・年齢 26歳
・性別 女
・職業 英会話講師
・タスクのテーマ(タイトル)に関連する経歴などの情報
26歳女性。英会話講師として勤務。24歳の時に結婚し、実家を離れ横浜に住む。夫がうつ病だと診断され、3ヶ月ほど悩まされる。頓服薬と睡眠薬に頼りながらなんとか 乗り越える。症状は次第に良くなり、気分のアップダウンもあるが現在の症状は良好である。
・ライフスタイル(趣味等)
海外ドラマ、映画鑑賞。料理と編み物にはまる。現在妊娠中のため、育児について勉強中。
うつ病の夫が浮気していて辛かったこと1.頼りにされていたのは私ではなかったこと
私には結婚してもうすぐ1年になる夫がいます。
夫は昔からキャパシティがとても小さく、かなりネガティブで、少しのことですぐに悩んでしまいます。
悩みの原因は仕事にありました。
彼の仕事は営業で、繁忙期と閑散期の差がとても激しくて、繁忙期になると体重は毎年5キロほど減り、ガリガリになってしまいます。
業務と時間、相手先からのクレームの対応に追われてなにも喉を通らなくなるそうです。
食欲もなくなりますし、活力もまったくなくなるので、休みの日でも家から出ず、24時間寝続けることは少なくありませんでした。
私の性格はどちらかというと楽観的で、あまり物事を深く考えないので、励まそうとなんども試みましたが、なかなかうまくいきませんでした。
ただ私ができることは彼のそばにいて、「もう少し楽に考えてみよう」と言うことしかできませんでした。
症状は悪化する一方で、突然泣きはじめたり、壁を殴ったり、奇声を発したり、しまいには「死にたい」というようになりました。
話をしようとしても、目の焦点が合っていなくて、もしかしたら精神的に危ないと感じ、病院へ行かせたら、「うつ病」だと診断されました。
ただ、ひたすら症状は悪化する毎日で、私も耐えきれなくなってきてしまったので、少しお互いの時間が必要だと思い、私は実家に帰りました。
1週間ほど離れて生活をして、私は友人と家族と楽しい日々を送っていました。
その間、彼がなにをしていて、どこにいるのかもわからないくらいほとんど連絡を取り合いませんでした。
繁忙期が終わり、仕事も落ち着いてきたころ、彼の症状は少しずつですが落ち着いてきました。
ご飯も量は少ないですが、食べられるようになり、元気を取り戻してきました。
ただ私が気になったことは、なぜ私がいない間にこんなに元気になったのか、でした。
不信に思った私は彼が寝ている間にこっそりの携帯を見てしまいました。
そうすると、以前から仲良くしていた会社の女後輩と、とても仲よさそうにメールをしていました。
もちろん私と一緒にいる間も、実家に帰っている間も連絡を取り合っているようでした。
内容は仕事の愚痴、悩み相談がほとんどでしたが、「うちにくる?」など二人でこっそり会っているメールを発見してしまいました。
私が知らない間に頻繁に相手の家に行き、一緒に過ごしていたようです。
もちろん本人には、携帯を見たことも、女後輩について聞けるわけありませんでした。
今よりもさらに症状が悪化してしまっては困ると思いましたし、タイミングは今ではないと思ったからです。
そのときに思ったことは、私よりも彼の気持ちを理解してなぐさめることができる女性がいたことがとてもショックでした。
うつ病だからと決めつけて気持ちが離れていった私に、浮気の原因があるのではないかと自分を責めました。
うつ病の夫が浮気していて辛かったこと2.本当にうつ病だったのかどうかわからなかったこと
女後輩とのメールを発見してから1ヶ月がたち、症状も落ち着いてきたころ、再度病院にうかがった方がいいか、専門医の先生に問い合わせをしました。
「本人が行きたいと思っているなら再度病院へ来て欲しい」と言われました。
私は、タイミングを見計らって、もし気持ちが少し落ち着いてきたのなら、病院に再度行ってみるのはどうかと提案しました。
そうすると「俺を病人扱いするな」と怒鳴られてしまい、さらに症状が悪化してしまいました。
もしも、あのときに病院に行くことを提案していなければ、このまま良くなるところを、またさらに悪化させてしまったことを、ひどく後悔しました。
それからは病院の話や、症状の話は一切しないように決めました。
閑散期に入るとだいぶ落ち着いてきましたが、それと同時に家に帰ってくる時間も少しずつ遅くなってきていました。
もちろん私は仕事だと思っていましたし、私も仕事をしていたので遅いことにはなにも気にかけていませんでした。
ある日、「ストレスがたまっているので、飲んでから帰りたい」と言われ、夜中に帰ってきたときがありました。
その日はかなりお酒を飲んでいたのか、とても酔っ払っていてすぐに寝てしまいました。
私はなにか怪しいと思い、また彼の携帯を見てしまいました。
すると、女後輩と二人で飲んでいたことが発覚しました。
場所はわかりませんが、飲み屋かもしれませんし、相手の家かもしれません。私は完全に浮気をしていると確信しました。
そこで思ったことは、もしも本当にうつ病だったら、浮気などできるのかということです。
「なにもやる気が出ない、脱力感がある、外に出たくない」と私に言っていたのにも関わらず、後輩とは出かけたり、楽しくお酒を飲んでいるので、言動と行動が矛盾していることに気がつきました。
私は我慢できなくなり、次の日に後輩とはどのような関係なのかを聞きました。
彼は驚いて、「ただの会社の仲のいい後輩だ」と言い通しました。
もちろん浮気なんてしていないと、私に伝えてきましたが、もう完全に嘘をついていることは分かりました。
今でも一緒にいますが、この件に関しては、うつ病だったからといって許せる行為ではありません。
まとめ
うつ病だと診断されたら、まずは自分もうつ病について知るが一番大切なのだと感じました。
だからといって油断してしまうと、うつ病をいいように使われてしまい、今度は自分が傷ついてしまうという結果になりかねません。
しっかりと相手の症状の変化に気づけるように常にアンテナを張り、通院もできるだけするようにしましょう。