放任主義の子育てをして良かったと思う理由5つ

放任主義の子育てをして良かったと思う理由

40代のシングルマザーで、webデザイン関係の仕事やライティングの仕事をしながら2児を育てました。忙しい私が子育てのモットーにしていたのは子どもの自主性を尊重できる教育をすること。

満点な母親ではないと思いますが、子どもはいい子に育ってくれて感謝しています。

 

 

放任主義の子育てをしてよかったこと1.子どもの家事能力がついた

家事が出来る子ども

 

私はシングルマザーで二人の子どもを育てています。上の娘は現在大学2年生です。

1人で家庭を切り盛りしなければいけないので、子どもにかかりっきりになることが難しいというのもありましたが、子どもたちには「自分のことは自分でしなさい」ということを小学校低学年のときから伝えていました。

もちろんなんでもかんでも小さいときから自分でするのは無理でしたが、できることは自分でするという癖をつけましたね。

 

たとえば上の娘は小学2年生のころから、夕ご飯のお米をといで炊飯器にセットしてご飯炊きの担当になってくれましたし、少し大きくなると朝干した洗濯物の取り込み、それをたたんで自分でクローゼットに片づけてくれるようになりました。

大学生になった今は、毎日のお弁当も自分で用意して持って行きます。

自分の身の回りのことは一通り自分でやれる子になりました。

 

放任主義の子育てをしてよかったこと2.子どもの自主性が育った

自主性がある子ども

 

簡単な家事を早いころからこなせるようになったこと以外に、親として嬉しかったのは精神的な自主性が育ってくれたことです。

今通う大学の進路、将来どんな仕事に就きたくてそのためにどういう勉強が必要かなどは、子どもが自分で小学生の高学年のころから考えてきました。

 

基本的に私は口うるさく「勉強しなさい」と子どもに言う親ではありませんし、テストでよい点を取ってきて褒めてあげることはしますが、波があって点数が下がっても一々叱りません。

でも、子どもの気持ちが勉強以外のことに取られてしまい、生活の乱れが気になってしまったときは、勉強を強制的にさせるのではなく、将来のビジョンやどういう大人になりたいのか話をしたりしました。

 

「勉強は自分の夢を叶えるためにするもの」「自分のためにするもの」というのを折りをみて確認させる、そういう感じで関わることにし、子どもが「自分で決めて」塾に行きたいとか、何か講習を受けたいという場合はもちろん可能な限り協力。

自分で決めて興味をもってはじめたことだからこそ、あとあと実を結ぶ結果になったと思います。

 

放任主義の子育てをしてよかったこと3.自立した関係をたがいに築ける友人が多くいた

自立した関係をたがいに築ける友人

 

娘の交友関係を見ていると、同じようなな自主性のある精神的に自立した「大人な」友人が多いように見えます。

私が中学や高校のときは、女友だち皆でトイレに行くようなグループ行動するような横並びの集団行動を経験し、自分でも辟易しながら「みんな一緒」で安心する薄い友人関係を持っていました。

私の母親は過干渉なところがあり、私もいつしか「人と一緒」でないと不安を覚えてしまう思春期を過ごしたのです。

 

しかし娘の場合は人と同じであることや、人と一緒であることに価値観を感じているように見えません。

誰とも関わらない孤立した個人主義というわけでもなく、いい意味でたがいに自立した依存関係のない友人を選んでいます。

 

そういう友だちのご家庭の話を聞くと、やはり皆さん教育ママや教育パパという堅苦しい家庭ではなく、子どもの個性や自主性を尊重する方針の家庭でした。

皆やりたい目的を持って大学に入って、よいライバルや同士として仲良くしているのを見ると微笑ましいです。

 

 

放任主義の子育てをしてよかったこと4.個性のある人間になった

個性ある人間

 

自主性を尊重するというと聞こえはいいんですが、教育ママだった私の母や古いタイプの人間などには「放任主義ではないか」と言われてしまうこともありました。

もちろん、人が大勢いるところでは騒がないとか、ゴミなどをまき散らさないというような社会的マナーなど最低限の干渉や教育はしましたが、うちの親から見るといろいろと放任に見えたようです。

 

たとえば実家でおやつを出されて、うちの子どもは食べたかったら食べるし、食べたくなければ手を出しません。

母からすると、普通なら(個数が少なければ)遠慮するとか、自分の意に沿わなくてもお礼を言っていただくとか、そういうのがマナーという訳です。

そういうことを教えないで、子どもの好きにさせる私は子どもをきちんと教育していないと思われたようですね。

 

しかし私は過干渉と教育(しつけ)は違うと思っています。

私は母にいろいろこうするべきという干渉を受けまくって、必要以上に空気を読もうとしたり、自分の本音を言えない人間になって苦労しました。

 

私が周りの人間でも素敵だと思える人は、もちろん他人への気遣いは持ちつつ、自分の意見や個性、考えを大事にして主張できる人でした。

そういう人にはいい意味での個性があります。

うちの娘は気がつけば私の理想とするような個性のある人間に育っていました。

 

放任主義の子育てをしてよかったこと5.親子関係が良好

親子関係が良好

 

基本的に子どもとってはああしろこうしろと干渉しなかった母親だったので、子どもには自分の考えを尊重してくれる「よいお母さん」と思われているようです。

 

ただ自分で言うのもなんですが、子どもにプレッシャーは与えないようにしつつ、必要なことや大事なことは影ながらサポートできるよう苦心しました。

完全放ったらかしでの放任主義ではなかったので、それなりに苦労も多かったですが結果的には苦労が報われたと思っています。

 

また自由と責任は一緒にあることは一番大切なこととして、これからも分かってもらえるよう伝えていきたいです。

 

まとめ

自分で考えて困難に立ち向かうことや、自分の意志で行動し責任をとることは人生でとても大切なことだと感じています。

もしも私が逐一手や口を出す過干渉な母親だったら、子どもにこうした自主性は育たなかっただろうと思いますね。

 

古い考えの人には放任主義と見られてしまっても自分の育て方がよかったと思います。