50歳女性。自営業。
最近になって女ばかりで集まって、話す楽しさもわかってきつつ、そういう場に行くと、「変わった人に出会うのだ」ということを知る。
過去のモテ期の栄光にすがる人もコワいが、自分をきれいだと決め込むことの怖さをしみじみと感じてしまう。
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勘違いブス女のエピソード1.合コンの引き立て役で誘われてるのに自分がイケてるから誘われると思っている
合コンをするときに、必ず必要なのが引き立て役の女の子の存在で、そういう子はたいてい、決めておいたりするもの。
とある友だちが誘ってくれるときには、だいたいその女の子がメンバーに入っています。
その子はいつも洋服や化粧は小奇麗にしてくるのだけれど、顔がおブスなので、どこかビシッと決まらない……。
周りにいる私たちはそう思っているのだけれど、本人はとても自信家なので、そこそこ美人だと思い込んでいるのです。
合コンでも自分が一番モテると思ってしまっているタイプで、「今日も、私ばかりチヤホヤされたら、ごめんね」と、とりあえず合コンがはじまる前に、わざわざ宣言します。
あんまり、男のひとから声をかけてもらえなかった会は、「今回参加してた男性はシャイな人が多かったのね……」と言い出す始末。
男性陣もとりあえず、その子をいじってなんとなく場を温めてから、狙いの女の子に声をかけるような人がいるから、結局もっと図に乗りはじめます。
「もっとキレイになれるように努力したほうがいいよ? 秘訣教えてあげようか?」とか言われると、だんだんちょっとめんどくさくなるものです。
結局、連絡先を誰とも交換できなかったという事態もしばしば。
ですので、その時点でもう少し現実見て欲しいと思うのですが、そういう子ほど限りなくポジティブなのが、困りどころ。
引き立て役の彼女と、人数合わせの私。
自分のポジションは、きちんと見極めておいたほうがいいと思うのですが……ね。
勘違いブス女のエピソード2.好きなバンドのイベントでいつも見かける勘違い女
ずいぶん前に、真剣に追っかけをしていたバンドのグループがイベントをするときに、会っていた女性が、強烈に勘違い女でした。
そこにくるちょっと若い女の子たちが、なんでも「かわいい」って言ってる時代。
ですので、「○○さんかわいいー」とちょっとした語尾につける一言でさえ、気持ちよく勘違いしてる様子でしたね。
実際にかわいければいいのですが、そうではないから面倒くさい。
ちょっと年上組の私と年の近いその子は、会場では意外と近くにいることも多くて、話す機会も増えてしまって、なんとなく仲良しに見えてしまうのがまたつらいです。
「○○ちゃんたち、私の事かわいいって言ってくるから、ちょっと照れる」が最近会うたびの彼女の自慢。
「本当にかわいいと思っているわけでもなければ、実際に美人でもないのによく言えるな」とは感心しているんですよね。
イベントが終わると熱心なファンは外で出待ちして、みんなでワイワイお話しするわけです。
なので、一応待っている全員と話せるように、気を使ってくれる心優しいメンバーさんもいるわけで……。
「そんなことくらい、あなたの年齢くらいになればわかるでしょ?」って思います。
しかし、その子はここでも、大きく妄想を膨らませてくるのです。
「あの人毎回私に声かけてくるんだけど、もしかしたら私の事気になってるのかな?」
「あの人のファンの子、ちょっと激しい子多いから、そんなことバレたらヤバいよね」
もちろん彼女は、真剣に考えているのですが…。さらに勘違いは続きます。
「やっぱり私くらい美人じゃないと、彼には釣り合わないか」、「気があるなら、もっとちゃんと言ってくれないと、返事のしようもないよね」など。
もう、どうしていいかわからないレベルまで到達します。
思わず「あなたは美人でもないし、彼は仕事だと思って話しかけてるだけなのよ」といいたくなりますが、余計なお世話をするのも骨が折れるので、そのまま放置。
結局その女の話を聞くのが面倒になって私は、ほかのグループに鞍替えすることにしました。
勘違いブス女のエピソード3.バーでしかモテない女の意味に気付かない
最近知り合った女性で、なかなかのシルエット美人さんとの、出会いがありました。
それこそ後ろから見たらとてもいい女なのですが、前から見ると、不美人さが際立ってしまう感じの女性。
友だちが「趣味の合う知人を紹介したい」ということで会ったので、顔の事は「ちょっと、もったいないな」と思う程度だったのです。
女三人で楽しく話しながら、食事をしてお酒を飲んでいると、自然に話は男性の話になっていきました。
しばらく二人の話を傍聴してみることに。
シルエット美人さんが突然、「若いころさんざんモテたけど、ここ最近また男性によく声をかけられて困っているの」という話をしはじめました。
ちょっと興味深かったのでしっかり聞いてみると、雰囲気のいいバーを見つけて、ときどきそこで飲んでいると、高確率で男性から声をかけられるという話。
お酒をおごってもらい話をして、連絡先を交換したら、また後日会うよくある流れの話です。
ですが、気になったのは後日食事に行くのは、だいたい1度きりということ。
彼女の話をそのまま信じるとすれば、相手の男性たちはとても忙しい人らしく、ラインでの連絡は一日一往復くらいするけれど、それも忙しいと2-3日後に返信があるのだとか。
彼女は自分の事をキレイだと思っているようで、「自分くらいになると余裕を見せるのも、大切なんだ」と、力説しはじめました。
心のなかで「いやいや……。鏡見ようか、しっかりと」と思った私。
しかし、そういうわけにもいかずに、話し続ける彼女の話を聞くことに。
「今は4人の男性から声をかけられて、保留中になっているから、これ以上は困るのよね……」
「早く誰かに決めないと、相手にも悪いし」
などと、ちょっと遠くを見ながら、言うその姿に、なぜかひどくイラっとしました。
私ならば、バーだけでモテるその理由も、きちんと考えると思うのですが、「女の勘違いもここまでくると脅威だな」と思ったできごとでした。
まとめ
世のなかには見ているだけで、つらくなるような勘違いブス女がたくさんいます。
しかも、そういう女に限って、自分の容姿を「かわいい」と思っているものです。
そんな勘違いブス女には、しっかりと身のほどを知ってもらいたいと思いますね。