33歳女性。
不動産系の企業で働いています。
24歳で、学生時代から交際した相手と結婚するも、30歳でまさかの離婚。
現在は独身だが、そろそろ、2回目の結婚も考え中です。
インテリアと植物をこよなく愛し、部屋の模様替えを趣味とする。
見出し
夫への愛情が急に冷めて離婚したエピソード1.夫とのなれそめ
夫は、大学の同級生でした。
在学時代から交際を開始し、付き合って3年目に結婚。
24才だったため、周りよりは早い結婚でしたが、付き合いも長かったため、とくに不安はありませんでした。
結婚にいたるまでも、とても順調で、両家の家族も友人も祝福してくれる、暖かい結婚だったと思います。
結婚後も大変仲がよく、二人ともお酒が好きなので、よく飲みにいったりもしていました。
子どもはおたがいに欲しいと思っていましたが、まだ若かった私。
なので、「当分は、二人だけの時間をつくろう」という話になりました。
私はパート程度にのんびり働き、その合間に、趣味や友だちとの時間をエンジョイ。
かなり羨ましがられる生活を送っていたと思います。
ですが、今考えると、こう思わずにはいられません。
「結婚したばかりの幸せムードの間に、子どもができていれば、違った結末だったのかな」と。
夫への愛情が急に冷めて離婚したエピソード2.冷めはじめるきっかけ
まさか離婚するだなんて、夢にも思っていないぐらい、夫婦生活は順調でしたが、ただ一点だけ問題がありました。
ありきたりかもしれませんが、レスです。
もともとお付き合いしていたころから、性欲が薄いタイプだった彼は、性行為に関して、少し驚くぐらい淡泊な人でした。
週に1回もあればいいほうで、何週間も性行為なしなんてことも、しばしば。
私自身もとくに、気にしていなかったつもりでした。
しかし、性行為をしない期間はどんどん開いていき、しまいには数か月もしていない状態に。
そのころから、夫を異性というよりは、友だちのように見ていることに気づいた私。
逆に、性行為をすること自体が、憂鬱な気分へと変わってしまったのです。
とはいえ、家庭は円満そのもの。
なので、そういったことはできるだけ考えないように、毎日を楽しく暮らすことだけを考えていました。
夫への愛情が急に冷めて離婚したエピソード3.冷めていることがはっきりした瞬間
そうした日々を過ごしているうちに、パート先の飲食店で、少し気になる人ができました(仮にA君とします)。
A君はフリーターで、自分より5歳も若い男の子。
第一印象は「なんだか暗くて感じの悪い子だな」と、むしろマイナスの気持ちでした。
ところが、毎日忙しく働いているうちに、だんだんとA君と話すのが楽しくなっていることに気が付いたのです。
シフトをいつもチェックして、A君とシフトが同じ日には少しオシャレをしたり、身だしなみに気を使っている自分がいました。
そんな気持ちは久しぶりだったので、私は嬉しく感じていたと思います。
そんな気持ちに気付いたまま家に帰り、夫に会ったときに、夫がいることにうんざりしたのです。
今までは「考えないように」、「円満に行くように」と、見てみないフリをしていた私。
ですが、久しぶりの恋する気持ちを思い出したことで、「やはり、夫への愛情はもうないのだ」と、改めて分かったのです。
夫への愛情が急に冷めて離婚したエピソード4.冷めてから、離婚を決意するまで
とはいっても、すぐに離婚を考えたわけではありません。
A君と上手くいく可能性も低いし、現実的に考えて、「離婚をする」という選択が、自分の人生にあるとは思わなかったのです。
「すこし夢をみているぐらいで、またいつか夫とは立て直せる」と思っていました。
ところが、事態が急変。
A君に告白されてしまったのです。
「ダメだダメだ」と思いながらも、気持ちを抑えることができず、ついには体の関係も持ってしまった私。
なにより、「恋をして、愛し愛されることは、こんなにも幸せなものだったのか」と、思い出してしまったのです。
これはいろいろなことを諦めていた私には、大きすぎるほどのできごとになります。
A君は若いうえにフリーターで、「本気になったところで、自分が幸せになれるわけない」とは分かっていました。
ただその一方で、私はこのように思いはじめたのです。
「こんなにも好きな人ができるのなら、この先どうなっても、夫とは別れるべきではないか」と。
A君の出現で、夫への恋愛感情の欠如をはっきりと理解して、受け止めることができました。
夫への愛情が急に冷めて離婚したエピソード5.離婚までのみちのり
そこから私の行動は早く、すぐに夫に話をしました。
そんなそぶりをまったく見せていなかったので、夫はとても驚いていましたね。
もちろん、反対をされました。
理由は細かくは伝えませんでしたが、時間をかけてこのように話したのです。
「性行為がつらかったこと」
「その期間が長すぎて、男として見れなくなったこと」
「今後、子どもをつくるにしても、性行為をすることが耐えられないこと」
もちろん、おたがいに人として相手を好きな気持ちがあるので、何度も泣いては、考え直したりもしました。
けれど、やはり私の根底にある、「夫のことをもう愛していない」という気持ちが変わることはなかったです。
その固い意志を理解した夫は、最終的に了承。
最後まで喧嘩になることもなく、金銭面でもめることもなく、離婚することとなりました。
まとめ
「離婚をしたことが、本当に間違っていなかったのか」
あれから3年たちますが、いまだに分からないままでいます。
「愛情」が原因の離婚というのは、暴力や金銭面が原因の離婚よりも、決断するのが何倍も難しいです。
「次に再婚する機会があれば、よく考えてから結婚をしよう」と思っています。