27歳女性。
イラストレーター・WEBライターを中心として、在宅ワークをメインに活動しています。
毎月締め切りに追われるたびに、廃人のような生活になりながらも、旦那の協力を得ながら、なんとか受注数上昇中。
多忙時でも、「愛猫の餌のクオリティは下げるものか」と、旦那と猫を生き甲斐に奮闘しています。
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夫が原因で大喧嘩になったエピソード1.甘え上手で理解のある旦那が……
私の旦那は私と結婚するまで、かなり世話を焼いてくれる女性とばかり付き合っていました。
なので、食事はつくれないのは勿論、掃除や洗濯もまともにできません。
私はそれは分かっていて結婚したのですが、「まさかこれほどまでとは」と、喧嘩になってしまったことがあります。
そもそも、私は自営業で在宅で仕事をしていて、基本的には家事もこなしています。
ですが、締め切りが重なったりすると、家のことがおろそかになることも多い私。
その際は旦那に、「ごはん勝手に食べて」「お風呂掃除できてない、ごめん」などと伝えて、理解してもらっています。
繁忙期になると、丸々1週間そのような状態になることもあり、旦那に「申しわけないな」と思いつつも、彼が休みの日には、軽いお掃除などをお願いすることもあるのです。
今となっては、少しずつ手伝ってくれるようになった旦那でしたが、結婚当初は本当にひどいものでした。
その最たるエピソードをご紹介します。
夫が原因で大喧嘩になったエピソード2.お風呂掃除すらできないの?
ある日、半年に1回ほどの繁忙期があり、まともにお風呂も入れないほど、私が忙しい期間がありました。
そのときにはじめて旦那に、「お風呂掃除しておいてもらえる?」と頼んだ際、旦那の返答に、度肝を抜かれた私。
なんと、「やったことないから分からない」と言って、洗剤を手に取ろうともしないのです。
こちらとしては、難しいアイロンがけをしてほしいわけでも、できない料理をしてほしいと言っているわけでもないのです。
「シャワーでバスタブ濡らして、洗剤をかけて、スポンジで磨くだけでいいから」とやんわり伝えると、旦那は突然「洗剤の場所だって分からないからできない!」と怒りはじめました。
思えば、旦那はとてもプライドの高い性格。
自分にとって分からない・できないということを認めるだけで、当時はストレスがあったと思います。
そして、あとから聞いたところによると、その日は会社で嫌なこともあったのだとか。
ですが、忙しさにイライラして冷静さを失っている私からすると、突然怒鳴られたことで、頭にカッと血がのぼってしまい……。
「なんで私はこんな頑張っているのに、たかだか風呂掃除もまともにできないのか?」という考えで頭がいっぱいになり、そのまま旦那に、言葉をぶつけてしまったのです。
そして「洗剤はここ。スポンジはここ。磨き方は分かりまちゅか?」とあおってしまいました。
これを書いている今も、顔がにやけるほどに、今となっては笑い話ですが、これで相当にカチンときたようで。
「ここまでくる時間と余裕があるなら、お前がやればいいだろ!」と、売り言葉に買い言葉。
ここまできてしまっては、なかなか始末におけません。
夫が原因で大喧嘩になったエピソード3.子どものような大喧嘩
旦那の言い分としては、一貫して「分からない」「分かる人がやればいい」というもの。
ですが、私は「分からないなら覚えて」と主張するので、らちがあきません。
旦那は人からものを教わるのが大嫌いで、仕事はそつなくこなすのですが、プライベートではとても負けず嫌い。
対して私も頑固もので、おたがいに火が点いてしまいました。
2人共同じことばかり言って、話は堂々巡りで、一向に進みません。
私は「これを使えって言ってるでしょ!」と、お風呂用洗剤を旦那にかけ、旦那も負けじとシャワーのお湯(そこまで熱くない温度)を私にかけて「お前がやれよ!」と応戦。
まるで、子どもの喧嘩のような大騒ぎになりました。
そうするうちに私は、どんどん悲しくなってしまって、我慢していたのにとうとう悔しくて、悲しくて泣き出してしまったのです。
「どうして、こんなことで言い争わなくてはいけないのか」
「こんな、くだらないことをし合わなきゃいけないのか」
「どうして、これくらいのことも手伝ってくれないのか」
涙で、おたがいようやく冷静になり、ポツリポツリと謝り合うことができました。
本当に自然に流れてしまった涙ですが、私が内心「女の涙の破壊力っていうのは本当なんだな……」と、冷静に思っていたのは秘密です。
夫が原因で大喧嘩になったエピソード4.終結してから
その日しっかりと話し合い場をもうけた私たち。
そのときにはじめて冒頭に記載したような、「世話焼きの女の子とばかり付き合っていた」という事実も知りました。
そしてこれは事前に詳しく言えなかった私に落ち度があったのですが、私の仕事がどれだけ忙しいときが辛いかを知らなかったからこそ、「家事を押し付けられている」と感じてしまったとのこと。
ごはんもお風呂も、まともに取れないほど忙しいときもあるのだと、仕事のリストを並べて、旦那はようやく理解を示してくれました。
それからというものの、旦那は私が頼まずとも、手の空いたときに洗い物などを手伝ってくれていて、感激することも増えてきたのです。
激しい喧嘩で、悲しい思いもしましたが、「結婚当初のあのときに、本音をぶつけ合っていて良かった」と、今では思います。
「喧嘩があったからこそ、旦那の持つ本当の優しさも見ることができている」と思うのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
夫婦の形がそれぞれあるように、結婚するまでそれぞれが歩んできた道・生き方もさまざまです。
すれ違いで、喧嘩になることも必ずあると思いますが、何度もぶつかって歩み寄っていくことこそが、仲よし夫婦の秘訣だとも思います。
いつでも、本音でぶつかっていたいものですね。