シングルマザーの生活で苦しいと感じること4つ

36歳女性。現在は所有している、薬剤師資格を活用しドラッグストアでの調剤担当として勤務。22歳のときに、当時の同級生と結婚し翌年には子どもを出産。しかし、配偶者とのあいだの、生活の不一致などから26歳のときに離婚を経験。以後は、仕事と家庭を両立しながら、シングルマザーとして活動中。

 

 

生活で苦しいと感じること1.子どもの学校行事に定期参加がしづらい

学校

 

シングルマザーとして、仕事と育児、家事の両立を自分自身でしています。

そのなかで、1番辛かったのが、子どもの学校行事にすべて参加することが、むずかしいという点でした。

 

とくに、平日日中や放課後に行われる、三者面談や授業参観への参加が大変厳しかったです。

仕事を休むことができれば、無事に参加できるのです。

 

しかし、それ以外はほぼ大半の行事に参加できず、それが原因で親子げんかを頻繁にしていたこともありました。

母親としては、ほかの子のお母さんがちゃんと参加しているのに、自分が参加できないことへの後ろめたさはありました。

 

子どもも、寂しさを感じていたようでした。

 

生活で苦しいと感じること2.恋愛に消極的になってしまう

消極的

 

シングルマザーとして、生活していますが、素敵な異性と出会えれば、将来的には結婚もしたいと思うのは当然です。

やはり独身の女性と比べると、そう簡単に物ごとはすすみません。

 

いつも、子どものことを考えた行動を求められるからです。

なんどか、職場の男性などから交際を希望されたこともありました。

 

そのたびに、相手の男性がシングルマザーである自分と本当に付き合う気があるのかを疑ってしまいます。

「子持ちでもかまわない」と、言ってくれる人もいました。

 

しかし、子どもが相手を気にいらないことや、ふたりが合わないということもあります。

あるいは、母親が男性と恋愛することに対して、嫌悪感を抱いてしまう可能性もあります。

 

そんなことを考えていると、なかなか恋愛へ踏み出すことはできませんでした。

 

 

生活が苦しいと感じること3.家庭内のすべての負担が自分にかかってしまう

家計

 

父親と母親がいる家庭であれば、父親には父親の役割が、母親には母親の役割がそれぞれあります。

すべての作業をふたりで、共同作業しながら進めることができますが、シングルマザー世帯ではそうもいきません。

 

母親としてできることを頑張りながら、同時に父親の役割も私自身がこなさなければなりません。

その負担が、大きく苦しいと感じてしまうこともありました。

 

それに、どれだけ父親的な役割を担おうとしても、難しいこともたくさんありました。

男性目線から物ごとを考えるのは、本当に難しいです。

 

うちは男の子なので、思春期の微妙な変化や、男性へと変化していく際が難しかったです。

的確なアドバイスや、サポートをなかなかしてあげられなかったことを今も後悔しています。

 

生活が苦しいと感じること4.世間からの冷たい風あたりと固定観念

風当たり

 

目に見える苦しさではなく、肌でひしひしと感じてしまう苦しい要素の1つがこれです。

とくに、職場や子どもの同級生の親からの、なにげない言葉や行動にシングルマザーへの理解や偏見が多いと感じます。

 

たとえば、子どもの同級生家族との遠足やイベントが企画されたときです。

私に対して、その情報が伝わるのがかならず最後ということがありました。

 

仲良くさせてもらっているお母さんに聞いた話で、判明したことがあります。

親のあいだでは、私がシングルマザーで、仕事をしているのでイベントや行事には参加しないと思われていたのです。

 

一応、義理だてて最後に声をかけているとのことでした。

ある意味では、忙しくしている私に対する気づかいなのかもしれません。

 

子どもに関連する行事やイベントですから、できるだけ親としては参加したい私にとっては、大変ショックな事実でした。

職場でも、私に対する偏見のようなできごとが多々あります。

 

なかでも「○○さんはシングルマザーで子育ても大変だから、この仕事は無理なんじゃ」と、いった会話があります。

一見すると、気づかいや心配からかけてくださっている言葉さえも、苦しくなるのです。

 

1番辛かったのは、「父親の愛情がなくてかわいそう」と、いう言葉でした。

たしかに、シングルマザーという結果に至ってしまった事実は私にも責任があります。

 

ただ、子どもにはなにも責任がないにも関わらず、こういった言葉を投げかけられてしまうことは、本当に辛かったです。

母親なりに、精一杯の愛情と父親としての愛情もかけているつもりでした。

 

でも、まだまだ世間ではシングルマザーに対する偏見が強いと実感してしまった瞬間でした。

 

まとめ

シングルマザーとして、新たなスタートを切る女性が増加している昨今。

まだまだ、シングルマザーとその世帯に対する風あたりの強さは少なくありません。

 

こういった辛さや、苦しさを公表することで、シングルマザー世帯に対する理解がより進むことを期待しています。