40歳の発達障害の子供を持つシングルマザー。出産後、半年で離婚。初めての子供なのに、子供の成長や生活で違和感をすぐに感じた。初めての子育てで、自分の育て方が悪いのかと悩みながらも、なんか周りの子供との違いを感じる。1歳半で発達障害との診断。
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発達障害児の親をやっていて辛いこと1.外出時の周囲の目
発達障害、見た目にはわかりません。
ですが、言葉も通じない、ルールが守れない、癇癪を起す、パニックになる、など外出時にとても困ることが多くあります。
外出時、「そっちじゃないよ」など否定的な言葉を使ってしまうと大変なことになります。
スーパーの野菜売り場で、上からドライアイスが出ているのをずっと眺めているうちの子ども。
そろそろ帰らなくちゃと思い、声をかけます。
発達障害の子はこだわりもありますので、ドライアイスをながめはじめてしまったら、ずっとその煙をみています。
ですが、親としてはそうもいきません。
あるていど、見せてから「たくさん見たから帰ろうね」と声をかけました。
すると、いつものように怒ります。
すこしはなれて帰るふりをした私に反抗するために、近くに置いてあった、トマトを投げはじめました。
あわてて私は止めますが、間に合いませんでした。
もちろん周りのお客さんたちが、騒ぎはじめます。
そして、年配のおじいさんに私は怒鳴られてしまいました。
「しつけがなってない!」と。
そのほかの、お客さんは見て見ぬふりをします。
なので、周囲の目はもうさけることはできないので、あきらめています。
発達障害児の親をやっていて辛いこと2.しつけがなっていない
とにかく、なにか言われればかんしゃくを起します。
エアーハウスへ遊びにいったときのことです。
無料で入れるので、混雑していました。
もちろん、順番待ちをしなくては入ることはできません。
ですが、順番というルールがまだわかっていません。
「順番が待てないのなら、入ることはできない」と声をかけます。
もちろん理解していません。
そして列の最後に並びますが、手をつなぐ私の手を振りほどいて入口に走り出します。
子どもを追いかけてしまえば、順列から外れてしまいますので、その場で私は待っています。
注意をされて、入れなかったうちの子は戻ってきます。
そこで大泣きの、暴れる、という毎回の行動が出てきます。
私自身がいろいろな発達障害の親の研修にいっていますので、そのときの対応をします。
それは、相手にしないで無視をすることなのです。
最初に一言「入るには順番を待って入ります」と声をかけたあとは、どんなことがあっても、あやしたりだっこしてはいけないのです。
ですが、一般の人はそんなことは知るはずもありません。
「うるさい、しつけがなってない」「どうして親は黙ってるの、しつけしてないんじゃない」と言われます。
辛くて泣きそうになります。
ですが、これは毎回のことなのです。
その場、ぐっと我慢をしてひと気のない場所で、私は涙が出てきてしまいます。
発達障害児の親をやっていて辛いこと3.慣れない場所には行けない
外出時、外でご飯を食べることがあります。
ですが、入れるお店にも条件があります。
うるさくしてしまうので、騒がしいお店、そして窓があって窓際に座れること。
また、待たずに席につけることです。
待つことがまだできないので、席につくまでの待ち時間がある混雑店は入れません。
待っている間に機嫌が悪くなってしまいます。
なので、お店に入る前に、待たなくて入れるかどうかを確かめなくてはなりません。
そのあと、入れたとしても窓際に座れるかどうか、これも重要です。
窓際が空いてるから座れると思い、店内に入ってみて、その窓際が予約席だった場合はとても大変です。
予約席で座れないなどということは、子どもには通用しないのです。
食事中のお客さんがいる店内で、寝て暴れて履いている靴や靴下を脱ぎ捨て、投げてしまうのです。
そうなると、もう帰るしかなくなってしまいます。
ですので慣れたお店で、毎回座る場所がだいたい決まってしまいます。
発達障害児の親をやっていて辛いこと4.偏食があること
発達障害の子には偏食があります。
うちの場合は、食べる食事が何種類か決まっているのです。
ハンバーグ・から揚げ・フライドポテト・すき焼き(肉のみ)・天ぷら(塩)。
それ以外は、食べません。
大好きなハンバーグに、白米をすこし乗せてみると、手で白米を取り除いてから食べます。
もし気がつかずに口に入れてしまったときは、口の中で違和感があるのでしょう、口から吐き出してしまうのです。
また、食べなれないものを無理に口に入れてしまうと、口から吐き出した反動でそれまで食べたものを全部吐いてしまいます。
外食時に吐かれてしまうと、困るので外出時にはとくに食事には気をつけなくてはなりません。
それでも、レストランで吐かれてしまったことは多々あります。
子どもの着替えはもちろん、親の私の着替えも持ち歩いています。
発達障害児の親をやっていて辛いこと5.歩いてくれない
うちの子の場合は、発達障害によくある多動があります。
どこへ行っても歩くということはなく、走っています。
たとえば、スーパーに行ってもどこへ行くとあてもなく走りまわってしまうのです。
おかし売り場へ走っていく子どもはよく聞きますが、おかし売り場とかも関係なく素通りして走ります。
外でも、走るので車が入ってくる駐車場でも手を繋いではくれません。
仕方なく、手首などを握っていますが、怒り出すので結局は、抱きかかえて無理やり移動ということになります。
まとめ
発達障害、よく聞くことばかもしれません。
しかし、実際にどんな行動をするのかは関わっている人にしかわかりません。
なので、冷たい視線や言葉を多く浴びます。
慣れてきたとはいえ、悲しくて帰り道に泣いたり、帰ってきてから泣くことも多く、辛いことがなかった日はありません。
ですが、「りょういくを小さいうちからおこなことで、改善していくことができる」といわれていますので、努力はしています。
すこしでも、発達障害について理解していただけましたでしょうか?
周りの方の協力もとても必要な障害なのです。