49歳女性。
特別なスキルもなく、大学中退しました。
告白人数は2桁だが、失念。
正式交際は、4人ほどです。
16歳から交際依頼が途切れず、それは現時点まで続く。
夫がいて、子どもは男の子が2人。
趣味は、書き物。
モテるが、とくに美人ではありません。
そういう方面で評価されたのは、大学で行われるミスキャンパスの出演依頼がきかけたときだけ。
見出し
「モテるのが辛い」と感じたエピソード1.交際を求める男性が絶えないので、自分で相手をじっくりと選べない
私は、今に至るまで、一度も男性と縁が切れたことがありません。
「今に至るまで」とはいっても、高校1年生の冬休みに、はじめて同級生から告白されてから、現在までのことですが。
交際を申し込んでくる相手は総じて、非常に執拗かつ、嘘を駆使してきます。
なので結局、断るのが申しわけがない状況に追い込まれてしまって、交際に発展させてしまう私。
そして別れるときもこじれるので、その間に、不仲を嗅ぎつけたほかの男性から、またアプローチを受けるのです。
私はむしろ、自分から好きになった相手に価値を求めますので、このなし崩しの連鎖は辛かったですね。
「モテるのが辛い」と感じたエピソード2.交際した男性が、早々に結婚を考えはじめる
私自身には、結婚願望はありません。
「交際という過程も、結婚に必ず行く着くわけではない」
そんな考えを持っているのですが、つきあった男性はほぼ1年以内に、結婚を求めます。
理由は、「家庭的だから」ということらしいのですが……。
実際に、いま結婚生活をしているパートナーからは、日々、こうなじられています。
「こんなにきつい性格だとは、思わなかった」と。
だから、「家庭的」という評価が非常に的はずれであり、「そこに合わせろ」という暗黙のプレッシャーをきつく感じていたのです。
「モテるのが辛い」と感じたエピソード3.交際中に理不尽におとしめられる
今となっては少し理解できますが、私の交際相手にはある特徴があって……。
交際を迫るときは非常に情熱的でも、半年も経つと、細かいことを挙げ連ねて、私を非難するようになるのです。
具体的には、「服装の趣味が悪い」、「気が利かない」、「性格に難あり」など。
そう言われ、評価基準がわからないまま、自信をなくして、別れを切り出します。
すると、今度は「そんなことは気にしなくていいんだよ」と、交際続行を望まれる始末。
「どういう心理なのか」と、ずっと謎でしたが、結婚して子どもが生まれ、精神的に安定してから、気づいたことがありました。
それは、「彼らはみな、プライドは高いけど、内実は粗末な人間だった」ということです。
だから、私を釣り合うレベルにするために、おとしめる必要があったのでしょう。
そのため、いまでも男性を見ると、侮蔑の感情が湧いてしまいます。
「モテるのが辛い」と感じたエピソード4.結婚をしたのに、効果がない
子どもがまだ2歳ほどのころ、連日のように知らない男性から、電話がかかってきたことがあります。
電話の内容は、「いまから遊びに行ってもいいか? 自宅は知ってるから」というもので、頻繁に誘われた期間がありました。
警察に相談しても、「電話に出なければいいでしょう」的な対応。
なので、当時は、子どもを公園に遊びに連れていくのが、非常に怖かったですね。
また、商業施設の駐車場などで、一人でいるときに、背後から声をかけられた経験も複数あります。
通常、ナンパするような場所ではないと思うのですが……。
なぜ、目をつけられるのか、いまだにわかりません。
そういう相手には、即座に「結婚してますから」と、やんわり断る私。
しかし、そう言っても、彼らは、食い下がるように、関係を求めてきます。
「ちょっとだけでいいから、お茶を」「じゃあせめて、メール交換だけでも」「僕の住所と電話番号を預けます」と。
そのせいで、化粧をして外に出ることが、苦痛で仕方ないのです。
