44歳、女性、仕事は親の会社手伝いをしていました。このころは学生時代の友達とよく遊んでいました。
しかし、後遺症の残る事件により退社しました。療養をしながら過ごし、数年前に結婚。現在はアニメとゲームが好きな普通の専業主婦です。
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ナルシストな女の強烈エピソード1.自分をモデルだと思いこんでいる
中学の同級生の話です。
彼女は、思い込みが激しくて、周りが引いていることにも気付かない人でした。
自分の世界感が強いのか、基本的には自分しか見えていないのです。
自分の姿が映るものがあれば、どんな人ごみのであろうと、立ち止まりポーズを決めます。
「こんなところで立ち止まったら、迷惑だからやめようよ」と言っても、「何が悪いの?!」と逆ギレされます。
本人は「自分は、モデルと同じレベルだ」と思っていたようですし、周りにもそう話していました。
たしかに、細身なのですが、背の高さは私と変わらない156cmです。
モデルとは程遠いのですが、なぜかやたらと自信に満ち溢れていました。
私は、そんなナルシスト女と一緒に歩くだけで、本当に恥ずかしかったです。
ナルシストな女の強烈エピソード2.ナンパしてこない男性に怒鳴る
数人で、買い物に行く約束をし、待ち合わせをしました。
ナルシストな彼女は、2時間も前から集合場所に来ていたそうです。
どうやら、なん人からナンパされるのか数えたかったらしいです。
しかし、残念なことに、一度も声を掛けられなかったんです。
私が集合場所に着いたときなに、やたらと騒ぎになっていたので、近づくと輪の中心には彼女と二人組みの男性がいました。
そして、なんと彼女が男性の胸元を掴んで怒鳴っていました。
そこには、他の友達もいたのですが、半泣きの状態で彼女を男性たちから引き離そうとしているじゃないですか。
「なにがあったの!?」と聞いてみると、「すぐ近くに私がいるのに、ナンパをしてこないのは失礼だし、男として情けない!根性がない!」と怒っていました。
もうすでに、意味不明な言動でしたが、とにかく男性たちから引き離し、謝りながらタクシーに無理やり乗せました。
さすがに、ナルシストをこじらせすぎて。狂っていると思いました。
ナルシストな女の強烈エピソード3.まさかのAV
彼女はほんとうに、自分に自信がある人です。
ある日、電話をかけてきて「私AVにスカウトされたよ、うらやましい?これから有名になって、芸能界で売れちゃう」とまくしたてながら笑っていました。
さすがにスカウトされたからといっても、出演はしないだろうと思っていたのですが、出演したんです。
そのビデオをなぜか、女の私が買わされたのですが、観ることもなく捨ててしまいました。
そのあとも、何本かの作品に出たようですが、まったく売れていないようでした。
ですが、そんな現実を受け入れる彼女ではなく、自分で作品を借金してまで買い、周りに配っていました。
いったい、なにがそうさせるのか、私には理解できません。
ナルシストな女の強烈エピソード4.友達の結婚式をぶち壊す
共通の友達が結婚することになり、結婚式に参列することになりました。
結婚の準備を少し手伝っていたのですが、その友達には「あの子だけは知らせないで欲しい」と頼まれていました。
たしかに、結婚式で花嫁よりも目立とうとするナルシスト女なので、根回しをしっかりとして内緒にしていました。
しかし、どこからか情報を聞きつけ、当日に彼女が式場に現れました。
そして、彼女は新郎を誘惑しようとしはじめたのです。
「私のほうが綺麗でしょ?私にしなよ、美人妻のほうが自慢できるでしょ?」とか「アドレスと番号教えてよ、私と結婚したほうが幸せになれるよ」なんて。
私たちが、止めようが怒ろうが、彼女はやめませんでした。
これがキッカケで、彼女とは距離を置くことになりました。
まさか、ほんとうに、友達の旦那にモーションをかけるなんて思いませんでした。
これは、さすがに友達ではいられないですよね。
ナルシストな女の強烈エピソード5.友やめを受け入れない
結婚式のことがあってからは、ほとんどの人が彼女と距離をおきました。
しかし、やはり彼女のプライドがそれを許さなかったようです。
「私みたいな美人の友達を手放すとか、気はたしかなの?」や、「私と友達でいれば男が寄ってくるんだよ?自慢の友達でしょ?」なんていろんなところで言っていました。
しかし、あたりまえですが、相手にする人はいませんでした。
その結果、結婚した友達に逆恨み。
なんと、会社の帰り道で待ち伏せして、新婚の友達をカッターで切り付けたのです。
友達は、とっさに避け、近くにいた人が助けてくれたそうです。
幸い、傷はうっすら残る程度ですみましたが、恐怖心からしばらく外を歩けなくなってしまいました。
被害届を出すことや、訴えることも「仕返しが怖いから」と言ってしませんでした。
ナルシストな女の強烈エピソード6.ひとりの世界
彼女は、精神を病んでしまい、いまは幻想のなかで生きています。
でも、彼女が話す内容から、幸せなんだと思います。
彼女のなかでは、毎日、何人もの男性から告白をされていたり、送られたプレゼントで床が見えないほどだと言います。
彼女の部屋の壁は、鏡で囲われていて、自分を磨き続けることを「運命なんだ」と思っているのです。
今は、ひとりの世界で幸せに暮らしています。
まとめ
私の息子もナルシストなほうですが、この彼女ほどこじらせてはいません。
若いころは、ただのナルシストだった彼女が、いつのまにか病的なナルシストになってしまいました。
「私の息子が、こうなってしまったらどうしよう」と思うことがあります。
ほんとうに怖いです。