貧乏子沢山の家庭でよかったこと2つ、よくなかったこと3つ

満足な表情をする男性

33歳男性。

親の支援を受けずに、大学に入学し、複数の奨学金を借りながら、大学を卒業。

 

現在も奨学金の返済に苦しむものの、努力して事業を立ちあげることができたのは、大学進学をしたおかげ。

なので、後悔はしていない。

 

 

貧乏子沢山の家庭でよくなかったこと

貧乏子沢山の家庭でよくなかったこと1.ほかの人との間に格差が生まれてしまう

野球の試合

 

自分の家にはお金がなかったので、お金がある同級生と同じことをしようとする際には、必ず後手後手になってしまいました。

野球をやろうと思えば、グローブやシューズが必要になりますよね。

ですが、我が家では兄弟の服や靴が優先させられて、ご近所のおさがり、もしくは買ってもらうことすらできません。

 

お金がある同級生は、すぐにでも高級なメーカー品のグローブやシューズを買ってもらうことができました。

それは勉強でも同じです。

 

お金がある家では、塾や家庭教師などを習っている同級生がほとんど。

しかし、我が家では兄弟の世話や家事に時間が割かれてしまい、塾どころではありませんでした。

 

残った時間で勉強をしなければいけないのですが、必然的に体力も低下したなかでの勉強で、睡魔に襲われる毎日。

そのため、必然的に結果にも影響が出てしまい……。

 

自分で言うのもおかしな話でしたが、努力家だった私。

しかし、どんなに努力しても、勉強でクラス1位になることは叶わず。

1位はいつも家がお金もちの同級生でした。

 

貧乏子沢山の家庭でよくなかったこと2.結婚時に家の比較で苦しんだ

ご祝儀

 

結婚する際、結納がなんて話は、少し前には主流だったと思いますが、今では少なくなっていると聞きます。

私も結婚のときには、両家で「結納はしない」という話になり、安心したのです。

しかし、嫁の両親や祖父からご祝儀をいただきました。

 

当然のように、我が家でも兄弟含めて、ご祝儀は用意していたのです。

嫁家族は全員が1,000,000円を包んできました。

 

それに比べ、我が家は両親でさえ、200,000円しか用意していなかったのです。

そこで私からも援助をし、裏でかき集めたのですが、それでも500,000円しか用意できませんでしたね。

 

嫁はとくに家柄がいいという訳でもないので、安心しきっていた私。

しかし、いざ蓋を開けると、その格差や感覚の違いに大変苦しみました。

 

貧乏子沢山の家庭でよくなかったこと3.親が亡くなったときに苦しんだ

葬式

 

親が亡くなったことで、はじめて「葬儀関係でこんなにも出費があるのか」と知りました。

本来であれば、親が入っていた保険や貯金などで葬儀を行うことができると思います。

しかし、実家には貯金がなく、嫁と相談しながら、私の家でお金を出すことになったのです。

 

しかし、妻からはこう言われました。

「成人したたくさんの兄弟がまだ、実家で生活しているにも関わらず、我が家で建て替えるのはどうかと思う」と。

 

ですが、実家で家族みんなが生きていくために、お金を入れてくれて、やりくりしていたのを知っている私。

最終的には納得してくれました。

その後、父の保険金が入り、母は安心して暮らせると思っていたのです。

 

しかし、父の保険金は本当にお金に困った際に、すべて解約済み。

その結果、最近入った1,000,000円がもらえるものだけしか残っておらず……。

多くは、私が一時的に建て替えた葬儀代や仏壇代へと消えて行きました。

 

「葬式をするかしないか」、「仏壇を買うか、買わないか」、「墓はどうするのか」。

正直、お金がないことで、こういう選択を迫られるとは、考えたこともありませんでしたね。

これが貧乏の現実だと、思い知りました。

 

 

貧乏子沢山の家庭でよかったこと

貧乏子沢山の家庭でよかったこと1.人の痛みが分かる

考える男性

 

兄弟が多いので、兄弟喧嘩は日常茶飯事。

もちろん理不尽なものも含めてですが、そのなかでどんなことが兄弟を苦しめているのか、理解できるようになっていきました。

 

たとえば、兄弟が多く貧乏であるがゆえに、汚くなったお下がりしかもらえないことの苦しみ。

それでも、貧乏であることを理解しているがために、「新しいものが欲しい」と言えない辛さなど……。

 

プライドや羞恥心といった、ほかの人では答え合わせができないような問題も、たくさん発生していた我が家。

なので、その問題が解決するたびに、兄弟だからこそ、真意を聞くことができました。

 

真意を聞くことができると、本当の苦しみにより近い感情を理解することができます。

そのため、家族から得た経験や知識は、実生活や仕事でも活用することができました。

ほかにも自分が貧乏であったからこそ、同じような苦しみを抱える兄弟の感情を察することができるように。

 

「言われて欲しい言葉」、「言われて欲しくない言葉」。

このような、文字化するには難しい感情面で、さまさまな経験をすることが多い社会人生活。

 

そんな毎日を乗り越えられる、人の痛みに敏感な人間に、自分はなれたと思います。

 

貧乏子沢山の家庭でよかったこと2.根性がある

やる気がある男性

 

チャンスがあったときに、お金に恵まれていると次の機会を待ってしまいがち。

ですが、我が家では、それを逃すと二度とチャンスが訪れないこともたくさんありました。

 

たとえば、ご飯のおかずをほかの兄弟に取られてしまうなどは、分かりやすい例の1つです。

「チャンスに、二度目はないかも知れない」という事実を早いうちから理解していた私。

ですので、「目の前に転がってきたチャンスは、絶対に離さない」と決めていました。

 

仕事で嫌がらせを受けたときでも、部活でイジメられたときでもそうです。

私は、自分から諦めたり、投げ出したりすることはしませんでした。

 

結果的に、諦めることをしないので、根性がある奴だと褒めてくれたり、評価してくれる人もたくさんいましたね。

 

まとめ

結果的に貧乏であることで、つらい経験をしたり、ハードルが人よりもあがってしまうことは紛れもない事実です。

ただ、貧乏でも孤独ではないので、励まし合ったり、支え合うことができます。

それに、なによりも「人の弱さを理解する」という、お金を払っても経験できないことを知ることができるのです。

 

お金持ちよりは厳しいかも知れません。

ですが、要は仲間や家族と一緒に、前を向けるかどうか次第だと思います。