27歳女性。イラストレーター。
さまざまな職種や職場を経験しながら、現在は在宅で働いています。
香水の好みはローズを使いつつも、こざっぱりしたセクシー系。
苦手な香りは甘ったるいドーリー系です。
といいつつも、ペットを飼っており、あまり付けすぎられないので、中身の中途半端なボトルが大量に棚に陳列中。
ブスで卑屈すぎる女のエピソード1.ブスで卑屈な同僚のS
私の元職場に、見た目も心もブスで卑屈なSという女性がいました。
大人同士の付き合いなので、適度な距離感を心がけて接していた私。
Sは向上心もなく、他人が持っているものを羨んでいるばっかりの正真正銘のブス女でした。
失礼ながら、Sはもともとの顔がブスで、お世辞にも「可愛い」とは言えないタイプ。
ですが、ハッキリ言って、どんなに顔がブスでも、女性である限りはお化粧があります。
それに、一般レベル程度には持っていける可能性は充分にあるのです。
ですが、Sはそれを最初から諦めて、他人をねたんでばかり。
お化粧も努力しない、ファッションだって頑張るわけでもなく、だからといって仕事に一筋に情熱を注ぐわけでもない。
ブスであることをぬるま湯にして、負け癖・逃げ癖の刷り込まれてしまっていたS。
そのゆえ、これ以上傷付かない敗者という場所から、他人を羨望・非難するだけのブス女になってしまったのです。
Sとは個人的には業務的な会話しか、ほとんどしたことがありません。
しかし、Sは人の聞こえるところで、わざとらしく悪口を言ったり、舌打ちをしたりと、本当に感じが悪い性格をしています。
ブスだから卑屈なのか、卑屈だからブスになったのか分からないほどでした。
ブスで卑屈すぎる女のエピソード2.美人な同僚への卑屈な陰口
同じく同僚に、美人な女性がいました。
彼女はみんなに平等に優しく、仕事にも前向き。
話すだけで爽やかな優しい気持ちになれるという、まさにSとは真逆なタイプの女性です。
ブスなSは彼女をねたみ、彼女が仕事で成果をあげようが、ミスをしようが陰口を言っていました。
彼女が成績を伸ばしたなら、あることないことの噂を流し、彼女を困らせます。
「うまく取り入っただけ」「調子に乗って馬鹿じゃん」「○○(上司)と噂されてるだけのことはあるねぇ(笑)」と。
そして、彼女がミスをしたのであれば、ここぞとばかりに攻撃。
「調子に乗ってるから」「顔ばっかりよくて無能」「愛想よくヘラヘラしてるだけってことだね」
よくもまぁ、そんな汚い言葉が出てくるものだという、発言ばかりが飛び出してきます。
結局、卑屈なSの目的は他人を蹴落としさげすむことなので、相手がどんな行動をして結果を残そうが、大して関係ないのです。
美人の彼女は、Sの言うことをいちいち意に介している様子はありませんでした。
ですが、「言われることよりも、そういう人と一緒の職場だという事実が嫌だ」とこぼしていましたね。
多くの人たちに対して、卑屈な発言を多々していたS。
やはり、彼女のような容姿端麗な女性やキャリアのある女性には、とりわけ当たりが強かったです。
自分には手に届かない存在だと勝手に卑屈になり、「なにを言ってもいい」とでも思っていたのかもしれません。
相手だって自分と同じ、心ある人間であることにずっと気付かずに。
ブスで卑屈すぎる女のエピソード3.他人からの善意すらむげに
ある日同僚が海外旅行から帰ってきて、社内にお土産を持ってきてくれました。
5ml程度の小さな香水の瓶たちのセットで、「好きなものを1つずつ、取っていってね」とのこと。
親指の長さ程度の大きさしかないミニチュアの香水は、とても可愛らしかったです。
そのため、女性スタッフ同士で、キャッキャと楽しみながら選んでいました。
ですが、卑屈なSは決してそれに混じりません。
まるで、「そんなものに夢中になって馬鹿みたい」と言わんばかりに、遠くの席で見下したような顔をしていました。
混じりづらいだけなら、せめて普通の態度を取っていればいいのですが、わざわざ嫌味ったらしい態度を取るS。
私たちも、Sがこちらにこないのならば、わざわざ気に留める必要も感じられず、それを無視して選んでいました。
みんながそれぞれ気に入ったものを選び終わったのですが、香水は多く用意してくれていたので、いくつか余ってしまったのです。
持ってきてくれていた同僚は一瞬、迷った様子を見せました。
しかし、Sのところに行き「Sさんも良かったら、1つどう?」と箱の中身を差し出したのです。
すると、Sは信じられない言葉を言い放ちました。
「私は、余り物のなかから、選べってことですか?」と。
その場の全員が心のなかで、「お前が最初にこなかったからだろが!」と叫んだと思います。
だけど、口には出さずに我慢していたところ、その同僚は優しく華美すぎない瓶をSに勧めました。
「ごめんね、人気のものは先になくなっちゃったのだけれど、これとか似合うと思うよ」と。
それはシックなデザインの瓶で、半透明の紫色のボトルに、黒くてゴシック調の装飾の付いたもの。
某有名化粧品ブランドの名前を冠している香水で、間違っても安物・ハズレにはカウントされないものでした。
ですが、Sはそれを差し出されて、「私に地味なのがお似合いってことですか?」と言ったのです。
さすがの同僚も呆れて、「気に入らないのだったら、無理にとは言わないわね」とSのもとを離れました。
素直にいただいてお礼を言っていれば、その後の人間関係も変わったかもしれません。
それなのに、「ブスというだけで、ここまで卑屈になれるのか」と、呆れてなにも言えなくなってしまうできごとでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
見た目がブスなだけでは飽き足らず、心までブスで卑屈であったS。
彼女を反面教師としていた私たちは、「顔と心のブスさ加減はリンクしている」ということを彼女から学びました。
人間の誰しもが持っている劣等感を露骨にしてしまうと、本当の意味でみにくくなってしまうものだと思いましたね。