半年も妊娠しないから病院で検査。不妊症だったエピソード5編

苦痛に感じる女性

44歳主婦。

42歳でやっと結婚ができ、結婚が決まった瞬間から、妊活をはじめた。

 

ブライダルチェックも行ったが、43歳になっても妊娠できない。

さすがに不安になり、不妊専門病院に行くことにしました。

 

不妊専門病院に通って、もうすぐ2年になるが、いまだに、妊娠にはいたっていない。

 

 

不妊症だったエピソード1.結婚したのが42歳

病院

 

結婚したのが、42歳であったため、年齢的には確率が下がることになります。

しかし、毎月生理は順調にきていたので、「いつか妊娠できる」と信じていました。

 

年齢的なことがあったので、結婚する前に、ブライダルチェックを受けていた私。

そこでは異常なしとのことで、チェック内容は病院で用意されたものですが、なんの疑いも持っていませんでした。

 

無事、結婚式も終え、夫婦生活も、毎月ちゃんと行っていた私たち。

しかし、妊娠にはいたらなかったのです。

 

43歳を迎えるころ、さすがに焦り、不妊専門病院に行くことを決意しました。

 

不妊症だったエピソード2.不妊専門病院に通って判明したこと

病院

 

私の住んでいる地域から病院まで、高速込みで、2時間以上かかる道のり。

ですが、後に「行って良かった」と思える、結果がもらえたのです。

 

まず、初診で行う検査は、卵巣年齢(どのくらい卵子が残っているか)の検査・性病に、感染していないかどうか調べるもの。

血液検査で、すぐには結果が出ないので、出直します。

 

そして、結果を聞きに行ったときのこと。

先生から、卵巣年齢(47歳)・クラミジア感染が「陽性」だということを聞かされたのです。

 

私は思わぬ結果に、驚きましたね。

卵巣年齢は4歳も上で、ブライダルチェックを受診したにも関わらず、性病に感染していたのです。

 

性病に感染していると、妊娠しにくくなるため、そこの治療からはじまりました。

まずは、投薬を1週間。

 

そして、感染症が陰性になってから、次の検査に進みます。

次は卵管造影検査です。

卵管(排卵された卵子が子宮に向かう通り道)に詰まりや癒着があると、受精卵が子宮に到達できません。

 

その検査は無麻酔で行うため、強烈な痛みでした。

おまけに私はかなり管が細いらしく、用意していたカテーテルでは太すぎて、検査の最中に交換することに。

癒着やつまりはなかったようですが、かなりの細さでした。

 

この検査は、いつでもできるワケではありません。

生理終了から排卵の間に、行わなければならないのです。

 

最初の3つの検査で、2周期を使っていました。

そして、やっと男性の精液検査です。

結果は良好。

 

つまり、不妊の原因は私にあったということです。

 

 

不妊症だったエピソード3.体外受精に進む

思いふける女性

 

卵巣年齢から見ても、実年齢より、卵子は衰えている訳です。

先生はすぐに、体外受精にステップアップすることを勧めました。

 

もちろん、私は、先生に勧められた通りに決断。

ですが、体外受精に進むには、夫婦揃ってセミナーに参加しなければならないようです。

 

1か月に1回行われるセミナーが、タイミングよく開催されれば、早く進めるのですが……。

どうやら、そうもいかないようです。

 

なんとか次の月にセミナーを受け、はじめての体外受精まで進めたのは、治療に通いはじめてから、5か月目のこと。

はじめての体外受精で、正常卵子が1個採卵でき、無事受精。

結果、移植まで進むことができました。

 

「よかった。妊娠できるかも」と、期待の気持ちでいっぱいになる私。

しかし、妊娠には至らず。

 

費用は250,000円ほどでした。

ですが、県への申請をすれば、6回までは、ある程度返ってくると聞いた私。

なので、「6回のうちに、妊娠にいたればいいな」と、まだ軽く考えていたのです。

 

不妊症だったエピソード4.卵子の老化

落ち込む女性

 

体外受精まで進めたことは良かったのですが、受精した段階のグレードという、ランクづけがあることを知りませんでした。

私の受精卵は、下から数えたほうが早い位置にあったのです。

ネットで調べると、妊娠率はほぼゼロに近いそうで……。

 

完全に勉強不足でした。

ですが、とりあえず、次に進めたのは嬉しかったです。

 

このグレードは卵子の質によるものなので、正常とはいえ、質はよくなかったのでしょう。

次の周期、続けて体外受精に挑みました。

 

結果は空胞。

採卵はしたものの、核がない状態でした。

これは、年齢問わず、ありえることですが、費用が130,000円ほどかかったので、ショックでしたね。

 

採卵できなくても、できたときと同じように、卵胞を育てるための誘発剤を前回も使用しているため、卵巣機能が弱るのだそうです。

 

不妊症だったエピソード5.なかなか思うように進まない治療

医師の説明を受ける女性

 

空胞に終わった次の周期は、誘発剤は使えません。

「自然でもいいから、タイミング法で挑みたい」と思って、病院へ行きました。

ところが、ホルモン値がおかしいとのことで(FSH値が高すぎる)、リセットし、次の生理を待つことに。

 

ここで薬を処方され、飲まなければならなくなりました。

不妊治療は生理周期1回につき、1度しかチャンスがないため、時間はどんどん過ぎていきます。

 

その後、体外受精に挑み、1個の卵子が採卵でき、受精させました。

ですが、3PN(女性核1、男性核2)という、異常受精になってしまったのです。

 

これも移植まで進めませんでした。

卵子の質が悪く、精子が2匹受精してしまったとのこと。

 

こうなると、残る手段は、顕微授精ということになります。

これを経験してからは、卵子をムダにしたくなかったので、顕微授精にチャレンジすることにしたのです。

 

まとめ

この約2年の間で、移植まで進めたのは3回だけ。

間に人工授精4回、排卵してしまっていた3回など、なかなか思うように治療が進みません。

もちろん、いまだに妊娠にいたっておらず……。

 

卵子の老化を止めてくれる、ミトコアサプリや葉酸サプリも飲んでいます。

不妊治療は精神的・経済的に大変ですが、まだ諦めずにチャレンジするつもりです。