33歳、女性。
結婚後は専業主婦。
近ごろはとにかく、母として子どもの世話をするのに精いっぱい。
おしゃれでかわいいママ友を見ると、ときどき落ち込んでしまうことも。
趣味は読書。
単にお金があると、本を買っちゃうから、おしゃれができないのかもしれない。
見出し
私の可愛いママ友エピソード1.子どもとのおそろいコーデがむちゃくちゃにかわいい
私のママ友は、今のところ、子どもの月齢が同じくらいのママさんばかりです。
保育園などにも通っていないため、知り合うのはもっぱら、児童館や支援センター。
「子どもに外気を浴びさせないと」と思いつつ、ほかに行くところもない私は、毎日のように児童館に顔を出しています。
そんな私の知り合いで、一番かわいいと感じるのがAさんです。
Aさんは、3歳の女の子と生後7か月の男の子のママ。
少し前に、やはり児童館で知り合いました。
それまでは、娘さんに合わせて、幼児向けのイベントを中心に参加されていたそうです。
ですが、息子さんがハイハイできるようになってきたということで、乳児向けのクラスに参加されるようになったとのことでした。
そんなAさんは、石原さとみ似のなかなかの美人。
笑った顔がとくにかわいくて、美女好きの私の息子なんかは、Aさんを見た途端に、ニコニコとご機嫌になるほどです。
ところで、児童館へくるママたちというのは、基本的に普段着を着ています。
子どもも汚れてもいい服を着せてくるので、あまりおしゃれをしている親子をみかけることはありません。
Aさんも、メイクすらほとんどしていないような状態できていました。
しかしある日、夫の休日に街のほうまで遊びに行ったときのことです。
偶然、Aさん家族とばったり会いました。
そのときのAさんと娘さんは、なんと二人でおそろいの洋服を着ていたんです。
といっても、まったく同じ服というわけではありません。
娘さんがボーダーのワンピースにグレーのハイネック、Aさんがボーダーのカットソーにグレーのスカートという組み合わせ。
さりげなく、おそろいということがわかるようなコーディネートだったんです。
そしてそれが二人にとってもよく似合っていて、かわいくてたまりませんでしたね。
うちには息子しかいないので、「こういうファッションの楽しみ方はできないな~」と羨ましく思いました。
美人親子だと、おそろいコーデもさまになって、羨ましい限りです。
私の可愛いママ友エピソード2.自分に自信があって、他人の陰口を気にしない
Aさんは児童館にくるときこそ、シンプルな装いですし、基本的には子どもの世話に集中しています。
だけど、ママ友で食事会などに行くと、自分の意見をはっきりと主張する人なんです。
見た目がとっても可愛らしくて女の子らしい雰囲気なので、最初はこのギャップにとても驚きました。
あまり女の嫌なところを感じさせないのが、私は「とっても好ましいな」と思っていたんです。
だけど、その目立つ容姿で、ガンガン主張していくスタイルを快く思っていないママ友もいました。
そのママ友が、Aさんのいないところで、グチグチと陰口をたたくようになって嫌な感じだったんです。
ついには、これみよがしに、Aさんの目の前でもひそひそ話をするように……。
その大人げないありさまに、私は呆れていました。
少しずつ、そのママ友と距離をおく準備をしていたんです。
付き合いをなくしてからAさんにも「気にすることはない」と声をかけようと思っていました。
ところがAさんは、そんなママ友の態度を見ても、どこ吹く風。
まったく彼女を意識することはなく、明らかに関係が悪化しても、それまでと同じ態度を貫き続けました。
もちろん、子ども同士の関係に口を出すこともありません。
「相手がどんな態度を取ろうが、私は私だしねえ」と、どれだけママ友の態度がそっけなくなっても、Aさんは笑っていました。
それはきっと、生まれてからずっと、かわいい自分に自信があるからなのだと思います。
自尊感情が低く、卑屈になりがちな私は、そんなAさんをとてもまぶしく感じました。
私の可愛いママ友エピソード3.旦那さんがとてつもなく心配性
いつも元気で明るく、子育てに一生懸命なのに、かわいらしいAさん。
でも、そんな彼女にはひとつだけ悩みがありました。
というのは、彼女の旦那さんが度を超した心配性で、なにかと彼女の行動に口を出してくるのだそうです。
平日は、朝職場に着いたとき、昼休み中、会社を出る前と1日3回欠かさず電話。
毎日その日の予定を確認され、いつもと違うことをするとなると、そのときの写真を撮って、旦那さんに送っておかなければなりません。
外出する前と帰宅後にも、必ずLINEをしなければならないそうで、さすがにAさんも窮屈さを感じているようでした。
おそらく旦那さんは、Aさんが世間的に見ても、かなりかわいい方だということから、心配でたまらないのではないでしょうか。
連絡を忘れたとしても、帰宅後に確認されるだけで、特別怒られたりすることはないとのこと。
きっとそれだけ、Aさんは愛されているということなのでしょう。
それに、「これだけかわいくて魅力的な人だったら、いろいろな意味で不安になっても仕方がないかもなぁ」とも感じました。
まとめ
子どもを産むと、どうしても、自分のことはあと回しになりがちです。
私なんて、子どもひとりに手いっぱいで、おしゃれをする余裕も、夫のフォローをする余裕もありません。
それだけに、幼い子ども2人を抱えているのにも関わらず、いつもかわいくてハツラツとしているAさんには憧れてしまいます。