なんでよ!なかなか妊娠しないで辛かったが妊娠できたエピソード6編

辛そうにしている女性

30代女性。

苦労の末、妊娠することができ、念願の我が子を出産した。

 

子育てで、忙しい毎日を送っていながらも、子どもがいる幸せを噛みしめている。

趣味は、映画鑑賞。

 

 

苦労の末、やっと妊娠できたエピソード1.妊娠できない

クリニック

 

私が結婚したのは、27歳になったときでした。

相手は、23歳のころから付き合っていた、1歳年上の彼です。

 

「子どもは、30歳までに、絶対2人は欲しい!!」と思っていた私。

なので、彼にも言って、少し焦らせていました。

しかし、思いのほか彼は焦っていなくて、自分のいいタイミングで、プロポーズをしてくれたのです。

 

正直、「今から子どもつくっても、30歳までに、2人はきついな……」と感じていました。

ですが、結婚できたことによって、心に余裕ができたのか、私の考えは少し変わったのです。

「まぁ、結婚もできたし、1人でも産めればいいや」と。

 

「子どもはすぐできる」

そう簡単に考えていましたが、ここからが地獄の日々でした。

 

結婚して、彼と生活をともにし、おたがいに「早く子どもが欲しい」と言っていた私たち。

しかし、4か月経っても、なかなか妊娠しない状態が続きます。

生理がくるたびに、「なんで?」という気持ちでいっぱいになっていました。

 

最初は、結婚や引っ越しをしたり、仕事が変わったりで、「環境の変化に、体が追い付いていないのかな」と思っていた私。

ですが、「さすがにもう家事にも慣れたし、新しい職場にも慣れたしな」と思っていました。

 

「もしかしたら、私か主人のどちらかに、問題があるのかもしれない」

そう思い、不妊で有名な病院に2人で行くことに。

 

有名な病院なので、県外からの来院の方もたくさんきていて、びっくりしました。

それと同時に、「それだけ有名なら、問題があっても、すぐ解決しそう!」と思ったものです。

 

患者さんが多かったせいか、朝10時に病院に着いたのに、診察室に入ったのは13時。

心が折れそうになりながらも、「子どもができない原因がわかるかもしれない!」と、疲れは表に出さないようにしていました。

 

いざ診察へ。

子宮のなかを診て、卵巣も診て、卵管造影もし、体はクタクタ。

 

主人も精子の検査が終わっていて、先生に夫婦で呼ばれます。

すると、先生からは「二人とも問題ないですよ」と言われ、愕然としました。

 

問題がないのは、いいことなのです。

ですが、「それならばなぜ妊娠しない? 問題があれば、解決に向かう道ができたのに」と、不安に思いました。

 

苦労の末、やっと妊娠できたエピソード2.病院に対する不満

困っている女性

 

先生からは、「まだ若いんだから、焦らなくて大丈夫でしょう」と言われました。

今の時代、出産の年齢があがっているのは、テレビなどでも言われているので、知っていた私。

しかし、「遅い早いは、先生が決めることではないな」と思いました。

 

「もし、『28歳で若いから、まだなにも行動しなくてもいい』という気持ちで、検査を行わず、ずっと妊娠しなかったら……」

そう思うと、病院に腹が立ちましたね。

 

「高齢出産といわれる、35歳までに妊娠しなかったら、病院は親身になってくれるのか……」

そう思い、もう病院には行きたくありませんでした。

 

診察の終わり際に、先生はこう言います。

「卵管造影したから、半年間は着床しやすくなっている。半年間妊娠しなかったら、もう一度ここにきてください」と。

 

「4か月がすごく長く感じたのに、半年って」

私はそのように思っていましたが、主人は問題がないということに喜んでいる様子。

 

「あとはタイミングだね」と、明るく話しかけてくれたので、同じように明るく振る舞いました。

ですが、私の不安な気持ちは、全然晴れていなかったです。

 

