32歳女性。看護師として勤務。結婚前は比較的いい家で実家暮らし。勿論、核家族の為老年期の方との生活は初めて。最近、家では介護士として働いていると割り切った生活。気分転換は帰宅した主人と一緒に夕飯を食べる事。
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姑と同居していてイライラすること1.新婚感がない。
結婚して主人の実家に入りました。
主人の実家には主人を38歳のときに、産んだ母親がいました。
また、主人は私よりも12歳年上です。
そんなこともあり姑はおばあちゃんです。
一緒に暮らしはじめても帰宅するのは主人の実家です。
古く小さく汚い家は、新妻の私には不愉快でなりませんでした。
夕飯をつくろうとキッチンに立っても、殺風景で「いつ掃除したのだろう」と思うくらい薄暗い部屋です。
コンロも昔からの物で、かなり使い勝手が悪いです。
居間では姑が毎日、朝・夕の線香をたくのでその匂いがします。
新婚の家で線香の匂いがするなんて、げんなりするにもほどがあります。
夕飯ができても、一緒に食べるのは姑と二人です。
主人は帰宅が遅く、夜中になります。
一緒に夕飯をかこえるのは、主人が休みの日曜日だけでした。
姑とたわいない話をしますが、共通点がなさすぎて、話は途切れ途切れです。
見たいTVの趣味も合わず、会話も盛り上がらず、仕事からつかれて帰ってきてもウキウキする感じはまったくありませんでした。
仕事をして帰宅し夕飯をつくり、姑と一緒に食べ、すこし部屋の掃除をして、お風呂の準備をして姑が入ってから私もはいります。
たまに買い物を行くのも、姑の欲しい物を聞いてそれも一緒に買いにいきます。
尿漏れパッドを買ってきてと言われたときには、ショックでなりませんでした。
姑の家で暮らすようになって数週間で、私は家政婦かなにかになったのだろうかと思うようになりました。
姑と同居していてイライラすること2.変な気を遣われる。
それでも一緒に暮らしていました。
ある意味わりきっていました。
主人と一緒に夕飯が食べられなく、姑と同じ時間をすごすのがすこし嫌になり、主人と二人の部屋で主人の帰りを待つようにしました。
しかし、そのように伝えても、ご飯どきにおりて来ない私を呼びに来るようになりました。
本当に今はいらないと、かなりきつく言っても理解してもらえず、ご飯を食べないと体に悪いと言われました。
仕方がないのですこし姑と夕飯を食べて、残りを主人と食べるようにしました。
自分の思うように生活したいのに変なところで気をつかわれるので、さらにこちらが気を遣わなくてはならないことになりました。
主人から言ってもらっても姑は理解が出来ないようで、きっちり時間になると呼びにきていました。
洗濯物は自分の物だけはふれられたくないのに、乾いていると畳んでくれます。
雨がふっているからと言って、とりこんでくれます。
しかし、ベランダは日差しがあるので、土砂ぶりでもまったく濡れません。
そのままにしておいて欲しいのに、気をきかせて畳んだり、とりこんでくれたりするのです。
とくに下着なんかは、ふられたくないし相手もさわりたくない物だろうと思います。
そこで、自分たち夫婦だけの部屋に干していました。
昔の家なので、むだにサンルームはあります。
晴れの日でも帰宅は遅くなるので、サンルームに干していました。
すると、天気がよかったからとベランダに干すのです。
つまり、私たちがいないときに、自由に部屋に出入りしているのです。
主人の自室のときは、それでも良かったかもしれませんが、私がいるので部屋には入って欲しくありません。
洗濯物をベランダに干してあげるという気をつかうよりも、部屋に入らないという気をつかってほしかったです。
私がひそかに干していた洗濯物を、風がよく通るようにと干しなおしていました。
本当に自分のことは自分でできるので、洗濯物もさわらないでほしいと思いました。
姑と同居していてイライラすること3.介護をしてくれるよね、と言うプレッシャーが酷い。
姑は、私の実母よりもかなり年がいっています。
