27歳女性。
自営業・イラストレーター。
基本的な仕事が在宅ワークなので、その合間に主婦業を修行中。
1番得意な家事は、ワイシャツのアイロンがけで、似合わない色は黄色です。
仕事のために無線LANを導入したものの、スマホのゲームがはかどりすぎて、アプリを自粛しています。
旦那の無神経な発言1.ここの料理コスパ悪いよね
私の旦那は、普段はよく気を使ってくれるよい旦那なのですが、時折とても無神経な発言でガックリきてしまうことがありますので、それをいくつかご紹介します。
まずは、私の地元にあるお気に入りの台湾料理のお店に、2人で行ったときの話です。
そこはとてもエキゾチックな雰囲気のお店で、料理も美味しく、店員さんの態度もよく、7年ほど前からずっとお気に入りのお店。
何度か友だちともきたことがあり、その日は、はじめて旦那を連れていくことに
旦那も、私が気に入っているお店だとは知っていました。
到着したのは夜も遅めの22時すぎで、そのあたりの時間から、お店の金額には深夜料金が付きます。
それを含めても、だいたい1人頭2000円ほどで、おなかいっぱい食べられるお店なのです。
しかし、旦那からするとメインの料理の量が少ないらしく、いくつかほかのものも追加していました。
たしかに量は多いわけではありませんが、女性としては充分おなかいっぱいになる量なので、気にせず私は、自分のものをいただいていました。
ですが、食べている最中に旦那が、食事の量にだけに着目し、「ここの料理、コスパ悪いよね」と言ったのです。
たしかに、料理の量としてのコストパフォーマンスは低めかもしれません。
ですが、その値段のわりにはどれも充分美味しいですし、なによりインテリアにもこだわった、そのお店の雰囲気はすばらしいもの。
それに、外食というものは雰囲気・照明やBGMなど、「食事以外のもの」に対する付加価値も、含まれていると思うのです。
私が気に入っているお店だと分かっていたのなら、「あまり悪く言わないでほしい」と思いましたし、「おたがいのために、連れてこなきゃよかった」と、ガッカリして悲しくなりました。
せめて食べている最中だけでも、その無神経な言葉を我慢してくれたら、少しは違ったかもしれません。
旦那の無神経な発言2.似合わないからやめたら?
昔からの大切な友人が結婚することになり、披露宴に呼ばれたので、着ていくドレスを選んでいました。
また花嫁が虹色が好きなので、仲良しグループで連絡のやり取りをし、私たちのドレスも1人1人違う色にして、みんなで意見を合わせて、「花嫁から見て虹色に見えるようにしよう」という企画になったのです。
私の担当は黄色になり、自分なりに派手すぎないものを選び、予算のなかで可愛いドレスが届きました。
それを開けて、家のなかで試着しているときに、旦那がそんな私の姿を見て、「似合わないから、やめたら?」と言ったのです。
私たちが、そのような企画をしていることを知っていたのに旦那。
また、私が黄色であることも知っていたのに、「そんな気持ちを無下にするような発言を、どうしてできるんだろう」と思いました。
私が「じゃあ辞める」と言ったとして、周りにかかる迷惑などは想像できないのかと憤りましたね。
そしてやはり、「友人の披露宴といえども、あまりしないドレスアップをした姿を少なからず褒めてもらいたいな」という、淡い気持ちもあった私。
悲しい気持ちが、次々と降ってきて、とても惨めな気持ちになってしまいました。
黄色はもう決定している色で、それが似合う、似合わないは問題ではないのです。
もしも微妙だと思ったとしても、「髪型はこうしたら」とか「その色ならストールはこの色にしたほうがよい」など……。
旦那が言ったような、無責任で無神経な言葉ではなくて、こういったもっと前向きなアドバイスが欲しかったです。
旦那の無神経な発言3.誰にやってあげてたの?
恥ずかしながら、私は旦那と結婚するまでほとんど実家に住んでいて、手先が不器用なこともあってか、もともと家事があまり得意ではありませんでした。
基本的な料理や簡単な掃除などはやっていましたが、とくに服によるアイロンがけは、ほぼ心得がない状態。
ですが、旦那はワイシャツやスーツを着て出勤することも多いので、旦那のことを思う一心で、アイロンがけを勉強しました。
母に教わったり、動画サイトで見ながら、アイロンをかけたり、自分なりに日々努力。
小さな火傷をしてしまったこともあります。
そして仕事の合間に特訓をしながら、1ヶ月ほど経ったころに、なんとか、まともにかけられるようになってきました。
嬉しくなった私は、洗い立てのワイシャツを綺麗にアイロンをかけて、「見て見て! すごく綺麗に、ピシッてなってるでしょ」と、はしゃいでしまったのです。
それを見て「ありがとう」と喜んでくれた旦那。
しかし、そのあとに私をからかうように、おそらく本人に悪気はまったくありませんが、こう言ったのです。
「誰にやってあげてたの?」と。
たしかに私がアイロンを練習している姿は、旦那の仕事中なので彼は見ていません。
ですが、心に大きくショックを受けました。
「あなたのためだけを思って、ゼロから頑張ったのに……」と落胆しましたが、なんだかそれを反論するのも、馬鹿馬鹿しくなってしまって、ため息をついた私。
相手からすると、ほんの冗談のつもりだったのでしょうが、「自分にその気がなくても、人を傷つけてしまうこともあるんだなぁ」と、反面教師にしようと思いました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
普段は仲のよい私たちですが、日常のなかで誰にでもある「考え方の違い」に、打ちのめされるときも……。
「無神経だ!」と罵るのは簡単ですが、一歩引いて冷静に「この人は、そういう考えの人なんだ」と理解することで、争いを避けることが重要だと思います。
価値観なんて、誰でも違って当たり前なのです。