苦しすぎる貧乏コンプレックスを克服したエピソード4編

借金

20歳女性。関東の大学生。

家が貧乏で毎日お風呂に入ることもできず、自信を持てない高校時代を送りました。

しかし、自身の頑張りや友人の励ましもあって、自信をつける。

 

その友人とは、今でも頻繁に会うほど、良好な関係が続いています。

 

 

貧乏コンプレックスを克服したエピソード1.コンプレックスの日々

落ち込む女性

 

貧乏人のコンプレックスはやはり、身だしなみをちゃんと整えられないことです。

私はお風呂にも毎日入れていませんでしたし、服も全然新しいものを揃えられませんでした。

 

1日お風呂に入らないだけで、髪の毛のべたつきが気になります。

私は少しオイリー肌なので、余計に気になりましたね。

当然、汗のにおいなども気になりました。

 

高校生になってから、余計に気になるようになった私。

周りの子たちが化粧を覚えて、流行りに合わせて洋服を買い、制服にセーターを合わせていました。

アルバイトはしていましたが、自分に使えるお金はほぼなかったので、どうすることもできません。

 

さらに、高校1年生のときに好きな人ができました。

相手は運動部のエースで、家も結構なお金持ち。

 

私は、学校では貧乏であることを隠していました。

だからなのか、周りの友人たちに相談すると、みんなが私を応援してくれたのです。

 

「私の家は貧乏で、毎日お風呂にも入れない。服もおしゃれなものが着れない」

「もしお付き合いできたとしても、デートに行くお金もない」

それがとてもコンプレックスで、周りの応援があっても、なかなか勇気を出せずにいました。

 

彼との会話も事務的なものだけ。連絡なんて、もちろんできません。

それでも「見てるだけで幸せ」と、自分に言い聞かせていました。

 

しかし、彼は運動部のエース。彼を好きな女の子はたくさんいます。

「見てるだけで幸せ」と思いながらも、彼がほかの人と歩いてるのを見るのは嫌でした。

 

なので、「このコンプレックスを克服して、なんとか彼にアプローチしてみよう」と思ったのです。

 

貧乏コンプレックスを克服したエピソード2.克服への努力

髪の毛に不満がある女性

 

コンプレックス克服のために、まずはお風呂に入れない問題をなんとかする必要がありました。

一番気になっていたのが、べたついた髪の毛。

 

いつもは髪の毛を縛ることで、ごまかしていたのです。

ですが、私の高校時代の女の子たちは、長くて黒いサラサラな髪をなびかせています。

私もそれに憧れていたのです。

 

サラサラな髪の毛を手に入れるには、やはり毎日頭を洗うことが必要でした。

でも毎日洗うなんて、お金がないので、できません。

 

そこで2日に一回は髪の毛を洗い、そのほかはウェットティッシュで頭をふくことにしました。

バカだと思うかもしれませんが、そのときの私は必死そのものです。

 

なんとかベタベタをとって、そのあとは乾燥させる。

ときには、制汗剤を頭につけることもありました。

でも、やはり周りの女の子たちのように、サラサラというわけにはいきません。

 

そこで、次は水洗いに挑戦。

冬はさすがに無理でしたが、夏は意外にさっぱりしました。

水だけでも、髪の毛は結構綺麗になることを体験。

 

身体の場合、お風呂に入らない日は、濡らしたタオルで拭くように。

冷たいタオルは冬に少しつらかったですが、体が臭くなるよりはマシでした。

 

次に、服が買えないというコンプレックス。

これは友人が簡単に解決してくれました。

 

友人に「どういう服を着たらいいかわからない」と聞いた私(服が買えないとはやっぱり、言えませんでした)。

すると、友人は「私のお古で良ければ、あげるよ」と言ってくれたのです。

 

その友人は流行に敏感で、お金持ち。

なので、服の買い替えスピードが早く、彼女のお古といえど、それはピカピカで、しかも流行のものでした。

 

今でも、その友人は服を送ってくれます。

本当に感謝でいっぱいです。

 

あとは、デートに行くお金がないというコンプレックスに関して。

しかし、これは付き合えないと意味がない悩みなので、忘れることにしました。

 

デートなんて、付き合ってから考えればいいのです。

 

 

貧乏コンプレックスを克服したエピソード3.克服

デートをする男女

 

そうして、お風呂に入れない問題と、服がない問題を無事に克服した私。

徐々に、彼にアプローチをかけるようになりました。

 

自分から話しかけるのは、やっぱりお風呂に入った次の日にしかできません。

それでも、お風呂に入っていない次の日に彼に話しかけられると、それはもう、いろんな意味でドキドキでした。

 

デートをしているおかげか、だんだんと仲がよくなっていった私たち。

男女数人のグループで、彼を交えて遊ぶこともできました。

 

そのときの服はもちろん、友人のおさがり。

なんと、コーディネートのアドバイスとお化粧までしてくれたのです。

 

雑誌を買えない私にとって、彼女が流行のお手本でした。

本当に感謝しています。

 

毎日ウジウジ悩んでいたのが嘘のように、私の貧乏ゆえの身だしなみに関する悩みが克服されていったのです。

 

貧乏コンプレックスを克服したエピソード4.その後

喜ぶ女性

 

そうして、彼と少しづつ距離を縮めて、なんと次の春には彼から告白をされました。

私は有頂天。

しかし、まだデートにお金がかけられない問題が残っています。

 

そこで私は、自分が貧乏なことを彼に告げました。

すると、彼はお金持ちにも関わらず、デートの場所に気を遣ってくれるようになったのです。

 

図書館や公園、放課後の教室だって、立派なデートスポットになりました。

卒業前に進路の都合で彼とは別れてしまったけど、私にとって彼は貧乏なコンプレックスをなくすきっかけをつくってくれた思い出の人です。

 

まとめ

私の貧乏時代のコンプレックス話はいかがでしたか?

 

貧乏は自信をもって、恋をはじめることも難しいです。

しかし、周りの人がたくさん助けてくれることもあります。

 

どうか、私と同じような悩みを持っている人はあきらめないでください。

明るい未来が待っていることを信じてほしいです。