32歳男性。某大手企業で営業や事務を経験したのち、現在は資格取得にはげみながら、フリーライターとしても活動中。企業に在職していたころは、営業成績はそれなりに全国レベルで名を残し。年数は浅いものの、バイトや後輩の指導や育成を担当させてもらうなど、さまざまな分野を担当した経験あり。
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とんでもなく使えないバイトのエピソード1.機転がきかない
ある日、お客様から「引っ越しをしたので、登録の住所をかえてください」と、いう電話がかかってきました。
通常は契約を確認し、新しい住所を聞いて、そのまま変更をするという簡単な作業なのです。
お客様は、出先から慌てて電話をしてきたようで、新しい住所を忘れしてしまったとのことでした。
その時点で、機転をきかせて対応すればいいものの、バイトの人があわてて相談にきました。
「登録の住所を変更したいようですが、新しい住所がわからないんですって!」と。
私は「私に聞かれても、私もその人の住所知りませんよ。」と、思ってしまいました。
そうも言えないので、「改めて電話をしてもらうか、住所の変更用紙を送ってあげたらいいんじゃないですか?」と伝えました。
「それを提案してみます!」と、席に戻っていきました。
ちょっと心配だったので、様子を見ていると、住所の変更用紙を送るという話で進んでいるようです。
住所変更の用紙の送付先として、また新しい住所を聞いていました。
思わず、「だから、それがわからないって言ってるでしょ!」と、突っ込んでしまいました。
前の住所に送っても、転送されることを確認し、引っ越し前の住所に書類を送って解決しました。
本当に、機転がきかず、5分で終わる電話になぜこんなに苦戦するのか。
その人の思考回路が、よくわかりませんでした。
とんでもなく使えないバイトのエピソード2.聞かなくてもわかることを聞いてくる
私の会社は、毎朝「今日も一日頑張りましょう」と、いった意味合いで、一斉メールを送信しています。
そのメールは、定型文言があります。
しかし、一部だけは毎日違う文章を書き、読んでもらえるように、工夫をしながら運営をしていました。
そのバイトの人の仕事は、社員からメールを受け取って、定型文言の上に貼り付けて全員に送る、単純な作業です。
その仕事を教えたのは、働きだして3ヶ月ほどたったときだったと思います。
「この作業を毎日したらいいですね?」
「はい、お願いします。」
そのあと、作業をしていると思ったら、あわてて私のほうにかけ寄ってきて一言。
「このメール、バイトのかたにも送りますか?!」
「はい、お願いします。」
冷静に返事しました。
心の中では、「あなたも毎日、メールマガジンを受け取ってるでしょう!」と、ため息が出ました。
とんでもなく使えないバイトのエピソード3.一番大切なところをもらす
ある日、東京の部署と大阪の部署で会議をすることになりました。
「それぞれの会議室をおさえてほしい」と、頼んだときの話です。
「東京と、大阪でテレビ会議をする予定なので、大阪20人、東京15人は入れる会議室をそれぞれ確保してください」と、お願いしました。
人数などに間違いがあっては困るため、メモに「大阪:20人、東京:15人、日程:~」と箇条書きにして渡しました。
「会議室確保できました!」と連絡を受け、「どこの会議室?」と聞くと、まさかの返事が返ってきました。
テレビ会議ができない会議室でした。
ちゃんと一覧表に「テレビ会議可/不可」と書いてあるのに、なぜ間違えるのか。
そして、東京と大阪、テレビでつながれていない会議室に、集まってどうやって会議するのか。
イライラを通り越してあきれてしまいました。
とんでもなく使えないバイトのエピソード4.話の最初のほうを忘れている
私は、仕事を教える際、断片的な業務を教えるのではなく、全体の流れを教えます。
そして、どこの部分をその人に担当してもらうのか、ということを伝えるように意識しています。
一連の流れを知っているだけで、自分の中での工夫が出てきたり、作業をするときにもやりやすかったりすると思うからです。
でも、その新人の場合は、違いました。
いろいろと説明したあとに、「書類を送るためのデータづくりと、そのまま転送をしてもらいたいと思います。」と伝えました。
すると、一言「この書類を送るというのは、なぜ送るんですか?」と。
思わず、「だから、電話で要望があった書類を送るんですってば」と、言ってしまいました。
5分程の説明のなかで、最初に説明した大前提を忘れてしまうのでしょう。
私には理解ができませんでした。
まとめ
今回、紹介したことはごく一部ですが、このように「使えないなあ」と感じるバイトが多いです。
おそらく、雑用の意味や根本を理解していないことが原因でしょう。
「結局、自分でやったほうがストレスフリーだし早いわ」と、感じてしまいますね。