元旦那からのDVから逃げるために、風俗の世界へ。
自立し、離婚できたが、出会い系で知り合った人と再婚。
ですが、風俗のときのお客さんがネットストーカーになり、いろいろな嫌がらせをしてきて、何度も離婚の危機に追いやられた。
そんななか、困難に何度も向き合い、乗り越えていく。
見出し
風俗嬢が離婚の危機に陥ったエピソード1.自ら人生を変えた
私は、元風俗嬢です。
前の旦那からのDVから逃げるために、その世界に飛び込みました。
2年半ほど、働きましたね。
はじめは怖かったし、緊張もしてました。
しかし、お客さんからチヤホヤされて、調子に乗っていた時期もあり、すぐにNo.1にかけあがれた私。
好きなだけ服も買えるし、ネイルもマツエクもたびたび通い、部屋も借りることができるように。
その結果、ようやく、当時の旦那と離婚することができました。
1人で頑張っていましたが、仕事が段々、苦痛に思いはじめたころのこと。
「痩身エステサロンの店長をやらないか」
仕事の声がかかったので、風俗の仕事は月に2回ほど出勤して、あとは休みなく、痩身エステサロンで働いていました。
風俗嬢が離婚の危機に陥ったエピソード2.出会い系からの恋愛
通勤途中にふと、スマホをいじっていたら、出会い系のサイトがあり、半信半疑で登録してみました。
何人かピックアップして、やり取りしていくうちに、「会いたい」と思える人ができて、久しぶりの休みの日に、二人で会うことに。
夜も遅かったので、港に連れて行ってもらい、いろんな話をしました。
おたがい、離婚経験があったこともあり、「仕事の話」や、「将来どうしたいか」など、語り合った私たち。
その後、カラオケに行き、十何年ぶりのオールナイトを満喫しました。
「この人と、もっと一緒にいたい」
そう思った私は、彼の家に泊まることに。
その際、彼が「付き合おう」と言ってくれました。
それが今の旦那です。
風俗嬢が離婚の危機に陥ったエピソード3.プロポーズ
ある日、彼が熱を出してしまったときのこと。
私は、会社を休ませ、家にある市販の風邪薬を飲ませます。
その後、私は仕事に行きました。
終わってから、急いで帰って、彼の熱を計ると、39度まであがっています。
なので、「次の日に病院へ行こう」と話してる最中に、彼は痙攣を起こし、倒れました。
私は「意識朦朧としてる彼が死んじゃうのじゃないか」と思い、泣きながら、彼のほっぺたを叩いていましたね。
「救急車を呼ぼう」
そう思ったときに、彼の意識が戻り、泣いてる私を抱きしめて、「大丈夫だよ」と言います。
すぐに布団まで彼を連れて行き、体を拭いてあげて、着替えさせ、水分とらせて、寝させました。
次の日も会社を休ませ、病院に連れて行き、「熱痙攣だろう」と言われたので、点滴をしてもらうことに。
私は、彼が点滴してる間、そばにずっといました。
ようやく熱も下がり、彼が会社にも行き出した、ある日のこと。
「ここまでしてくれる人に出会ったのは、はじめてだよ。もう手放したくない。だから結婚して欲しい」
彼から、こう言われたのです。
私は、なんのためらいもなく、うなずきました。
こうして、「幸せな家庭が築ける」と思い、再婚したのです。
風俗嬢が離婚の危機に陥ったエピソード4.バレた私の仕事
旦那の両親からも祝福されて、幸せな日々を送っていました。
ですが、ある日夜中に私のスマホを見たらしく、風俗の仕事をしてることがばれてしまい、彼が泣いてしまったのです。
それでも、実家に仕送りや、私の借金まで背負わすのが嫌だったので、黙って月に2回、出勤していました。
しかし、結婚してからは行くのが億劫になり、これを機に行かないように。
でも、お店はなかなか辞めさせてくれず、辞められたのは半年後ぐらいでした。
それから、私たちの甘い新婚生活が、崩れはじめたのです。
風俗嬢が離婚の危機に陥ったエピソード5.ネットストーカー
2チャンネルというのは、風俗の世界には付き物です。
私への批判や炎上は、店を辞めてからもありました。
私の家の住所を書き込まれたり、電話番号も書き込まれたり、新しい仕事先の情報を書き込まれたり……など。
外に出るときも、常に周りを気にしていました。
ある日、いつもマメにLINEしてくれる旦那が、突然、連絡をしてこないようになったのです。
何度も電話をしましたが、連絡に出ず、心配していました。
夜帰ってきて、旦那が突然、こう言ってきたのです。
「朝始発の電車に、客と名乗る男が隣に座ってきて、その客との接客中の録音を聞かされた」と。
その際、「お前じゃ、こいつは無理だ」と言われたそうで……。
カッとなり、その男の胸ぐらを掴み、髪の毛をむしったそうです。
その男性は、どうやってか、旦那のスマホのクローンをつくったようで……。
旦那の職場仲間全員に、私が風俗で働いているときの写真をLINEで送りつけたり。
会社にも、写真を送りつけたりなどの、破裂な行動を起こしてきました。
私は警察に行き、すべてを話します。
しかし、まったく動いてはくれず、旦那とも、ギクシャクした関係になりはじめました。
風俗嬢が離婚の危機に陥ったエピソード6.引っ越ししてから
警察に相談しても、友人に相談しても、「それは旦那じゃないのか」と疑われていました。
なぜなら、私には思い当たる人物がいないからです。
でも、私は旦那を信じていました。
なぜなら、なんのために、そんな自演をするのか理解できないからです。
離婚したいなら、とっくに言っているでしょう。
それ以来、旦那は会社を辞めて、地方に引っ越しをしました。
それからは2チャンネルに書かれることもなく、平和に暮らしています。
前に携帯番号を2人とも変えましたが、すぐにばれてしまい、おたがいに電話をかけられないよう、遠隔操作をされたこともありました。
しかし、旦那の新しい職場の人のなかに、詳しい人がいたのが幸いでしたね。
ロックを解除してくれてからは、そのようなこともなくなりました。
まとめ
ネットストーカーから、なにもされなくなって、半年が経とうとしています。
でも、また関西に戻ることになったので、少し不安です。
ただ、不思議なのが、私の前のスマホが、行方不明になったときのこと。
私のスマホが、旦那の車のダッシュボードに入っていたらしいのです。
しかも、初期化状態になっていました。
旦那は、「俺じゃない」の一点張り。
「もしかして、私が風俗を黙ってしていたことへの、復讐なのではないか」
最近、そう思いはじめています。