36歳女性。現在は所有している薬剤師資格を活用しドラッグストアでの調剤担当として勤務。
22歳のときに当時の同級生と結婚し翌年には子供を出産しながらも、元主人との間の生活の不一致などから26歳のときに、はじての離婚を経験しました。
以後、仕事と家庭を両立しながら男の子を育てるシングルマザーとして活動中。
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息子の可愛すぎるエピソード1.シングルマザーの私への気遣い
息子が4歳のころ、通っていた保育園でのできごと。
私は、息子が1歳を迎え少し経過したころに、元夫の浮気が原因で離婚という結末へと至った経験があり、当然ながら、息子はシングルマザーとしてひとり親として育ててきました。
親ばかと言われるかもしれませんが、すごく心の優しい男前な息子で、乳児のころから甘えたさんだったにも関わらず、優しい心で私の疲れを癒してくれる大切な存在だったんです。
そんな息子が、毎日通園している保育園でしてくれたある行動が、私のなかの「私の息子が1番可愛い!」という思いをさらにかき立ててくれることに。
その日、保育園では、お父さんやお母さんへの感謝の気持ちをこめた絵を描く行事を実施していたそうで、周りの多くの子どもたちは、お父さんとお母さんが一緒に並んだイラストを描いていたそう。
そんななか、私の息子は、当然ながら本当のお父さんの顔さえ知りません。
にも関わらず、イラストには私の絵を描いてくれるとともに、隣に顔をあえて描かずに記した男性シルエットの姿が描かれていました。
担任の保育士さんも少し気になったそうで、息子に「これはお父さん?」と尋ねたところ、頑なに「ううん、違うの」と言い続けていたのだとか。
そのあと、私が息子を迎えに行き自宅に帰宅したところ、息子から「まぁま」と呼びかけてくるので「なーに?」と尋ねると、可愛らしい両手で1枚の画用紙をもって「はい!」と手渡してくれるんです。
もちろん、この画用紙は、前述したイラストのこと。
私がなかを見てみると、私とおぼしき女性のイラストとともに、横には男性と思えるイラストが描かれていました。
それを見て私が息子へ「これはだぁれ?」と男性のイラストを指さして聞いてみると、「うーんと、パパ!」と可愛らしい声で答えました。
どうやら、息子はお父さんと会ったことはないにも関わらず、イラストに私だけの姿を描いてしまうと私が寂しくなってしまうと心配してくれたようで、知らないながらも父親の姿を想像しながら並べて描いてくれたんです。
「パパ」と言ってくれたときの嬉しそうな笑顔を見て、思わずぎゅっと強く抱き締めてしまったくらい。本当に本当に、うちの息子は世界一の優しい男でした。
息子の可愛すぎるエピソード2.息子からの嬉しいラブコール
私にとって、息子が世界一愛しい男性なんだ!と決定づけてくれるのが、息子からの毎日のラブコール。
朝起きると、私の顔を見たとたんにニコッとした笑顔で「ママ、大好き-!」と抱きついてきてくれたり、私が出かけるためにメイクをすると、それを見て「ママ、今日もかわいい!」と言ってくれたりします。
もう、親も親ばかなら、子供も子供ばか?と言っちゃいたいくらい、私のことをいっぱい褒めてくれる息子。
まさに、文字通りの私だけの宝物なんです。
息子の可愛すぎるエピソード3.たまに変わる呼び方
保育園に通うようになり、今までは不規則だった「友だち」という存在が身近になったからでしょうか?この時期を境に、息子の行動にもある変化が生まれていました。
それが、私に対する呼び方。
実は、保育園に通うまでは、たとえ近所の幼なじみのこの前であろうが場所を問わず、私のことは「ママ」と呼んでくれていた息子。
ところが、保育園に通うようになった途端、保育園の先生の前やお友だちのなかにいるときに限って、私のことを普段の「ママ」とは呼ばず、「おかあさん」と呼ぶようになったんです。
でも、おうちに帰宅したときや私と二人きりやおじいちゃんお婆ちゃんの前では、相変わらずママと呼んでくれる始末。
少し不思議に思ったので、担任の保育士の先生にお尋ねしてみたところ、どうやら以前、ママと呼んでいたことを同級生の男の子に笑われたそうで、それ以来、ママとは呼ばずおかあさんと呼ぶようにしてるのだとか。
まだ4歳というわずかな年齢にも関わらず、それでも一人の男としてのプライドがあるんだなと思った瞬間、益々息子のことが愛おしくなってしまった瞬間でしたね。
もちろん、それから成長した今でも甘えたさんなところはなくなっていないようで、私と二人きりのときには屈託のない笑顔で甘えてきてくれる息子は、文字通り目に入れても痛くないくらいに愛おしい大切な存在なんです。
息子の可愛すぎるエピソード4.シンママの私への彼からの気遣い
私にとっては、いくつになっても愛おしい大切な息子。
けれど、日々、息子は着実に成長してくれているようで、それは身体だけじゃなく心の面にも言えるようです。
そう感じさせてくれるのが、最近、よく息子から言われるようになったある言葉。
それが、「ママ、ボクはママと二人きりでも寂しくないからね?」というもの。
息子も、自分の身近な環境に父親という存在がいないことと、その理由を彼なりに理解してくれているようで、明確に離婚した理由などを彼に説明したことはないのですが、それに触れてはいけないことなんだ、というのを彼自身も薄々感じ取っているようでした。
そのうえで、息子は私に対し、きっとお父さんという存在がいなくても自分は寂しくないからね?ということを私に伝えたかったんだと思います。
相変わらずの可愛らしい笑顔のままで「ママと二人きりでも寂しくないからね」や「ママと二人きりでボクも嬉しいよ」なんて言葉を言われる度、もう可愛くて可愛くて仕方がないんです。
一時期は、息子のことも考えて再婚を検討したこともなんどかあったんですが、最近ではそれもなくなり、息子からの可愛らしい気遣いを通じて「シンママでもこの子を守るんだ!」と、勇気づけられています。
まとめ
息子は、たとえどんなことがあったとしても、私にとっては大切な宝物。
そんな風に実感させてくれるエピソードが、今までもこれからも盛り沢山だと思います。
と同時に、いつか大人として旅立つ息子を立派な男性へと育てるべく、私も日々成長し続けるそんな毎日がとっても幸せなんです。