37歳女性。
現在は所有している薬剤師資格を活用し、ドラッグストアでの調剤担当として、働いています。
22歳のときに、当時の同級生と結婚し、翌年には子どもを出産しますが……。
元主人との間の生活の不一致などから、26歳のときにはじめての離婚することに。
以後、仕事と家庭を両立しながら、男の子を育てるシングルマザーとして活動中。
見出し
「モテすぎるのは大変」と感じたエピソード1.バイト先で突然告白され、辞めても続く災難
人並み以上のルックスやスタイルを評価してもらえること自体は、私自身も女なので、すごく嬉しい点だったりします。
ただ、「外見がいいから、必ずしもすべての面でいい」というわけではありません。
むしろ、辛いことのほうが多いんですよね。
そのうえで、はじめてアルバイトをはじめた高校時代から、何度辛い経験をしてきた私。
私はとにかく、一目惚れされてしまいやすいのです。
とくに、接客系のアルバイトほど、大変で……。
同僚さんだけでなく、来店される男性からも突然告白されたり、交際を求められることが多かったです。
なかには、一回断っても、しつこく交際を求めてくる男性もいたりしました。
当時は、さすがに、恐怖を覚えましたね。
あるバイト先で、レジ担当の仕事をしていたときのこと。
今まで、お客さんとして見たことがある男性から、突然「これを読んでください」と、手紙を渡されたんです。
同じ時間帯に入っていた同僚さんからは、「ラブレター? やったね!」とか言われるんですけどね。
正直、好きでもない知らない男性からラブレターをもらって、嬉しい人なんていないですよね?
案の定、中身はラブレター。
相手の方のルックスとか関係なく、知らない人といきなり付き合うほど、軽いタイプでもなかった私。
なので、丁重にお断りして、手紙も返したんです。
ところが、きちんと断ったにもかかわらず、それから1ヶ月も経たないうちに、また手紙を渡されました。
内容も、以前よりもさらにエスカレートした内容で、読んでいて、「怖い」と思ったくらい。
さすがに不安感を覚えたこともあり、両親に相談したところ、アルバイトを辞めることになりました。
ただ、私は決して、裕福な家庭ではありません。
「自分のお小遣いは、自分で稼ぎたい」
そう思っていたので、それからしばらくたったのち、再び働きはじめることにしました。
今度は、自宅から近い場所のお店で、店員のアルバイトとして働くことに。
すると、働き出して1週間後には、例の男性がまたお客さんとして、訪問してきたんです。
そして、その次に来店したときには、またラブレターを渡され……。
おまけに、中身を見ると、そこには驚きの内容が。
「急に辞めたのでビックリしました。でもまた出会えて嬉しいです、運命かも?」
そう書かれていて、背筋がスーッと寒くなりましたね。
結局、このことがきっかけになり、しばらく、アルバイトを中断しました。
ルックスだけで、もてはやされることには、実はこういった怖いできごとがあるのです。
まだ、年齢的にもしっかりしていないころの私にとって、本当に辛いできごとでした。
「モテすぎるのは大変」と感じたエピソード2.親友の彼氏にまで、告白されてしまう
これは、大学生のころの話です。
当時、大学の同じゼミ仲間のなかに、親友といっても過言ではないほど、仲が良かったA子という同級生がいました。
A子には、大学入学のころから、交際をはじめた彼氏がいます。
A子経由で、話を聞いていても分かるくらいに、ラブラブの関係。
いつも彼氏の話をするたびに、笑顔で嬉しそうに話す彼女の表情を見ていて、同じ女として、羨ましく感じてしまうほどでした。
ところが、そのA子の彼氏さんと、彼女を交えて、3人で会う機会があったときのこと。
それが、辛い経験のはじまりとなるのです。
A子と彼女の彼氏と私、3人でとある映画を見に行く約束をしていたので、待ち合わせ場所に行った私。
すでに、A子と彼女の彼氏さんが待ってくれていました。
はじめて会う彼氏さんだったので、私も丁寧にご挨拶。
すると、彼氏さんはちょっと浮ついたような表情と行動で、返答してくれていました。
今振り返ると、すでにこのときから、彼氏さんの言動に、思い当たる節があったんですよね。
その後、一緒に映画を楽しんだあと、昼食をとるためにカフェへ。
着席したあと、各々注文をし、提供された食事を食べます。その後、A子が私と彼氏さんにそれぞれ断ったあと、お手洗いのために離席しました。
すると、A子がお手洗いに入ったのを確認した途端、A子の彼氏さんの態度が急変。
やたらと馴れ馴れしい感じで、私のことを根掘り葉掘り尋ねてきたのです。
親友の彼氏さんなので、さすがに無碍に扱うこともできません。
そのため、質問に対して笑いながら、受け答えしつつ、回答していたのです。
しかし、彼からの質問の大半が、「彼氏がいるの?」、「俺のことどう思う?」というようなものばかり。
自分の彼女の親友に対して、聞くことではありませんよね。
この時点で、さすがに鈍感な私も、「嫌な予感」がしてきます。
しかし、「気のせいかもしれない」ということもあり、とりあえずはスルーすることに。
A子がお手洗いから戻ってきたあと、A子と彼氏さんはそのままデートに行くとのことで、そこで私は別れました。
すると、その日の晩、私の携帯宛に知らない番号から着信が。
