50歳。女性。
三人の息子のシングルマザーで、心理カウンセラーをしています。
波乱万丈な半生を経て、整体師からカウンセラーに。
あらゆる人間関係の悩みも体験。
経験から、「人との付き合いは、腹八分がちょうどいい」と学びました。
見出し
- 1 近所付き合いが大変な田舎のエピソード1.何時に起きて、何時に寝るかまで知られている
- 2 近所付き合いが大変な田舎のエピソード2.草むしりをそれとなく要求される
- 3 近所付き合いが大変な田舎のエピソード3.割引を要求されたり、時間を守らない
- 4 近所付き合いが大変な田舎のエピソード4.雑談が長い
- 5 近所付き合いが大変な田舎のエピソード5.地域の役員を二年連続でやらされた
- 6 近所付き合いが大変な田舎のエピソード6.雪かきを朝早くから、近所の分までしなければならなかった
- 7 近所付き合いが大変な田舎のエピソード7.子どもの様子までチェックされる
- 8 近所付き合いが大変な田舎のエピソード8.買い物に行くと必ず誰かしらに会う
- 9 近所付き合いが大変な田舎のエピソード9.一番頭にきたこと噂好きで野次馬
- 10 まとめ
近所付き合いが大変な田舎のエピソード1.何時に起きて、何時に寝るかまで知られている
田舎に引っ越して、10年。
都会とは違って、人のことをよく見たり、生活の時間帯まで把握されていることに驚きました。
私は早朝に起きたり、逆に休み前などは、夜中まで起きていることがよくあります。
しかし、驚くことに、トイレに行くときなどにチェックしているのか、何時に寝て、何時に起きているかまで、よく知っているのです。
それも隣だけではなく、お向かいや隣の隣まで!
外で顔を合わせると、こう言われます。
「昨夜は遅かったね」とか、「普段は、かなり早く起きるんだね」と。
まるで、詮索されているようで、嫌な気分になりました。
近所付き合いが大変な田舎のエピソード2.草むしりをそれとなく要求される
私が住んでいた家は庭が広かったのですが、その分雑草もたくさん生えてくるので、草むしりが大変でした。
二週間起きくらいには、するようにしていた私。
しかし、ある夏のこと、体調が優れなくて仕事するのが精いっぱいで、草むしりどころではなくなってしまい、一気に雑草が増加。
私自身も気になってはいたのですが、仕方ないことなので、そのままにしておきました。
「回復してれからやればいい」と、自分に言い聞かせていたのです。
ところが、庭で洗濯を干しているときに隣のおばさんから、「草は臭うし、虫がたかるよね~。蚊も増えるし」と嫌味を言われました。
「さりげなく、草むしりを要求しているんだな」と気づき、休みの朝、四時間かけて草むしり。
そのこともあって、毎回毎回、草むしりをする日常になってしまいました。
雑草を生やしておいても、さほど迷惑をかけてはいません。
そもそも、その方はほとんど庭には出ません。洗濯も二階のベランダに干していたので、あまり関係ないと思うのです。
これをきっかけに、干渉されるのが嫌になって、また都会に戻ることを考えはじめました。
近所付き合いが大変な田舎のエピソード3.割引を要求されたり、時間を守らない
家で整体の仕事をしていた私。
お友だちなどを紹介してくれることは助かりますが、その分、値引きを要求されるので困りました。
かなり安くやっていたにも関わらず、「さらに、1000円引いて欲しい」と言われたのです。
一人にそうしたら、全員にしなければならないので断りました。
ですが、図々しいというか、「近所だから」と、馴れ合いになるのが嫌になりましたね。
また、午前は10時からと決まっているにも関わらず、朝6時に電話がきて「8時からお願いしたい」と言ってくる方もいました。
近所付き合いが大変な田舎のエピソード4.雑談が長い
外で顔を合わせると、雑談が長くて困りました。
そして、いろいろなことを根掘り葉掘り聞かれるのが、嫌でたまらなかったです。
子どものことから、私の結婚していたころのことまで、関係ないのに聞いてくるご近所さん。
