28歳女性。
家事とOLを両立する兼業主婦。
父親とかなり仲がよく、旦那も嫉妬するほど。
父親と小学6年生まで一緒にお風呂に入っていたが、さすがに母に止められ、悲しさのあまり、泣きわめいた過去がある。
「お父さんが黒と言えば、明らかに白でも、それは黒」と思っている節あり。
自他ともに認める、ファザコンです。
見出し
お父さんが好きすぎるエピソード1.わずかな時間でも会いたがる
私は東京に住んでいるのですが、私の実家は四国の片田舎で、父は祖父の会社を引き継ぎ、経営しています。
父は二ヶ月に一度くらいの頻度で、取引先との商談をするため、東京へ出張にくるのです。
その際、毎回会う時間をつくってもらい、ニ人で遊びに行ったり、ご飯へ行ったりしています。
取引先の仕事相手との付き合いもありますし、私自身仕事をしているため、なかなか時間を合わせるのは困難。
それでも、無理やり、時間をつくって、会っているのです。
「どうしても時間が合わず、出勤前の30分しか時間がとれない」という,ときでもそう。
「コーヒー1杯飲む時間はあるから」と、朝の早い時間からカフェで待ち合わせをし、ニ人でお茶をしながら、他愛のない会話を楽しみます。
そして、「そのまま、おたがい出勤する」ということもよくあるのです。
そんな私たち父娘を見て、母は「二ヶ月に一回は会っているんだから、そんな短い時間で、無理して会わなくても」と言います。
しかし、「せっかく東京にきているのに、私に会わずに帰るなんて」と思ってしまい、少しでも時間が合うなら、無理にでも会いたくなるのです。
お父さんが好きすぎるエピソード2.週に一回必ず電話する
これは私が一人暮らしをはじめたころから、ずっとなのですが、週に一度必ず、父と電話しています。
大体日曜日の夜に父からかかってきて、日曜日に予定があってできなければ、平日に私から電話するようにしているのです。
話す内容はいたって普通の会話。
「仕事は大変?」とか、「おばあちゃんは元気?」とか、おたがいの近況報告をします。
時間は10分あるかないかくらいなのですが、声を聞くことができれば、「元気なんだな」と安心できるので、それだけで満足。
離れて暮らしていれば、おたがい心配するのは当たり前なので、私は「週に一回の電話は世間でも普通のこと」だと思っていました。
しかし、友人に話すと「あなたのお父さんは過保護だね」と言われてしまった私。
そこで、はじめて「普通じゃない」という事実に唖然としたのです。
しかも、「父が過保護で電話してきている」というわけではなく、私からも進んで電話しています。
「自分がいかに、父に依存しているか」を思い知りましたね。
私が結婚してからも、週に一回の電話は続いていて、毎週末電話し、一週間のできごとを報告しています。
旦那と一緒に暮らすようになってからは、旦那にも「週に一回、必ず電話するなんて異常だ」と言われ、悩んでいました。
ですが、そのうち旦那も慣れてきて、旦那も父と電話で話してくれるように。
今では、毎週の我が家の恒例行事のようになっています。
お父さんが好きすぎるエピソード3.ニ人で出かける頻度が高い
父とは旅行や遊びにも、よく出かけます。
もちろん、母も一緒に行くこともありますが、私が一人で実家に帰省した際に、病院勤務の母は多忙で、一緒に出かけられないこともしばしば。
そういうときは、父とニ人で遊びに出かけるのです。
水族館や遊園地、ショッピングモールなどにニ人で出かけ、ひとしきり遊び倒して帰宅。
スワンボートや観覧車にも一緒に乗りますし、有名なデートスポットにもたくさん行きました。
父とは映画の趣味も同じなので、「ショッピングモールでおたがいに服や小物を買って、楽しんで、映画を見て帰る」という、カップルのような遊び方もよくしています。
決して、父に対して恋愛感情があるとか恋人のように思っているとか、そういったことはありません。
しかし、ひょうきんな性格で人を楽しませることが大好きな父なので、一緒にいると楽しくて、常に笑っていられます。
さらに私のことを理解してくれ、なにも言わなくても、察してくれる父と一緒にいるのは、とても居心地がいいのです。
お父さんが好きすぎるエピソード4.腕を組んで歩く
父とニ人で歩くときは、腕を組んで歩きます。
恋人のようにベッタリと、くっついて歩くわけではありませんが、父の腕に内側からそっと手を乗せて歩くのです。
専門学生のとき、父と腕を組みご飯へ行くところを、たまたま同じ学校の友人に見られてしまった私。
「援助交際をしている」と、校内で噂を立てられたことがありました。
実父であることを説明しても、「20歳で、父親と腕を組んで歩くなんてありえない」と言われ、なかなか信じてもらえませんでしたね。
お父さんが好きすぎるエピソード5.お尻を触られたりスカートをめくられても一切怒らない
これが一番びっくりされることですが、私の父は娘のお尻を平気で触ります。
スカートを履いていたら構わずめくってきますし、ズボンをズリ下げられることなんてしょっちゅうです。
「危ない関係なのでは?」と思うかもしれませんが、そういう感じではありません。
私が小さいときからずっとされ続けていたことなので、ただのいじわるの延長戦上で、完璧にセクハラ親父のおふざけです。
人に隠れて触ってくるわけではないので、いやらしさは感じませんし、人前でも平気で、お尻を触ってきます。
もちろん、旦那の前でもお構いなし。
それでも私は怒りませんし、気持ち悪いとも思いません。
その行為は、私と父の一種のスキンシップだと思っています。
父からすれば、私のお尻を触るのは、「元気?」と言っているのと同じなのです。
私も笑いながら、「もぅ!」と言って父のお尻を叩き返します。
お父さんが好きすぎるエピソード6.心理テストでも露わになるファザコン
自分がファザコンであることは自覚しています。
しかし、意識していないところでも、あらわになることがあるのです。
以前、旦那と心理テストをして遊んでいたことがありました。
「自分が海で遊んでいて、ちょっと大きな波を被って溺れかけたとき、砂浜から自分を見ている人がいるが、それは誰か」という内容。
旦那は迷わずに、私だと答えました。
私は少し悩んだのですが、「旦那はきっと一緒に海に入っているだろうから、砂浜から見ているとしたら、溺れかけの私を見て、大笑いしている父だな」と思い、父と答えたのです。
結果はなんと、「砂浜から見ている人は、自分が本当に愛している人」というものでした。
それを聞いて、「やってしまった」と思いましたね。
「俺は迷わず嫁の名前を出したのに!」と、旦那は憤慨。
こんなところでも、ファザコンがでてしまうなんて、思ってもいませんでした。
そのあと、旦那の機嫌をなおすのに、とても苦労したのを覚えています。
まとめ
母は「お父さんは旦那としてはいまいちだけど、父親としては100点の人よ」とよく言います。
私がここまで父を好きになったのは、ひとえに父が私に、たっぷり愛情を注いでくれたからです。
他人から見れば、異常な親子愛かもしれませんが、私は本当に幸せだと思っています。
これからも、ファザコンからは抜けだせそうにありません。