「モテるのが辛い」と感じたエピソード5.図々しい痴漢の被害に遭う
声をかけられるようなことはあっても、痴漢自体は多くありません。
それに、成人女性の多くが被害に遭っている実態をかんがみると、「特別、自分が対象にされやすい」とは、思わないのです。
ですが、私が遭遇した痴漢には、周囲の情報と照らしても、しつこくて図々しい印象があります。
とくに記憶に残っているのが、まだ独身だった時代に、恋人と日帰り入浴施設に行ったときのこと。
大きな施設で、専用の浴衣の貸し出しや休憩室の充実しています。
丸一日滞在することが可能なタイプの、アミューズメントでした。
そこで遊び疲れた私は、恋人とともに、休憩室で、仮眠を取ることにしたんです。
休憩室は、フルフラットのリクライニングシートが、フロアいっぱいに並べられた形状。
シートとシートの間は、40センチぐらいの間隔が開いており、私は彼の隣の席に横たわりました。
痴漢にあったのは、寝入ってすぐのころだと思います。
恋人と、私をはさんで逆方向のシートに寝ている40代ぐらいの男性が、私のシートに過剰に近づいていたんですね。
でも最初は、「たんに寝相の悪い人」だと思ったんです。
だから、取り立てて避けるでもなく、また寝かけたんですが……。
それからすぐに、その男性が、私の体に触れてきました。
びっくりして飛び起きて、慌てて恋人のほうに逃げたんです。
「きっと、すぐに逃げ出すだろう」
私の感覚では、私が恋人連れであると知ったその40代男性は、そうすると思っていました。
しかし、男性は逃げずに、ずっと私を睨みつけているのです。
「痴漢に失敗したのが、そんなに恨めしかったのかな」
そのせいで、恋人を起こして、大騒ぎするのもためらってしまい……。
男性が刃物でも取り出しそうな雰囲気だったので、黙って恋人のシートにもぐりこんで、震えていました。
40代男性は、驚いたことに、さらに私の背後のシートに移動してきます。
しかし、恋人がちょうど目を覚ましたので、すっといなくなりました。
また、共通一次試験を受けているときのこと。
後ろの席の男性受験者が、不自然な格好で膝を突きだし、私のお尻をずっと触ってきた経験があります。
試験中は、後ろを振り向けないので、非常に困りました。
私にとって痴漢は、軽犯罪の域を超えている犯罪です。
「モテるのが辛い」と感じたエピソード6.ネット上ですら、トラブルメーカーにされる
私はとくに、容姿に優れているわけではありません。
しかし、現実世界で声をかけてくる男性たちは、ほぼつきあい0の状態、つまり、見かけだけで判断して、私に近づいてきます。
だから、あるときに思いついたんです。
「容姿が見えない状況でなら、私を中身だけで、判断してくれる人がいるんじゃないか」と。
そして遅まきながら、33歳にして、ネットコミュニティの世界に入りました。
男女が入り乱れるオープンなチャット上で、趣味のことを語り合う。
最初は非常に新鮮で、楽しかったのです。
ですが、3ヶ月もしないうちに、私がチャットに入ると、競うように入室してくる男性たちが出ました。
「毎日のように顔を出していたので、目立ったのかな」
そのときは思っただけでしたが、彼らの言動に、ある特徴が見えはじめてきます。
うまく隠してはいましたが、「会いたい」という本音が、透けて見えてくるようになったのです。
そしてさらに、そういう事態に「気をつけてね」と忠告をしてくれる、下心ありの男性も入り乱れてしまい……。
最後は収拾がつかなくなり、チャット自体が崩壊しました。
いまも、ネットコミュニティには参加していますが、不本意ながら「目立たないように」と、心がけている私です。
まとめ
容姿が特別いいわけではないのに、男性から以上にモテる私。
男性にモテることは、羨ましいことかもしれませんが、私はそうは思いません。
「男性からは、ほどほどにモテる程度でいい」
そう思っている私です。