友だちの姑のなかでも、一番年よりです。
もう、おばあちゃんです。
まだ、介護はいりませんが、介護が必要になるのはもくぜんです。
乗っていた自転車にも乗らなくなったし、腰も痛いと料理をまったくしなくなりました。
週に2回はデイに行って、入浴介助をうけているので、家でお風呂に入らなくなりました。
どんどん、おばあちゃんになっています。
結婚したときに、近所に挨拶まわりに行きました。
はじめての結婚だったので「こんなものかな?」と思いながら仕事が休みだったので、朝から連れだされました。
となり近所、姑の友たち10軒くらいに挨拶です。
となり近所の方も、老年者がおおく、姑の友たちもおばあちゃんです。
皆シルバーカーを引いたりしています。
主人の結婚が遅かったこともあり、近所の方々は私を温かく迎えいれてくれました。
「これで安心だね」「オムツ換えて貰えるね」「料理も掃除も楽になるね」と言った言葉のオンパレードでした。
私は「介護スタッフか」とわが耳を疑いました。
帰宅して姑は、「さっきの人の言っていたことを、期待しているわけではないから仲良くやろうね」とフォローしてくれました。
その言葉を信じていましたが、年月を重ねることに私の負担はかなり大きくなってきました。
掃除、洗濯、料理、買い物は私の係です。
入浴はデイでしていますが、とうとう家のなかで杖をついて、歩かないといけない状態になりました。
外出や外食も、姑が移動できるところが第一優先です。
歩くときも、ずっと側で見守るのは私の役割です。
知らず知らず、介護をしています。
ある日突然、すべてのことができなくなるのではなく、徐々に私が代わりにすることがふえていき、気が付けば介護の真ん中にいます。
数年前の言葉は、なんだったんだろうと思います。
姑と同居していてイライラすること4.孫のお守をしたがるがなにもできない。
そんな環境でも子どもができました。
姑はかなり喜んでくれました。
主人には兄もいますが、兄は結婚しても子どもができなかったので、初孫になります。
姑は、死ぬまで孫は見られないかもしれないと思っていたようで、かなり嬉しいようです。
抱っこをさせてくれ、キスをしたいといろいろし放題です。
さすがに口にキスをしたときは、胸になにかつっかえるものはありました。
「虫歯がうつるかもしれないので、二度としないでください」と言いました。
抱っこはできません。
腕の力がないからです。
私がほとんど支えた状態で、孫を抱かせます。
姑は本当に、目を細めて喜んでくれます。
それは本当に嬉しかったです。
しかし、一緒に住んでいるのに名前がなかなか覚えられませんでした。
下手するときに、たまに間違えます。
こんなにも喜んでくれているのに、まったく違う名前をよぶのです。
決しボケているわけではありません。
不思議です。
「見といてあげるから、ゆっくりお風呂に入っておいで」と言われてすこし心配になりながらも入浴しました。
すると子どもがぎゃんぎゃん泣く声が聞こえるのです。
髪だけ洗ってあわてて出ました。
姑はあやしもせずに「今回はダメだったね」と言います。
運良く入浴しているあいだ泣かないときもありますが、基本的に泣いても、あやせないのでどうしようもありません。
こちらは気が気でない状態で入浴していますし、場合によってはもう一度入りなおしています。
それでも姑は孫と二人でいたいのか、姑として孫を見たいのか私に入浴をすすめます。
言っても聞かないので、子守をお願いしている状態です。
まとめ
姑と一緒に暮らすのは、それだけでも大変です。
それ以上に大変なのは、姑がかなり年よりのときです。
話しも合わないし、行動も遅いです。
今まで関わったことのない世代のかたですので、一緒に暮らしていてイライラします。
実家に住むのは間違いだったかな、と後悔しています。
新婚の友だちの話を聞いていると、本当に羨ましくてなりません。
もう1回やり直したいと言っても、家を出るわけには行きません。
姑と一緒に住む予定のかた、期間限定ではじめることをおすすめします。