暇なんだと思いますが、こちらが休みだと、なかなか切りあげられなくて大変。
外出するときに、外に誰もいないか確認してから、出かけることも多々ありましたね。
急いでいたり、誰とも話したくないときもあるので、いちいち立ち話しないといけないのが、私には苦痛でした。
近所付き合いが大変な田舎のエピソード5.地域の役員を二年連続でやらされた
地域の役員は順番で回ってきます。
そのため、必ずやらなければいけないわけですが、なかには、なんだかんだと言いわけして、やらない家もありました。
そのため、あとが見つからず、仕方なく二年連続でやったことがあったのです。
「これも田舎ならではの、馴れ合いのせいではないか」と思いました。
さらに、二年連続でやっていることに、口出ししてくる人もちらほら……。
私としては好きで受けたわけではないので、「人が良すぎる」だのなんだのと、事情もよくわからずに、好きに言われることが嫌でした。
近所付き合いが大変な田舎のエピソード6.雪かきを朝早くから、近所の分までしなければならなかった
雪が積もると、家の前の私道が凍って危ないので、雪かきをするひつようがありました。
近所の方は早朝6時前からはじめるため、家のなかにいるわけにもいかず、時間帯を合わせなければなりません。
また、男の人たちのほうが力はあるはずなのに、簡単に済む自分の家周りしかやらないのです。
そのため、道路のほとんどを女だけでやらなければならなく、ご近所の家の前まで手伝いました。
終わるまでに、何時間もかかる雪かき。
都会であれば除雪車がきますし、まず積もることはほとんどないので、慣れていないこともあって大変でした。
近所付き合いが大変な田舎のエピソード7.子どもの様子までチェックされる
子どもの批評までする人がいました。
朝、挨拶したか、しないかをいちいち報告。
「誰々が一番いい子」だとか、「誰々はお母さんには優しくても外面が悪い」などと言うのです。
逆にいえば、そういう人だから、息子も挨拶すらしないわけですが、自分ではわからないようで……。
都会であれば、いちいち思ったことを口にしたり、人の子どもの毎朝の様子まで気にしませんから、「めんどくさいな」と思いました。
近所付き合いが大変な田舎のエピソード8.買い物に行くと必ず誰かしらに会う
スーパーに行くと、必ず誰かしらに会うのが苦痛でした。
話しかけられるので、急いでいるときはとても困るのです。
また、カゴのなかまで見るので、デリカシーのなさに呆れたこともありました。
近所付き合いが大変な田舎のエピソード9.一番頭にきたこと噂好きで野次馬
息子が倒れて、救急車で運ばれたことがありました。
そのとき私は用事があり、遠くまで出かけていたので、弟が発見して連絡をくれ、付き添いもしてくれたのです。
幸い点滴だけで退院できましたが、その数日後、近所の方が外にいて私を見つけて、駆けよってきました。
その人と、仲のいいご近所さんも一緒です。
そばまでくると「数日前のことを見ていた」と話し、さらに「なんで、お母さんがいないのか?」と、文句というか責めるような言い方で、言われました。
私は「用事があって、たまたまいなかった」と話しました。
ですが、延々とぐちぐち言われて、危うくキレかけるところでしたね。
近くから見ていただけで、なにもしてくれないにも関わらず、ガタガタと干渉だけしてくることに腹が立ちました。
また息子が運ばれたのは夜遅くでしたから、わざわざ救急車のサイレンに反応して、外に出たのだと思います。
そして、救急車が到着して走り出すまで、ずっと見ていたようです。
多分、あちこちに言いふらしたりもしたのでしょう。
その後、何人からか「お兄ちゃん大丈夫?」と聞かれました。
呆れ果てたと同時に、また「都会に戻ろう」と強く思ったものです。
まとめ
田舎には田舎なりのいいところがあるのですが、どうも私には合っていなかったようです。
そのため、今では田舎での生活をあきらめ、都会暮らしに戻りました。
私には、都会暮らしが合っていたようです。