最初は「誰だろう?」と不思議に思いつつも、電話を取った私。
すると、聞こえてきた声は、今日聞いたばかりで聞き慣れている、A子の彼氏でした。
一度会ったとはいえ、初対面の私に対して、いきなり理もなく電話をかけてくるA子の彼氏。
そのような関係で、連絡してきたこと自体、ありえないのですが……。
そもそも、「なぜ、教えてもいない私の番号を知ってるの?」と、疑問に思わずにはいられなかったのです。
なので、A子の彼氏に、そのことを尋ねてみた私。
すると、A子の彼氏は、こう言いだしました。
「A子の携帯電話を勝手にのぞき見して、番号を調べた」と。
この瞬間、思わず「こわっ」と思ってしまった私。
そんな私の心の声を知ってか知らずか、A子の彼氏はお構いなしに、こう言ってきます。
「○○ちゃんの声が聴きたかった」「やっぱり、見た目と同じで、声も可愛いよね」などと。
挙げ句の果てには、「今日はじめて会ってみて、一目惚れしちゃったかも」とか言ってきたのです。
彼女の親友に言うべきことではない発言が、ぽんぽん飛び出してきます。
「自分の彼女の親友に、なにを言ってるのか、理解してるんですか? A子に失礼なので、もうかけてこないでください」
この時点で、きっぱりとそう伝えて、私は彼の電話を切りました。
ところが、まったく私の言葉を理解できていないのか、そのあともすぐに電話がかかってきます。
結局、出ずに放置していると、4回ほど着信と切断を繰り返したあとには、電話はかかってこないように。
けど、それで終わりというわけではなくて……。
その後も繰り返し、不定期な感じで、A子の彼氏から電話がかかってくるようになりました。
正直、勝手に一目惚れされて、好きになられることをここまで辛いと感じたのは、久しぶりでしたね。
ただ、A子は親友で、決して傷つけたくはなかったので、A子にこの事実を伝えることはできませんでした。
結局、彼氏の番号を着信拒否に登録して、無視することに。
それを境に、直接的にアプローチされることは、なんとか防げたんです。
ただ、1つだけ心残りだったのが、その後に、A子から言われたこの言葉。
「○○と3人で映画に行った日から、なんとなく彼氏が冷たくなったんだよね」
「私のことを、ほったらかしにするようになった気がする」
さらに、それから3ヶ月ほど経ったころのこと。
あれだけ彼氏さんのことが大好きだったA子から、「彼氏さんと別れた」という報告を受けました。
自分がモテやすいことで、自分だけでなく、親友の幸せを台なしにするきっかけをつくってしまった私。
今でも、罪悪感を感じています。
「モテすぎるのは大変」と感じたエピソード3.結婚しているのに交際を同時に求められる
私が20代中盤のころ、結婚して家庭をもっていた私。
ですが、空いた時間を利用し、短時間のパートタイマーとして、働いていた時期がありました。
そのときにも、モテすぎるというか、男性から好かれやすい点が災いして、辛い経験をしたことがあるのです。
パートタイマーとして働いていた職場に、ある2人の正社員の男性がいました。
その二人から、同時に交際を求められてしまったんです。
当然ですけど、私はパートタイマーとして働く段階で、職場に対し、結婚していることをちゃんと伝えています。
それに、直属の上司の方を通じて、同じ職場の人にも、結婚しているということはちゃんと伝わっていました。
にも関わらず、既婚者である私に対して、2人の男性が別々に交際を申し込んできたんです。
世のなかには、結婚していて家庭を持っていても、「不倫」という形で、交際する人もたくさんいらっしゃいます。
既婚者の恋愛自体は、私も否定するつもりはまったくありません。
ただし、私自身は当時、少なくとも主人のことをちゃんと愛していました。
そもそも、まず不倫なんて、やってはいけない行為です。
勇気を出して、交際に誘ってくれた男性に対しては、ちゃんと既婚であることを理由に、交際をお断り。
ところが、男性は、一度でも好きになってしまうと、盲目になるのでしょうかね。
きちんとお断りしたにもかかわらず、それでもなんとか自分と交際させようと、諦めずに努力してきます。
さすがに、これには私も不安というか、辛さを感じてしまったくらい。
最初のうちは、当事者同士で、ちゃんと穏便に済ませたかった私。
なので、断ってもそれでも交際を求めてくる男性に対して、はっきり伝えていました。
「ごめんなさい、無理です」と。
しかし、それでも、仕事中にも、しきりにアプローチしてくる男性。
また、仕事後に飲みなどにしつこく誘ってくるので、あまりのしつこさに、仕事が手に着かなくなってしまいました。
最終的には、最後の手段として、本当はあまり使いたくなかった方法をとることに。
上司の方に相談して、上司経由で、もう誘わないよう、きつく指摘してもらったのです。
さすがに、上司から直接言われると、相手の方も諦めざるをえなかったようですね。
しかし、それでも、ことあるごとに、妙に馴れ馴れしくされることも。
今思い出しても、あまり後味のいいできごとではなかったです。
まとめ
一般的に異性にモテることは、羨ましがられることです。
ただ、私の場合は、それが異常すぎて、本当に困っています。
最近では、「普通の容姿に生まれたかったな」と、思いはじめてきました。