夫の趣味がうざくて、勝手に捨ててやったエピソード3つ

ゴミ

24歳女性。専業主婦。

5年の付き合いを経て結婚した夫が(付き合っていたときに、思っていたよりもかなり)、重度のアイドルオタクであったことが結婚後に発覚。

日々、苛立ちを募らせている。

 

趣味は料理とインテリアを整えること。

 

 

趣味のグッズを勝手に捨てたエピソード1.アイドルオタクの夫と結婚してしまい、不満爆発

アイドルのライブ

 

私の夫の趣味は「女性アイドルを応援すること」。

それも、いわゆる地下アイドルと呼ばれる、あまり有名ではないアイドルが大好きです。

 

毎週土日は朝からどこかへ出かけていき、よく分からないアイドルのライブに行きます。

そして、アイドルと写真を撮ったり、Tシャツなどのグッズを大量に買ったりして、帰ってくるのです。

 

私が「今週の土曜日は、私の買い物に付き合ってね」などとお願いをすると、「分かったよ」「空けておくね」などと、返事をしてくれる夫。

ですが、当日になると「ちょっとだけ」「すぐ帰ってくるから……」と、外出することもしばしば。

「すぐ帰ってくる」という言葉を信じて待っていたら、5時間以上帰宅しなかったこともありました。

 

「夫の趣味を少しでも理解して、一緒に楽しめたら、苛立つこともないのかもしれない」

そう思い、アイドルのイベントに、私も一緒に出かけてみたこともあります。

 

しかし、正直なところ「そんなにかわいくもなければ、歌が上手いわけでもない、地下アイドルのどこがいいのか……」と思いました。

必死になって握手をして、同じグッズをいくつも買う夫の姿は、遠目から見ていて、正直かなり気持ち悪かったです。

 

なにより恥ずかしかったのは、夫の相手をしているアイドルも、夫のことを「気持ち悪い」という目で見ていたこと。

これは女性同士だから、分かることなのかもしれません。

 

夫の必死な姿は、アイドル本人にもかなり気持ち悪く映っていたようで、握手をしながらも、笑顔がひきつっているアイドルたち。

渋々、相手をしているのが明らかでした。

 

そんなことにも気付けない男が、「自分の夫」であることが本当に恥ずかしく思った私。

二度と、一緒にアイドルのイベントに出かけることはしませんでした。

 

趣味のグッズを勝手に捨てたエピソード2.夫がアイドルと撮った写真を一斉に捨てた

決意する女性

 

そんな夫へのストレスが最高潮に達した、大きなきっかけがあったわけではありません。

ですが、日ごろの小さなストレスが積もりに積もって、私はある日突然、夫の趣味を一切許せなくなりました。

 

それまでは、家のリビングに大量のアイドルの写真やCDが積みあげられていても、「片付けてよね」とお願いする程度。

お願いしても、実際に片付けてもらえたことはありませんでしたが、基本は夫の自由にさせていました。

 

「平日は毎日仕事を頑張っているのだから、土日くらいは好きにさせてあげよう」と思う気持ちがあったからです。

しかし、一度許せなくなると、もうアイドルのグッズが家にあることにさえ、苛立つように。

 

そして、私はある日夫がアイドルのイベントに行っている隙を狙って、あらゆるアイドルグッズを片っ端から捨ててしまったのです。

捨てたものは、CD、写真集、夫とアイドルが一緒に写っている写真、Tシャツ、ペンライト、缶バッジなど、本当にさまざまな種類のもの。

 

リビングで積みあげられたまま、放置されているもの。

戸棚の奥で、場所を取っているもの。

全部片っ端から45Lのごみ袋に入れて、全部捨ててしまいました。

 

正直燃える・燃えないの分別をするのも嫌だった私。

とにかく、日ごろの恨みを晴らすつもりで、ごみ袋にアイドルグッズを入れ続けました。

 

結局、45Lのごみ袋が2つか3つほど、アイドルグッズでいっぱいに。

我が家はそんなに収納のあるほうではないのですが、「戸棚の奥に、こんなに大量のアイドルグッズがあったのか……」。

ごみ袋を目の前にして、呆然としたのを今でもよく覚えています。

 

 

趣味のグッズを勝手に捨てたエピソード3.写真を捨てられたことにまったく気付かない夫に呆然

疑問に思う女性

 

ごみを捨てて、すっきりとした気持ちで夫の帰りを待ちました。

その日も夫は大量のアイドルグッズを買って帰ってきましたが、不思議とそんなに苛立ちません。

その直前に、夫が買ってきた何倍ものアイドルグッズを捨てたのだから、当然ですよね。

 

正直なところ、私は帰ってきた夫は、アイドルグッズを捨てられたことに気づき、「激怒するか、号泣するのだろうな」と思っていました。

ですが驚いたことに、夫は自分のアイドルグッズを捨てられたことに、まったく気付かなかったのです。

 

彼が帰ってきて、一番最初に言った言葉は「なんか部屋きれいになったね、片付けてくれたの?」という一言。

私は驚きのあまり、「うん、ちょっとね」としか、返事をすることしかできませんでした。

 

あれだけ大切にしていたはずの、アイドルグッズが部屋からすべて消えているのに、夫はそれにまったく気付かなかったのです。

「今まで我慢していた私はなんだったんだろう……」と思いました。

 

おそらく、夫はアイドルグッズを買うことが好きだったわけではないと思います。

「アイドルグッズを買うことによって、アイドル本人と握手をしたり、お話をしたりできることが好きだったのかな」と思うのです。

 

自分のグッズを買ってくれたファンを、アイドルは無碍に扱えませんものね。

アイドルと会話をするために、必死にグッズを買っていた夫を、少し可哀想に思いました。

 

それ以降、私は定期的に夫の買ってくる、アイドルグッズを大量廃棄するのにハマっています。

夫は相変わらず、「部屋が少し綺麗になったなー?」くらいのもので、サイン入りの写真やTシャツを捨てられていることに、まったく気付いていないようです。

 

私としては部屋の収納が広く使えて、夫の機嫌も悪くならずに、大変助かっています。

ですが、「自分のお小遣いがほとんどゴミになっていることについて、この人はなにも思わないのだろうか……?」と、不思議にも思うのです。

 

まとめ

「なにかを集めることが趣味」、という方は少なくないと思います。

ですが、集めることが趣味と思っていたのに、実は買うだけで満足してしまうタイプの人間がいることを知っていただけたでしょうか。

 

あなたの収集趣味は、家族に迷惑をかけてはいませんか?

もし可能なら、一度ご自分を振り返ってみていただきたいと思います。