35歳、専業主婦、女性。結婚してもうすぐ7年目になります。夫とは婚活で知り合って、夫の方から熱心にアプローチをされました。
好みの条件に合致していない部分もありましたが、付き合っているときは包容力があり、とにかく私に優しくそういった姿に安心して結婚を決意。
しかしスピード婚をして、付き合っていた期間には見えていなかったことがどんどん出てきて、子供がいなかった場合にはもう離婚をしていただろうと思います。
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スピード婚をして失敗だったエピソード1.お付き合いをしているときには、夫を冷静に見る時間がなかったこと
私は28歳のときに夫と婚活で出会ったのですが、それまでの婚活歴が長く「結婚したい」という思いが強かったです。
夫と出会ったときには夫の方からぐいぐいアプローチをしてくれ、好意があることを伝えてくれていました。
そして最初のデートのときに今までされたことがないぐらい大事に扱われ、運命の相手だと思い込んだのです。
3回目のデートでお付き合いを決め、出会って2ヶ月半で婚約をして、5ヶ月後に入籍をするというスピード婚になりました。
スピード婚になった理由には、私の年齢的な理由からの結婚のあせりに加えて、私が当時やっていた仕事に疲れていたという理由も大きかったです。
「仕事を辞めたい」、「28歳という年齢で穏やかに仕事を辞めるために寿退社がしたい」という思いが強く、夫と出会いのチャンスがあったことで、結婚へと突っ走ってしまいました。
お付き合いをしている期間も短かったですし、夫の方も結婚を考えていたので、私の前では良い振る舞いをして好かれようとしていましたね。
私はそれが夫の真実の姿だと思っていましたし、スピード婚はじっくり付き合っていないので、こんな部分もあるといった欠点を見る機会がありませんでした。
結果的に入籍をして一緒に住みはじめてから、夫のそれまで分からなかった悪い面が次々と出てきて、スピード婚をしたことを後悔するようになったのです。
スピード婚をして失敗だったエピソード2.本来の姿が見えてきたときの失望が大きかったこと
夫は結婚するまでは私のことをリードしてくれて、デートプランも夫がほぼ提案し、引っ張ってくれる人だと思っていました。
しかし実際に結婚してみると、それまでのリードは何だったのかと思うほど、私まかせになったのです。
入籍して3ヶ月後に結婚式を控えていて、結婚式の準備も二人でしていく必要があったのですが、一緒に住みはじめてからは、ほぼ夫の意見なしで、私任せにされて、しんどいなと思ったことが始まりでした。
結婚式の準備をしている段階から、頼りないなという風に思い、それが徐々に重なっていったのです。
1年後には家を買ったのですが、その提案をしたのも私。具体的に家をいくつも探して夫にプレゼンをして、おたがいの意見が一致するまで、動いたのも私。不動産屋さんとやり取りをしたのも私。
夫はローンの名義人になってくれたぐらいでした。
人生に一度しかないであろう大きな買い物のときも、受け身で私任せな姿勢に、「大丈夫かな」と思いましたし、結婚したことを後悔する気持ちも出てきましたね。
スピード婚だからこそ、夫が付き合いをしていたときには取り繕っていただけで、頼りない人間だということが分からなかったのです。
家を購入後に引っ越しをすることになった際にも、妊婦の私に引っ越しを丸投げして、子供の名前を考えるのも私任せでした。
夫の頼りなさを事前に知ることができていたら、結婚はしていなかっただろうと後悔しています。
スピード婚をして失敗だったエピソード3.マザコンと言えるぐらい姑との距離が近いこと
夫はお付き合いをしているときに、自分の家族について話す内容は、仲が良いということぐらいで、「家庭を大事にしている人なんだな」というふうに好印象でした。
夫の両親にはじめて出会ったときにも、数時間でしたし、私が緊張していたのもあり、普通の親子関係ぐらいにしか思いませんでしたね。
しかし実際に結婚をしてみると、姑は息子が可愛くて仕方がないといった過保護タイプだったのです。
夫とは毎日メールや電話で連絡をしていて、夫はよい年齢なのに何か困ったことがあれば、私に相談するより先に「実家に聞いてみる」が口癖。
そして姑が言っていることによって、物事の判断基準を変えるのです。
夫の意見はあってないようなもので、姑の意見が夫の物差しになっていることにうんざりしました。
姑が私達の家庭に介入しすぎるときも、夫は「心配しているから」「親はそんなものだ」というふうな態度で、姑と自分との関係が近すぎるとは思っていませんし、一言でまとめるとマザコンなのです。
夫と付き合い歴が長ければ、そういった部分も徐々に見えてきたのではないかなと思いますし、じっくりお付き合いをするなかで、何度か実家を訪れ、家族と接している姿を見ることが大事だと思いました。
スピード婚は相手だけではなく、相手の家族のことも知る機会が少ないので、失敗しやすいのではないでしょうか。
スピード婚をして失敗だったエピソード4.付き合っている期間が少なく、絆が弱かったこと
夫とスピード婚をして失敗したなと思うのは、付き合っている期間が短かったので、夫と結婚するまで共有してきた物が少なかったことです。
長くお付き合いをしていると、いろいろなことを二人で経験したり、感じたり、喧嘩や倦怠期を乗り越えたりということで、絆ができてきます。
しかし短いお付き合いのなかではこういった絆を深める機会がなく、結婚した後にそういった絆の薄さが問題になってしまったのです。
夫が身体的な病気をしたり、私が精神的な部分での体調を崩した際も、おたがいにどこか冷めたような感じで、相手に対してそこまでの愛情ができていないことに気づきました。
長い間付き合っていくなかで、この人が好きだ、結婚したいと思ったカップルに比べて、関係性の薄さというのはどうしてもあるかと思いますが、その絆の弱さがときおり顔を出して、ちょっとした問題が起こった際に、安易に「離婚したいな」という風に感じてしまうのです。
まとめ
夫とスピード婚に至るまでの過程では、この結婚はどうなのかという疑問を感じることはありませんでした。
しかし結婚してみると、やはりスピード婚ならではの問題がたくさんあると分かり、もっとじっくりと時間をかければ良かったと後悔していますね。