35歳女性、年収2,000,000円代、ときに2,000,000円以下で生活している。
でも周りは、中流家庭ばかりで、ギャップに苦しむ毎日。
「貧乏人が、人生を楽しく過ごすことは簡単ではない」と悟った。
今は、周りに流されない生き方を構築しているところ。
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貧乏の専業主婦で苦労したエピソード1.住居にありつくまでも、住んでからも大変
貧乏人はまず、住居費を抑えなくてはいけません。
私たちは相場の3分の1の家賃で住める、市営住宅を選びました。
しかし、市営住宅に住むには、抽選に当たらなくてはいけません。
私たち家族が、抽選に当選するまでには、2年以上かかりました。
家賃が安くてありがたいですが、市営住宅には管理人がいません。
なので、住人が建物の掃除、草取り、ゴミ置き場の鍵開閉の当番など、すべてをやらなくてはいけませんでした。
貧乏の専業主婦で苦労したエピソード2.車を維持することができず、車なし生活
ある日、数日前に車検が済んだばかりの私の車が、当て逃げの被害に遭いました。
これからも長く乗り続ける予定だったので、高い車検代を払った私。
私たちが当時住んでいた地域には、車を持っていない世帯がほとんどいません。
そのため、車がないと不便で、幼い子どもを持つ私としても、車なし生活は考えられないことでした。
しかし、今回の被害で支払われる保険金よりも、修理代のほうがはるかに高く、泣く泣く、車を手離すことに。
車なし生活は、想像以上に不便でした。
どこにでも、バスと電車が張り巡らせてる訳ではないので、これまでよく行っていた場所にも行けないように。
子どもの保育園選びのときも、車でないとアクセスが悪いところが多く、気に入った保育園を選べなかったりなど……。
真冬の寒い日、台風の日も長い時間バス停で待ち続けたり、悪路を歩いたりもしました。
貧乏の専業主婦で苦労したエピソード3.食費を抑えるために
生活費を抑えるには、食費を切り詰めることが大きなポイントです。
少しでもお得に食材を買うため、スーパーには閉店間際に行き、半額以下に値下げされた、生鮮食品などをお得に購入していました。
新聞も節約のため、購読していなかったので、広告の代わりに、メールでスーパーのお得情報を仕入れます。
雨の日も雪の日も、歩いてスーパーに行き、ときには、米10kgなどの重い荷物も、手がちぎれそうになりながら、運びました。
重すぎて、レジ袋の取手が切れて、買ったものが地面に散乱し、途方にくれたこともありましたね。
貧乏の専業主婦で苦労したエピソード4.趣味・娯楽に使えるお金がない
周りの人は、ジムに行ったり、ヨガを習ったり、映画を観に行ったり、連休は旅行に行ったりなど……。
いろいろな趣味、娯楽を楽しんでいましたが、私たちにはそのような余裕がありません。
「なんで、私たちだけ……。辛いなぁ……」と、感じることも多々あります。
日々がつまらなく感じてきて、辛くなっていたある日、エコと節約がテーマの番組をみました。
その番組がきっかけで、食器洗剤、歯磨き粉、芳香剤、洗濯洗剤、化粧品に至るまで、さまざまな物を節約とエコのため、自分でつくるように。
皮肉なことに、結果的に節約が趣味になっていました。
貧乏の専業主婦で苦労したエピソード5.洗濯機が壊れても、そのまま使う
ある日、洗濯機が脱水できなくなってしまいました。
修理代は10,000円以上、買うと30,000円以上の出費です。
結局、壊れてから1年以上、壊れた洗濯機を使い続けました。
部屋が乾燥する秋から冬にかけては、部屋に洗濯物を干し、加湿器代を節約。
自分の手で絞る脱水方法は、洗濯物の乾きが遅いです。
1日半ほど、乾くまでに時間がかかりました。
貧乏の専業主婦で苦労したエピソード6.アンケート調査で毎回ショックを受ける
よく懸賞に応募していた私。
ハガキからだと切手代とハガキ代がかかるので、ネットから応募できるものだけに応募していました。
とくに車など豪華景品に応募するときには、世帯年収を必ずと言っていいほど、入力しなくてはいけません。
簡単にできるアンケート調査などでも、年収を入力することが必須な場合が多いです。
低い年収をいちいち伝えるのは、気が引けてしまって仕方ありません。
「車を与える会社側も、次につながる顧客になるような人に贈りたいから、年収を聞いているのでないか」と思います。
低い年収の人に与えても、次回の購入につながる確率は低いですから……。
年収が低いと、劣等感からか、アンケート調査や懸賞なんかでも、嫌な思いをするものなのです。
貧乏の専業主婦で苦労したエピソード7.1番嫌だったのは、人と比較してしまうこと
周りの皆さんが、続々と一戸建てやマンションを購入しているなか、年収2,000,000円台の私たちには、そんなことは夢のような話でした。
日々の生活だけで、いっぱいいっぱいです。
私たちが持っていない物を、持っていたり、私たちができないことが、できたりする周りの人々。
ついつい、そういうふうに、周りに嫉妬してしまいました。
劣等感の塊です。
そういうことが目に付かないように、周りと接しないようにすることもありました。
周りが目に入らなければ、人と自分を比較しなくて済むからです。
まとめ
幸せはお金では買えないとよく言いますが、普段生活する部分で、ある程度の幸せというのは、お金があることによって、成り立つのです。
貧乏人は、なにかと小さなところでも苦労をします。
お金があることで、余分なストレスやある程度の問題を避けることができるのです。
お金を求めことは、決して悪ではありません。
幸せを求めるなら、ある程度のお金は必要不可欠なのです。