28歳女性。事務職。うつ病で精神的に不安定な母を持ち、時間があるときは家事手伝いなどをしている。毎日の日課は母の話を聞くことで、父と一緒に母をポジティブにするべく日夜頑張っている。読書が大好きでストレス解消に寝る前は読書三昧の日々。
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うつ病患者をうざいと思ってしまった理由1.常にマイナス思考な発言を繰り返すから
うつ病患者の人は常にマイナス思考です。
私もポジティブとは言いがたい性格をしていますが、母はうつ病になってから、それとは比べ物にならないほどマイナス思考なのです。
考えてもどうしようもないような先のことを考えて、暗~くなるのです。
祖父母がちょっと体調を崩しただけで、「二人がいなくなったらどうしよう」と言い出したときにはびっくりしました。
これに数日かけて悩むのです。
こうやって考えてもどうにもならないマイナス思考な発言を繰り返されると、こっちまで暗くなります。
こういう話をえいえん聞かされるこっちの身にもなってほしいと思いました。
マイナス思考な発言はまわりの人をズーンと暗くさせるので、ずっと聞いていると正直「うざい」し、やめてほしいと思いますね。
うつ病患者をうざいと思ってしまった理由2.悪くないのに「ごめん」と言うから
うつ病患者の人は別にこちらが怒っているわけでもないのに、「ごめん」と言うこともよくあります。
私はふだんあまり家の手伝いはしないで、ほとんど母に頼りっきりです。
仕事があるので主婦の母に家のことを頼むのですが、うつ病になると家事もうまくできなくなるのです。
だから代わりに私が料理をつくったり、食器洗いをするのですが、そのときに「ありがとう」ではなくて、「ごめん」と言います。
これがうざいです。
私が欲しい言葉はそんな言葉ではありませんし、どちらかというと家のことを任せっきりな私が悪いはずなのです。
それなのに、家事を私がするたびに「ごめん」と言って落ち込んでしまう母に、「うざい」と思ってしまうのです。
なんだか逆に、こちらが責められているような気になることがあって、どうしてもイラついてしまいます。
怒ってるわけでもないのにごめんとは言われたくないのです。
うつ病患者をうざいと思ってしまった理由3.自分を心配してほしがるアピールがすごいから
うつ病患者の人は自分が重病人だとアピールすることもあります。
うつ病というのは精神的な病であるので、体に問題はあらわれません。
だからなんどもうつ病になっている母を見ている私はそこまで心配していないし、あまり真剣にとらえると、こちらも落ち込んでしまうので心配しないようにしているのです。
しかし、それが気に入らないのか母はよく自分がおかしいところをアピールしてきます。
冷蔵庫を小一時間開けっ放しで寝てしまったとか、お風呂に栓をせずにお湯を貯めてしまったなんて小さなことです。
「お母さんおかしいよね?」と言われるたびにうざいと思ってしまいます。
おそらく「大丈夫?」と心配してほしいのだと思います。
でもそれが透けてみえるところがイラっとしてしまうのです。
この心配してほしいアピールに、ついついうざいと思ってしまいます。
うつ病患者をうざいと思ってしまった理由4.アドバイスしても否定的意見を言ってくるから
うつ病患者の人はいろいろと悩みを話してくるくせに、ないかポジティブなアドバイスをすると、すごく否定的な意見を返してきます。
私も母をどうにかしないと、と思ったときに、話をきっちり聞いて、自分の一番いいと思ったアドバイスをしたことがあるのです。
すごく優しく言ったのに関わらず、「それができないから困ってるの」とか「あなたはなにも分かってない」と私の意見を全否定してきました。
これには私も「うざい」と思うほかなかったです。
せっかく一生懸命考えてアドバイスをしたというのに、すべて否定されてしまって言葉もありませんでした。
時間をかけて話を聞いて、いっぱい考えてアドバイスしたのに、こんな風に言われるとすごく傷つくし、腹が立って堪りませんでした。
うつ病患者をうざいと思ってしまった理由5.べたべたくっついてくるから
うつ病患者の人はさびしがりになります。
誰かといると落ち着くけど、一人になるとすごくさびしくなるようです。
このせいで異常にべたべたくっついてきたりして、そういうのが苦手な私はこたえましたね。
また私が仕事で家を出ようとしたときに「さびしい…」と言ってきたときは驚きました。
ずっと一緒にいることなんて無理なのに、無理なことを言ってくる母に「うざい」と思ってしまいました。
それを振り切って仕事に行く自分に罪悪感を感じるのです。
だからこそ、うざいと思ってしまうのかもしれないです。
うつ病患者をうざいと思ってしまった理由6.治ったと思ったらまた発症するから
うつ病患者の人はうつが治ってもまた再発症します。
私は母の一度目のうつ病のときは苦労しました。
苦労しただけに、治ったときのよろこびも、人一倍でした。
元通りの元気で明るくなった母を見て喜んでいたのですが、1年くらいたってまたうつ病になったのです。
一度治ったら、これで完全に完治すると思っていたので、ショックでした。
そしてうつ病になって、治ってとなんども繰り返す母を見ていて、3回目にうつ病になったときは「うざい」と思ってしまいました。
そんな自分の冷たい性格も嫌なのですが、どうしても「また鬱病かうざいな。もう勘弁して!」と思ってしまうのです。
まとめ
うつ病患者が身近にいると、ついその言動にイライラしてしまうことがあります。
でも実はその発言をどれほど受け流し、もしくは受け入れてあげるかということが大事です。
母の病を治すためにも「うざい」は禁句。
思ったとしても絶対に口にしないように気をつけています。