苦労の末、やっと妊娠できたエピソード3.友人の妊娠

携帯電話を頻繁に利用する女性

 

そこからの半年間、仲のよい友だち2人が妊娠しました。

「なんでうちだけ、子どもができないんだろう……」と、悲しい気持でいっぱいになりましたね。

友だちがSNSにあげる子どもネタが、すごくうっとうしく思い、自然と連絡を取らなくなっていました。

 

基礎体温も順調だし、卵管造影もしたし、夫婦仲も良好。

正直、「打つ手なし」という状態でした。

 

 

苦労の末、やっと妊娠できたエピソード4.カウンセリングを受ける

座り込む女性

 

そんななか、漢方で有名な薬局が、実家の近所にあるのを思い出し、電話をして、カウンセリングを受けてみることにしました。

カウンセリングでは、このように言われたのです。

 

「子宮は赤ちゃんのベッド。だから、そこが冷えていると、赤ちゃんも寝にくいからやってこない」

「あなたは大丈夫だよ」

 

カウンセリングの際に言われたことで、この2つがすごく印象に残っています。

赤ちゃんのために、できることがわからなかった私は、とりあえず温めることからはじめました。

 

「仙骨の辺りに、貼るカイロを毎日貼る」「お風呂は、面倒でもちゃんと湯船につかる」

「味噌汁を毎日飲む」「腹巻を毎日巻く」

 

この4つは、必ずやるようにしましたね。

それでも、なかなか妊娠の兆候が見られません。

「またあの病院に行かないと、だめなんだろうな」と思っていました。

 

苦労の末、やっと妊娠できたエピソード5.陽性の結果が出る

喜ぶ女性

 

そんななか、生理が1週間遅れるという、いつもと違うことが起きました。

妊娠検査薬を買おうか迷いましたが、陰性の結果を見るのが怖くて、買いに行くことができなかったです。

そして、また生理がはじまってしまい、一人で泣くことしかできませんでしたね。

 

その翌月、「今月生理がきたら、病院」という、悪魔の半年間が終わろうとしていました。

なので、主人にも「今月は病院だから、仕事休み取ってね」と、あらかじめ伝えた私。

 

そして、生理予定日。

「前回が1週間も遅れたから、今回も遅れるだろう」と思っていました。

 

案の定、1週間生理がこない結果に落胆しますが、陰性が怖くて、妊娠検査薬は買えなかったです。

しかも、主人は出張中で家にいない状態。

「あと3日生理がこなかったら、妊娠検査薬を買おう!!」と、心に決めて1人の夜を過ごしたのです。

 

生理予定日から10日後、仕事帰りに妊娠検査薬を買いに行きました。

そして次の日の朝、検査薬を試すと……。なんと「陽性」の反応が。

 

とりあえず携帯で写真を撮り、次の日は会社を休んで、産婦人科へ行きました。

 

苦労の末、やっと妊娠できたエピソード6.陽性でも、妊娠はお預け

祈る女性

 

病院でエコー検査を行いましたが、先生からはこう言われたのです。

「まだ胎嚢は見えないから、妊娠は確定できない。なので、1週間後にまたきてください」と。

 

でも、気持ちは妊娠していたので、出張から帰ってきた主人を迎えに行って、「妊娠したかも」と、一言だけ伝えました。

主人は、泣いて喜んでくれましたね。

 

「でも、まだ確定じゃないから、1週間後にもう一回産婦人科に行ってくる」

そう言い、二人で「絶対できてる!!」と、念を込めたのです。

 

まとめ

そして1週間後、胎嚢の確認が取れて、妊娠確定!!

悪魔の半年間から、一気に解放されました。

 

今は順調にお腹のなかで育っていて、もうすぐ7カ月になろうとしています。

まだ、男の子か女の子かは分かっていませんが、どちらでもいいので、元気に産まれてきてくれることだけを祈っている私たち。

 

生まれてきてくれた子どもと、一緒に遊ぶのが楽しみです。