41歳女性。
年下夫にベタ惚れされて、結婚したものの、実は大変な束縛夫だったことが判明。
現在では「いかに夫への感謝の心を忘れず、束縛を愛情と、とらえるようにして、良好な夫婦関係を築くか」ということを模索し、日々過ごしている。
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夫の異常な束縛のエピソード1.報連相の義務と細かな確認
もともと私自身は、おおざっぱで、細かいことには頓着しない性格でした。
ですので、現在の夫に、「誰と会ってなにをしたのかを報告して欲しい」と言われたときは、「きちんとした人はみんなそうなんだ」と思って、それほど違和感は感じませんでした。
定期的にスケジュール帳を提出して、人と会う予定があるときは事前に相談します。
「ダメ」と言われることは、ほとんどありません。
しかし、職場の付き合いで男性がいる、飲み会などに出なければならない場合、必ず30分置きに、メールで現状報告をしないと、電話がかかってきます。
私自身はそれほど気にしていなかったのですが、あるとき職場の同僚にそのことを話したら、ものすごく気持ち悪がられました。
それまではあまり「束縛」というふうに、思っていなかったので、苦痛ではなかった私。
ですが、だんだんと周囲の意見を聞くようになって、「まるで会社じゃん!」と言われたときは、「さすがにおかしいのかな?」と思うようになりました。
でも、こちらから報告しないと、勝手に手帳を見られたりするので、「こっそり見られるくらいなら」、と自分から出しています。
私の携帯などは定期的に見せていても、お風呂に入っている間に、勝手にいじるほど束縛が強い夫です。
やましいことはなにもないので、別に気にはしませんが、「なにが楽しいのかな」という気持ちですね。
夫の異常な束縛のエピソード2.服装の束縛だけでなく、〇〇処理にも許可がいる?!
この束縛はちょっと面倒くさいのですが、服装や身だしなみについての束縛です。
うちの夫は脚フェチで、私の脚を「すごくきれいだ」と言ってくれます。
それは嬉しいのですが、ほかの人に見せたくないという思いから、結婚後はスカートをはかせてもらえません。
もともとそんなにスカートを好むほうではなかったので、スカートNGなのはそれほど苦痛ではないのですが、「たまにはおしゃれして出かけたいな」と思うこともあるので、イラッとします。
ほかにも、Vネックのニットや体の線が出るようなフィットしやすい素材の服などは、夫と一緒のときでないと、着させてもらえません。
面倒なので、職場へは数着のスーツを着まわすことで、対応しています。
一度、転職した企業が制服を採用していて、タイトスカートを着用する必要がありました。
しかし、そのときは「黒いストッキングを履いて欲しい」と懇願され、「夏はおかしい!」と抗議。
すると夫は、「どうしても無理ならムダ毛を剃らせない」と言ってきて、家中のムダ毛処理のための、カミソリなどを処分。
買ってきて置いておいても、捨てられてなくなっているので、処理することができないのです。
幸い、毛は濃いほうではなかったのですが、それでも放置していれば、数本の毛がひょろんと伸びて、恥ずかしいことに……。
そうなってくると、仕方なく黒いストッキングでごまかすしかなくて、夏場はお願いして、処理させてもらったりしていました。
これは束縛というか、もう性癖と言ったほうがいいのかも知れません。
本人的にはとても重要で、大切なことだと思っているようです。
「世のなかの男性は、そんなにそこら辺を歩いている女性の脚に、興味持ってないよ」と話しても、「どこでなにがあるかわからないから」と、大真面目に語ってきます。
夫の異常な束縛のエピソード3.一歩間違ったらストーカー?!外出先に迎えにくる束縛夫
私が一番嫌なのが、外出先に迎えにくることです。
何度もやめるように言っているのですが、「心配だから」とか、「別に悪いことしてない」と言ってやめません。
とくに、職場の前で待っていることがあるのですが、それは本当に止めて欲しいです。
ちょっと残業で帰りが遅くなると、何度も電話が鳴ります。
「残業になりそうだ」、ということをメールしておいてもかけてくるのです。
そもそも残業しているということは、帰りたくても忙しくて帰れないので、電話にも気づかないことがあります。
電話に出られないでいると、そのことが不安にさせるのか、職場の前にきて待っている夫。
同僚にわからないように、待っていてくれればいいのですが、私の顔を見つけて駆け寄ってくるので、周囲には夫が待っていたことがバレバレ。
夫としては、「うちの妻に残業なんてさせやがって!」みたいな気持ちらしいのですが、「だったら、専業主婦にすればいいじゃん!」と思います。
一度目は「仲がいいんだね」なんて、「たまたま待っていてくれたんだ」、という感じにとってもらえるのです。
しかし、それが二度、三度と続くと、さすがに職場の人たちもドン引き。
実は、そのことが原因で、同僚に話してもらえなくなり、いづらくなって退職したこともありました。
今となっては笑い話ですが、そのときは残業するたびに大喧嘩。
夫としては、「連絡もできないくらい忙しい職場で働いて欲しくない」ということだったようですが、毎日定時にきっかり帰れる仕事なんて、そうそうないというのも理解して欲しいと思いました。
まとめ
束縛って正直面倒ですし、それが原因で喧嘩になったり、別れようかと思うこともあります。
けれど、ほかのご夫婦の話を聞いていても、それぞれに面倒な夫の癖というのはあるようです。
一歩間違えば嫌悪ですが、「こんなにも愛してくれている」というふうに、愛情と捉えれば、「夫婦関係もうまくいく」と私は考えています。