24歳女性。専業主婦。
大学卒業と同時に、年上の夫と結婚し、専業主婦となる。
学生時代から友人が少なく、あまりわいわい騒ぐタイプではなかった。
趣味が読書と映画鑑賞ということもあって、放っておかれると、ついつい家に引きこもりがち。
見出し
浮気してしまったエピソード1.夫が仕事と趣味で忙しく、いつも家でひとりぼっち
私の夫は、平日は朝7時ごろに家を出て、夜は23時を過ぎるまで帰宅しない、かなりの激務です。
その分、それなりにお給料はよいので、生活に不満はありませんでした。
結婚した当初は、土日に自宅でのんびり過ごしていた二人。
そのため、平日の寂しさを土日に埋めることができ、生活は充実していたと思います。
ですが一時期、夫が土日に外出を重ねるように。
きっかけはおそらく、学生時代の友人と偶然再会したこと。
その学生時代の友人と夫は、たまたま今同じ趣味を持っていたらしく、その趣味のために、土日の時間の多くを割くようになってしまったのです。
平日に大変な仕事をして、お金を稼いでくれている夫。
なので、「土日は好きにさせてあげたい」と思い、私も最初は気持ちよく、夫を送り出していました。
ですが、あまりにも毎週外出が続き、また1ヶ月から2ヶ月に1度程度、泊りでの外出をするように。
その結果、私はどんどん家にひとりぼっちで、取り残されたような心地になってきてしまいました。
さらにその時期、夫は仕事も忙しく、毎週決まった曜日に、1泊から2泊の出張がありました。
私も、基本的には誰かとわいわい騒ぐよりは、ひとりで読書や映画鑑賞などを楽しみたいタイプ。
なんで、時折夫が外泊をしたり、遅くなったりする分には、とくに気にしていませんでした。
しかし、「最大で、週に3度も夫が夜家にいない」という状態になると、さすがに寂しさを覚えはじめたのです。
若くして結婚し、専業主婦になってしまった私。
そのため、周囲の友だちはまだ学生だったり社会人一年目、二年目といった年数でしたので、なかなか気軽に遊びにも誘えませんでした。
夫が外出している間、私はいつもぼんやりと同じ本を読みなおしたり、SNSに意味のないことをつぶやいたりしていたと思います。
寂しすぎて暇すぎて、正直なところなにをしていたのかさえ、あまり覚えていないというのが事実です。
浮気してしまったエピソード2.学生時代の友人に連れ出された飲み会で「彼氏なし」と紹介される
そんなある日、高校時代に一番仲のよかった友人が飲み会に誘ってくれました。
その日は丁度夫も外泊の予定がある日だったため、私も気兼ねなく、友人の誘いに乗って、飲み会に出かけることに。
その飲み会は、高校時代の友人が、女ばかり3人で集まる気軽な飲み会でした。
しかし、久々に会ったこともあって、ついついお酒が進んでしまい、居酒屋で隣になった同じく3人組の男性グループと仲よくなってしまったのです。
おたがい初対面同士ということで、軽い自己紹介。
そのときに私を誘ってくれた友人は私のことを「彼氏なし」と紹介したのです。
「たしかに『彼氏』はいないけど、『夫』はいるんだけど……」と思いつつも、「その場の空気を盛り下げるのもな」と思い、私も黙っていました。
合コンというほど、あからさまなものではありません。
しかし、男性グループと私たちの年齢が近かったことと、男性グループが少し、珍しい職業に就いている人たちだったこともあって、飲み会はかなり盛りあがったと思います。
私の夫がその日外泊で家にいないことを知っていた友人二人。
ですので、最初から朝まで飲むつもりだったようで……。
結局その日は、居酒屋のラストオーダーぎりぎりまで飲んで、友人のひとりが潰れてしまったことから解散となりました。
しかし、友人を介抱するのを男性が担当した結果、私たちはそれぞれ男女3組に分かれて、解散することになってしまったのです。
夫以外の男性とふたりで、深夜の繁華街にいるということ自体が、私にとってはかなり久しぶりの経験でした。
そして、私と一緒にいた男性は「俺もう終電ないよ」と、しれっと私に告げてきたのです。
照れもせず、あまりにスマートな「誘い方」に、私は驚いてしまいました。
浮気してしまったエピソード3.朝帰りをしてもなにも言わない夫に驚き、罪悪感を抱く
結局私は、そのときに一緒に帰った男性とホテルに泊まってしまいました。
男性は私のことを当然「彼氏なし」と思っているので、「またみんなで飲もう」「ふたりでも会おう」と誘ってきます。
長いこと大人数でわいわい騒いだり、男性とふたりきりになって、ドキドキしたりする機会がなかった私。
そのときはまるで、学生時代に戻ったようでかなり楽しかったですね。
その日は夫も外泊だったため、朝帰りをしたことを隠してもよかったのです。
ですが、隠してからあとになって、バレて勘ぐられるのも嫌でした。
なので、「学生時代の女の子の友だちと、3人で朝まで飲んだ」と、微妙に嘘のような本当のようなことを夫に報告。
夫は「楽しかった?」「よかったね」「働いてる友だちとは、なかなか飲めないもんね」などと、私が朝帰りをしたことを怒りません。
それどころか、飲み会を楽しんだことを心底喜んでくれている様子。
まったく責められなかったからこそ、正直、かなり罪悪感が残りました。
結局、あのときの男性とは二度と会っていません。
まとめ
朝帰りをしたとき、疑われたり責められたりせず、「楽しかったなら、よかったね」と喜んでくれたからこそ、私は浮気を続けませんでした。
「相手が浮気をしているのでは?」と思ったときこそ、温かい態度で迎えてみてはいかがでしょうか。
もしかしたら、相手は罪悪感を抱き、あなたのもとに帰ってきてくれるかもしれませんよ。