発達障害の子が不登校に。私たちが学生生活を乗り越えた方法4つ

成功へ進む子供

アラフォーの主婦。結婚前は普通の会社員をしていましたが、結婚・出産を機に家庭重視での働き方を選ぶようになりました。子供の発達障害がわかり、色々な発達障害というのを知ることもでき、さらに勉強していこうと思っています。

 

 

子どもが発達障害。学生生活を乗り越えた方法1.学校に理解を求めるようにする

学校の先生

 

発達障害といっても、その種類や障害の出方というのはさまざまです。

話すことができない、書くことができないなどの知的な遅れもともなう場合は、幼稚園や保育園の段階でわかることも多いです。

また、読むことはできるが作文が書けない、集団生活になるとじっとしていられないなどの発達障害は小学校の段階にならないとわからないことも多いため、自分の子どものときも最初は個性なのだと思っていました。

 

ですが発達障害は治るものではありません。

むしろ成長するにつれて正常な子との差がひらいてきて、勉強についていけなくなり、周りともうまくコミュニケーションがとれなくなっていまい、不登校になってしまいました。

 

そこで小学校3年生で発達障害に詳しい医師の診断を受けることにしました。

発達障害の検査を受けて、軽度のアスペルガー症候群だとわかりました。

検査の数値で、できることとできないこと、弱い部分があることがはっきりわかったので、その数値を担任の先生に見せて、学校でも気を付けてみてもらえるようにお願いしました。

 

アスペルガーの場合は、騒いだり授業を妨害するようなこともありません。

学校で補助の先生を付けてもらい、授業になじめるようにしてもらいまいた。

これで不登校はとりあえず解決しました。

 

子どもが発達障害。学生生活を乗り越えた方法2.ほかの学校に行くという選択肢があることも伝えた

分かれ道に立っている人間

 

アスペルガーは環境の変化に弱いので、不登校になったからほかの学校に転校すれば解決する、というものではありません。

ほかの学校に行く選択肢もあるということで、どうしても学校が嫌なときは「ほかの学校に行ってもいい」という逃げ道を伝えることで、とりあえず今のままの学校で通学させるようにもしました。

 

実際、私立であれば不登校の子がいく学校もあります。

費用もかかりますが、今よりも楽に通えるところというのはあります。

みんなと違う学校に行くことで色眼鏡で見られるという心配はあります。

 

しかし、それでも「普通の学校ではないところに行けばいい」という逃げ道を考えてあげることで、子どもの気分も楽になったように思います。

 

特別支援学級にいくという方法もありました。

しかし、今まで普通学級にいた子が途中から特別支援学級に行くというのも、また変な話題になりそうなので、それはやめました。

民間でいっている発達障害者向けの学習教室などもあるので、そういったところを利用して勉強面はカバーできることも伝え、「学校でできないことがあっても大丈夫だ」と自信をつけてあげるようにしました。

 

子どもが発達障害。学生生活を乗り越えた方法3.外に出るのを怖がらないようにする

公園で遊んでいる家族

 

自分の子供どもが発達障害だと知ると、親である自分も人の目が気になって、なかなか外に出ようとはしなくなりました。

ですが親も子どもも引きこもりの状態になると、ますます悩むようになります。

さらに、アスペルガーの子どもと常に一緒にいることでイライラもしてしまいました。

 

ですから、不登校であっても外に外出するようにしました。

図書館や広い公園などに車で連れていって、気分がもんもんとしないようにもしました。

無理に学校に行かせるのではなく、不登校状態に本人がたえられなくなるのを待つようにもしました。

 

外出して好きなことをさせ、気分のいいところで、学校に行かないかどうかを聞き、学校に行ける時期を気長に待つようにしました。

 

 

子どもが発達障害。学生生活を乗り越えた方法4.遠足やクラブだけ参加させる

遠足で遊んでいる子供たち

 

一度いかなくなった学校にもう一度いかせるというのは、本人も親も負担です。

まずは親子一緒に登下校させるようにもしました。

 

また、いきなり授業だとついていけないので、遠足のときだけ、興味のある科目があるときだけ、クラブ活動のみなど、本人が楽に参加できそうなものを選んで登校するようにしました。

そうやってじょじょに改善させることで不登校状態をなくすようにしました。

 

ですが親子どうはんで学校にいったり、一部の科目のみの参加だと、同じクラスの子どもやほかの同級生に変な目で見られることもしばしば。

仲よくしてもらえるように、子どもに挨拶をしたり、話かけられることがあったらていねいに答えるようにもしました。

 

また、学校にいる間、面倒を見ることになる学校の先生も大変だということはわかっていました。

ので、学校の先生にも丁寧にあいさつをするようにはしました。

 

発達障害というのは人によって出方が違います。

アスペルガーに対しての知識がない先生というのもいるので、一方的にわが子が悪く言われるようなときは腹が立ちました。

しかし、お願いする立場なので怒りたい時も我慢をしました。

 

まとめ

発達障害はちゃんと成長していくものです。

しかし、教えても教えてもなおらなかったり、脳の機能の問題でもあるので諦めなければいけない部分もあります。

 

ですから親はつらいものですが、いずれ社会に出て働くことを考えれば、学校に行き集団生活になじんでいくということはとても大事なことです。

親が子供の障害に向き合い、子どもの不登校も早期解決よりも、ゆっくり解決させていくことを考える必要があると思います。