36歳、女性。
3人の子をもつ、専業主婦。
夫がギャンブル好きで、かなりの借金をつくっている。
夫は反省していないようで、裏切るような行動を続けています。
離婚を決意し、子どもを守るため奮闘中。
趣味はカフェや雑貨店をめぐること。
見出し
夫の借金に人生を狂わされたエピソード1.結婚から借金が発覚するまで
8年前に、妊娠をきっかけに結婚。
結婚前からギャンブルが好きなのは知っていました。
一緒に競馬に行って、馬のことを教えてもらったり、少額ですが、競馬を楽しむことも。
そのときは彼がなんでも知っていて「すごいな」と思い、うれしそうに話してくれるのを見ていて、私も幸せでした。
パチンコもよく行っていましたが、付き合うようになってから、行く回数と時間を減らしてくれた夫。
「私と一緒の時間を優先してくれた」と、とてもうれしかったです。
結婚してからはさらに、パチンコに行く回数は減り、毎日仕事が終わったら、まっすぐ家に帰っていました。
2年後、2人目の子どもが誕生。
このころから、主人はパチンコに行く時間が少し増えました。
でも、使うのは2~3000円ぐらいで、勝ったら家族で食事に行ったりしていたのです。
自宅のパソコンで競馬もしていました。
こちらも勝ち負けより、競馬を楽しんでいるような感じで1000円以内の賭け。
私も子育てに一生懸命で、夫の相手をする余裕がなかったので、「一人でパチンコに出かけてくれたほうが楽だな」という気持ちもありました。
さらに2年後、3人目が誕生。
3人目出産のために、里帰りしたころから、「夫の様子が変わってきた」と感じはじめたのです。
夫の借金に人生を狂わされたエピソード2.カード会社からの手紙で借金発覚
3人目の里帰り中、しばらくの生活費として200,000円預けていました。
通帳記入して分かったのですが、そのお金は1ヶ月もしないうちに、使い切っていたのです。
その後はカードを勝手につくり、お金を借りながら生活をしていた夫。
私が実家から戻ると、知らないカード会社からご利用可能枠の拡大についての書類が届いていました。
「これはなに?」と問いただすと、「会社の付き合いなどで、出費がかさんだから」との言い分。
「『ご利用額増やせますよ』と言われたからやっただけで、そんなに大きな金額は借りていない」という話でした。
数ヶ月後、こっそりカード会社からのはがきを見てみると、140,000円借りて、月々の返済が遅れているという督促が。
夫に聞いてみると、「1回返済が遅れただけで、ちゃんとこづかいから返せる範囲だから大丈夫」とのこと。
また「自分宛の手紙をもう勝手に開けるな」と、かなり怒っていました。
「自分のこづかいは増やさなくていい。やりくりはできてる。パチンコで勝って返すことができる」と、迷惑かけないから、カードを持たせてほしかったようです。
そのとき、激しいけんかになっても、止めればよかったのですが、子どものことでも疲れていて面倒になり、「勝手にして」と放置。
それからもときどき、金融機関からはがきがきましたが、一切開けませんでした。
夫はコソコソ会社に持っていき、会社で処分していたようです。
夫の借金に人生を狂わされたエピソード3.夫が相談してきたときには……
1年ぐらいして、夫が深刻な顔で相談してきました。
借金は3社から総額1,500,000円、毎月60,000円を返済しなければいけない状態。
「こづかい10,000円でどう返せると思ったのか」、「お給料も手取りで、200,000円ちょっとしかないのにどうするのか」と思いました。
なにに使ったのかというと、ほとんどがパチンコ、それに高い靴や洋服を買ったこともあったそうです。
夫は、「会社の人に、かっこつけたかったから」と言っています。
浮気も疑いましたが、その証拠はつかめませんでした。
私は、「3人の子どもと、どうやって生活していくのか」と、呆然としましたね。
もう給料差し押さえの通知もきている状態だったので、貯金から督促分を支払いました。
貯金といっても、200,000円ほどしかなかったので、とても苦しい状況。
でも、夫を責めていてもしょうがないし、離婚しようかとも考えましたが、3人の子どもを抱えて働いても、生活していけるか分からないのでやめました。
夫も反省し、かなり落ち込んでいたので、「また頑張っていこう」という話をした私。
夫は涙目で「ごめんね、離婚されてもしかたないのに。ありがとう」と言ってくれました。
夫の借金に人生を狂わされたエピソード4.夫のさらなる裏切り
かなり苦しい家計の状況でしたが、実家にもお金を借りて、子どもには十分に食べさせられるようにやりくりしていました。
子どもたちも「お金がない」という状況を理解してくれて、贅沢を言わないように。
子どもに気をつかわせて、辛かったです。
そんなときに、私名義のカードの明細が届きました。
なんと、200,000円も使われていたのです。
ゲームの購入がほとんどでした。
慌ててカードを探しましたが、見つかりません。
夫が無断で持ち出し、使っていました。
明細にまだ反映されていない分も含めると、利用可能枠いっぱいの300,000円。
反省の言葉も全部うそだったのかと思い、問い詰めると「俺が使ったのに間違いない、嫌なら離婚してもいいよ」と言ってきました。
お金を借りられなくなり、パチンコに行けず仕事ばかりでストレスがたまって、ゲーム機を買って遊んでいたのです。
「ストレスが溜まるのは私も子どもも一緒なのに、なぜ我慢できないのか」と本当に嫌になりましたね。
でも、言われた通り離婚するのも悔しいし、やっていく自信もなく、なにもできない自分が嫌になりました。
夫の借金に人生を狂わされたエピソード5.その後の生活
その後、さらにケータイ払いで200,000円使っていました。
こちらはゲームの課金。
毎月、明細が届くのが怖いですし、貯金も底をつきギリギリの生活です。
夫の実家にも肩代わりしてもらい、もう愛想をつかされている状態。
夫には言っていませんが、離婚を考えています。
このままでは、子どもにも悪影響を与えそうです。
シングルマザーの移住を応援してくれる自治体もあり、一番下の子も幼稚園に入る年になったので、働きに出て離婚に向けて貯金をしようと思っています。
私が落ち込んでいると、なぐさめてくれる子どもたち。
夫のことも、パパとして信頼していて、大好きなようです。
そんな子どもたちを守ろうともしない、口先ばかりいいことを言って、嘘をつき続ける、そんな夫とやっていくことはできません。
「もう無関係になりたい」というのが、正直な気持ちです。
まとめ
結婚前からギャンブル好きなのは分かっていましたが、ここまで生活に影響があるとは思いませんでした。
ストレスが溜まるのは分かりますが、なぜギャンブルで発散させるのか理解できません。
優しい顔をみせる夫の言葉が、すべて信じられなくなりました。
結婚って、もっと平和なものかと思っていましたが、今は不安しかありません。