 

急激に誘ってくる彼に対して、驚きを隠せませんでした。

休みの日の誘いを断っていると、次は仕事終わりのデートへ移行。

 

最終的には、会社の前で待っているという日もありました。

今のように、携帯電話が普及していない時代だったから、とにかく連絡を取る手段は少なかったのです。

 

結局、私も、誘いのすべてを断るわけでもなく、映画に行ったり食事に行ったりしていました。

そうこうしてるうちに、だんだん彼とすごす時間は増えていきました。

 

猛アタックされ恋愛し結婚したエピソード5.恋愛そして結婚

結婚式

 

それまで、男性からちやほやされたことのない私。

誕生日に、年齢の数の花束をもらったり、駅や会社で帰りを待たれたり。

 

そこまでしてもらう価値が、自分にあるのかと考えはじめました。

はじめて出会ってから、1年がたつころには、彼のことを好きになりはじめていました。

 

そして、出会って2度目の誕生日に、バラの花束についていた「結婚してください」の言葉に、お返事をしました。

2年目の花束を届けてくれたのは、やっぱりお花屋さんで、彼はそわそわ家で待っていたのだそうです。

 

今の世ならば、さまざまな点で問題があるような、アプローチです。

でも、当時の私には、大事にされている感覚が強かったです。

 

まとめ

異性からの猛烈なアプローチは、場合によっては、恐怖さえ感じます。

相手の人の良さで、カバーできる範囲もあるのかもしれません。

 

なんとも思っていない相手だとしても、アプローチされているうちに、まんざらでもなくなります。

私は、結局は結婚までしてしまった。

 

簡単に攻略された経験談でした。