夫40歳、私43歳。結婚歴18年。
子どもは妊活したが、授からず。
夫は不規則勤務のため、生活はすれ違いの時間が多い。
夫はインドア派、私はアウトドア派で趣味は真逆。
おたがいの実家は近いが、義実家への行ききはほとんどありません。
旦那と仲良しでいるための秘訣1.おたがいの実家に干渉しない
「結婚とは、二人だけ仲よく上手くやればいい」と、若いころは思っていました。
しかし、年月を経ればそういうわけにもいかなくなります。
我が家は子どもがいないため、兄弟の子ども同士の付き合いまで、気を遣わずに済んでいる私たち。
ですが、親同士、兄弟同士の付き合いは多少ですが、あります。
そこに、さらに絡んできたのは、おたがいの家の資産度や宗教でした。
おたがいの実家は隣接市で近いのですが、ほとんど連絡はしません。
それは、資産度の差と宗教の違いが大きいです。
私の実家は普通のサラリーマン家庭ですが、旦那の実家はかなり金銭的に苦労してきた家庭のようで……。
結婚の段階で、旦那両親より「季節の贈り物や年賀状さえやり取りはヤメにしたい」と言われました。
嫁の立場の私の両親は、なにか寂しさを感じながらも了承。
また、義実家は某信仰宗教に入信しており、「義実家からのたまの電話連絡は、選挙の前だけだと」母が教えてくれました。
私の実家は代々仏教信仰ですので、「その電話連絡だけくらいなら娘のため」だと思ってくれてるみたいです。
ですが、はっきりいって、親には気分的に迷惑をかけていて、申しわけないです。
ですので、親同士はなるべく接触しないよう、配慮しています。
それも揉める原因になりますので。
若いころはおたがいの実家をよく行ききしていましたが、義実家に行くのが本当に苦痛だった私。
そのため、よく熱を出して行けないことがありました。
義実家の集まりには、旦那兄姉家族もきて、いろいろと会話の端々で、私に探りを入れてくるんです。
一度、内緒で夫婦揃って、喫煙者というのがバレてしまったことがあります(今はもう吸ってないことになっています)。
「家族はタバコが一番嫌いなんだ! 面倒臭いことを口を滑らすな!」と、あとから旦那にものすごい怒られました。
私からしてみたら、「はぁ? なにが悪い??」ですが、嫁の立場なので、グッとこらえて怒りを我慢。
それ以来、どうしても義実家に行かないといけないときは、シャワーを浴びてから行くようにしています。
18年も、猫をかぶるのは苦痛です。
私の実家はオープンなので、酒もタバコも気にしませんが、旦那は居心地悪そうで、いつも帰りに不機嫌になるので、連れて行きません。
両親もそれを気遣ってか、旦那がいないときを見計らって、うちに遊びにくるようになりました。
この体勢ができるまで、12年。
今は、ほぼおたがいの実家のことで、気遣いすることはありません。
旦那と仲良しでいるための秘訣2.生活のなかに笑いを取り入れる
わが夫婦は何度も、離婚直前までいきました。
結婚生活前半戦は、本当に毎日が針のむしろ状態。
旦那は、すぐ機嫌が悪くなるタイプ。
私は男性の怒声や物に当たられると、立ちすくんでなにもできなくなってしまうんです。
だから、ひたすら我慢の日々でした。
それも原因で、結婚生活中盤戦で私が身体を壊してから、少しずつ関係性が変化。
もともと、私は人を笑わせることが好きなタイプ。
しかし、それまで家庭内では面白いことや、旦那をわざと笑わせるような余力をまったく使ってきませんでした。
でも、「自分自身は身体は壊すわ」、「離婚直前だわ」というのと、今まで絶対離婚を許さなかった、私の両親が折れてくれたのです。
その結果、いろいろな肩の荷がおり、なにかがふっきれました。
そしたら、「自分の人生を楽しむために、笑いたいし、みんなを笑わせたい」と思えるようになったのです。
情から、ついでに、旦那も笑わせてやろうと。
それからは子どもが親におどけて笑わせるように、いろんなイタズラを考えたり(たとえば、オムライスにケチャップで、「ドM!」と描いて、なに食わぬ顔して、出して逃げたり)。
プライドの高い旦那のダメな部分を、志村けんが加藤茶をコントでからかうようにして、逃げたりしてました。
そのうち、旦那もノってきて、リアクションをするように。
夫婦らしい会話ではなく、ただくだらないことで笑うだけ。
それを2人で共有できるようになってからは、喧嘩はありません。
旦那と仲良しでいるための秘訣3.お財布は別々
はじめは私が家計を握っていました。
でも、私の大雑把な性格と、結婚生活のストレスのせいで無駄遣い。
その結果、貯まるものも貯まっていかず、あるとき通帳残高を見た旦那が激怒!
「こんなことなら、財布を別にして、俺は俺で貯める」と言われ、旦那の通帳は取りあげられました。
それからは、月々生活費が私の口座に振り込まれ、それに私の給料から生活費を足して、やりくりしています。
その代わり、シビアです。
おたがいの親戚にかかるお金は、その本人が出す(たとえばお年玉は、たがいの家の相場が違うため)。
勿論、自分の車、部屋の家具、保険、携帯代などなど、自分で買い払います。
共有する電化製品は、キッチリ折半。
子どもがいないので、ここまでくると本当にただの同居人、もしくは運命共同体ですね。
でも、スッキリした気分で生活できてます。
昔、少しの間だけ専業主婦だったころ、「誰の稼ぎでやってると思っとるんだ!」と言われたことがあり、まだ根に持ってますから。
そのときの気持ちを思えば、こうすることがベストだったんだなと思います。
それで、お金のことで揉めなくなりましたし、いつ別れてもいい準備があるからこそ、「割り切って、人生を笑って過ごせばいい」と思えるようになりました。
まとめ
山あり谷ありで、18年連れ添ってきましたが、所詮は夫婦は他人です。
止むを得ずできる溝をどうやって埋め、面倒なことはどうやり過ごすか、試行錯誤してきた年月でした。
世間でいうラブラブ夫婦では決してありませんが、表面だけでも仲よくできていれば、夫婦も周りも安泰。
それだけでも、楽しい時間が過ごせれば、それもひとつの幸せの形かもしれません。