私の身近にいた、皮肉屋の強烈なエピソード3つ

落胆している女性

28歳、女性、会社員です。
嫌味を言う人には出会ったことがありましたが、社会人になり嫌味や皮肉を強烈に浴びせまくる同僚に出会い衝撃を受けた私。
どこから湧き出てくるのかと思うほどの皮肉のオンパレードにある意味才能だと感じつつも皮肉オーラを避けるがために距離を置いている今日この頃です。

 

 

私の身近にいた皮肉屋の強烈エピソード1.「いい車だね」は褒め言葉ではない

3台の車

 

私の同僚R子。

彼女を交えた同僚たちの会話で、乗っている車の話になりました。

私が当時乗っていた車はトヨタの黒色のヴィッツでした。

 

「ヴィッツに乗っているよ。コンパクトだから走りやすいし燃費もいいんだ」と話をした私。

それを聞いたR子は「ヴィッツいいよね。小回り効きそうだしね。なんといっても女の子らしいところがいいよね」と言いました。

「運転しやすいからおすすめだよ」と答えた私。

 

すると、R子は「そうだね。走りやすい車っていいよね。運転があんまり上手ではない人にはぴったりな車なんだろうね。運転が下手な人に大きな車運転してほしくないもんね。何色のヴィッツに乗っているの?」と聞いてきました。

私はなんだか嫌な物言いをするな、と思いながらも「黒色だよ」と答えると。

 

「黒ってカラスっぽい色の車だよね。空飛ぶカラス。なんで黒なの。ヴィッツに乗って女の子らしさをアッピールしたいなら黒に乗らないでしょ。もっと明るい色に乗らないとね。っていうか、黒色の車ってやっぱり高級車のイメージだよね。ヴィッツに黒はないよ。カラスっぽい」

と言いながらクスッと笑っていました。

 

一緒に会話をする同僚はなにも言葉を発することもできず。

R子のひとり舞台状態です。

 

そして黒色ヴィッツに乗る私に対して「いつか黒色の高級車に乗れるくらいになるといいね」という強烈な皮肉を言って、締めの言葉となりました。

ちなみに強烈な皮肉を言い放ったR子の車、そのとき、自分からは言いませんでしたが、まわりに回って聞いた話ではピンク色の軽自動車だそうです。

ピンク色はたしかに女性らいいかもしれませんが、軽自動車も小回りが利いて運転がうまくない人にはぴったりなのでは、と同僚たちと感じてしまったのは言うまでもありません。

 

私の身近にいた皮肉屋の強烈エピソード2.「ステキな人に出会えてよかったね」は共感でも喜びでもなにもない

赤いバラ

 

同僚が結婚をすることになりました。

私たち同僚は結婚の報告を受け、そして結婚式へ招待をしてもらいました。

どんな同僚の婚約祝いをすることになったときの皮肉屋R子のエピソードです。

 

20代後半ともなってくると、結婚をする友人や同僚が少しずつ出てくるものです。

結婚という幸せをつかんで、一歩一歩進んでいく姿がほほえましく、そしてうらやましいとも感じ、そして少しだけ焦りを感じるのは女性として致し方ありません。

 

そんな婚約お祝い会の中でR子はこの会の主役である結婚が決まった同僚に対して、「ステキな男性に出会えて本当によかったね。結婚だなんて幸せだよね」と言いました。

その言葉に対して素直に喜びと感謝の気持ちを伝えた同僚。

 

すると、R子は、「いつも思うのは人間は顔じゃないってことなの。どんなにきれいな人でも結婚ができるわけじゃないのよね」。

「なぜ結婚できるのっていうような顔の人っているじゃない。まあ世の中でいう不細工っていう人。そういう人を見るとやっぱり人間って顔じゃないって思うのよ」

 

さらってすごいことを言い出すR子に、その場は静まり返るようでした。

R子がその空気をようやく感じ取ったのか

「決してあなた(婚約中の同僚)のことを言っているのじゃないのよ。一般論っていうか、でも顔作りがきれいではない人ほど結婚が早いなって私は思うの」

 

この空気を換えようともしないフォローのしようがない発言をわざと繰り返すR子。

どう考えても自分よりも格下と見ていた同僚が先に結婚が決まって、幸せになることが許せないと思い、幸せオーラをまとっている彼女に、皮肉オーラをまき散らしているとしか感じられない雰囲気です。

 

そして幸せいっぱいの同僚に対して「ステキな男性ほど浮気はするものよ。だってステキなんだから女性はよりどりみどりでしょ。そんなステキな人に選んでもらったんだから、浮気ぐらい許してあげないと離婚しちゃうよ。って縁起でもないこと言っちゃった。お幸せにね」

と皮肉の言葉で締めくくったR子。

どうにか幸せオーラをひきはがしてやろうとする根性が丸見えで、そしてここまで皮肉れるって、ある意味才能かもと感じたエピソードです。

 

 

私の身近にいた皮肉屋の強烈エピソード3.「仕事ができる人なんだね」の裏に隠された言葉

仕事熱心

 

派遣社員として入社をした少しだけ年齢が上の女性。

非常に礼儀が正しく仕事ができます。

仕事のスピードはさることながら、正確さも素晴らしく、上司をはじめ同僚みな感心をしていました。

 

やはり前職での経験や、今までの社会人経験、礼儀作法が仕事に対して生かされているのだな、と私は関心をしました。

そして彼女のようにもっともっと仕事ができるようになりたいと思いました。

 

そんなある日、同僚やその派遣社員の女性を交えて雑談を楽しんでいました。

「派遣社員にしておくにはもったいないくらい仕事ができますよね。正確だし早いし。私ももっと仕事ができるように見習っていこうっと」と言う私。

派遣社員さんは「いろいろ失敗をして経験をしたからこそ今があるんですよ。見習うだなんてとんでもない」と言いました。

 

そこで登場発言をしたR子。

「本当に仕事ができますよね。憧れちゃう。いろいろ経験してきているんですね。まあ、私よりも年上のお姉さんだから当たり前かな」

「仕事ができる人って、プライベートはだらしないって人多いですよね。片づけられなくて部屋の中が汚かったり、男性との関係がだらしなかったり、たとえば浮気とか」

 

仕事できるって褒めたあとに、蹴落とすようにプライベートがだらしないって、ものすごい皮肉を言うR子。

自分より仕事ができる、しかも派遣社員さんということが認められないご様子。

 

R子の言葉に派遣社員さんは「仕事もプライベートも充実されることが大切なんでしょうね。どんなことに対しても、真摯な姿勢をもつっていうのが私のポリシーですよ」

と、大人の返しをしました。

 

「ポリシーってやっぱり年上のお姉さんの言うことは違う。年を重ねているだけに人生経験豊富って感じします。ポリシーって私もなにか言っておこう。仕事ができるっぽくなりそうだし。まあ、正社員ではない派遣社員さんですけどね」

皮肉の上に皮肉を込めるあたりが強烈すぎました。

皮肉屋強烈すぎるエピソードです。

 

そして失礼極まりない言葉に彼女とは距離を置きました。

 

まとめ

自分より格下と感じている人が「上」となる状態が許せず強烈な皮肉を連発します。

そんな人は「人の不幸は蜜の味」なのでしょう。

しかし、心から幸せを感じることはなかなかないだろうな、と感じる私の身近にいた皮肉屋強烈エピソードです。