21歳女性。視野を広げるため、いろんな経験をするためにアメリカに留学中の大学生。出会う人は、いい人ばかりではなく、子どものころに描いていた世界とは、違う世界がみえてきて驚きの毎日。なんとか、ポジティブに生きようと日々、一生懸命に生きている。
見出し
「汚い世界だ」と感じたこと1.親切なふりをして弱い立場のひとをだます
私のおばあちゃんは、80代で耳も悪く、お人よしの性格もあってか、だまされた過去がいくつかあります。
私のおばあちゃんが住んでいる地域は、少子高齢化がとくに進んでいるエリアなんです。
市バスのかわりに、コミュニティバスが、なん本か走っているところです。
おばあちゃんは病院に行くとき、そのバスに乗っていくことが多いのです。
ある日、50代くらいのおばちゃんが、私のおばあちゃんに声をかけたそうです。
「おばあちゃん、バス賃だすの手伝ってあげる」と。
おばあちゃんはその人を信用し、財布をそのおばちゃんに預けたそうなのです。
しかし、家に帰り財布の中身を確認したところ、お札が抜き取られていたようです。
自分から、人助けのふりをして、お金を抜き取るなんて信じられません。
相手は、高齢者で弱い立場の人です。
私は、この話を聞いたとき、世のなかにはそんな最低なことをする人が、実際にいるんだと驚きました。
怒りをも、覚えました。
「強い立場の人は、弱い人を助ける」と、子どものころに教えられてきた私。
どうして、そのような行動をしたのか理解できません。
汚い部分をもつ世界の縮小版を見たような気分になり、嫌な気持ちになりました。
「汚い世界だ」と感じたこと2.人を使うという考えかた
私の育ってきた地元は、優しく友だち思いな人たちが多く、そんな人たちに囲まれて生活していました。
しかし、留学生活ではその環境は一変。
「人を使う」という、新しい概念に出合います。
アメリカで生活をするのは、たやすいことではないです。
日本で生活するよりもお金はかかるし、日本語ではなく英語で生活をすることになります。
私の友だちから聞いた話なのですが、車を持ち、ひとり暮らしをしているアメリカ人と、同棲している知り合いがいます。
仲よさそうにしている写真をSNSにあげていたり、一緒に帰っているところをみていたりして、「羨ましいな」と思っていました。
しかし、その子は、アメリカ人の彼氏と同棲しているにもかかわらず、彼のことは好きではないようです。
彼氏は車を持っているので、朝の送り迎えに加えて、一緒に暮らしている家賃はすべて向こう持ちだというのです。
双方の同意でそうしているのであれば、なにも問題はないとは思いますが。
やはり、大人になっていくと、純粋な恋愛をするのは、むずかしくなっていくように感じます。
これを汚い世界だと、表現するのが正しいのかは、わかりません。
でも、青春ドラマやアニメのような、きれいな恋愛を想像していたころを思い浮かべると、とても寂しくなりました。
「私の運命の人は、いつになったら現れるのか」と、汚い世界を知りながらも、期待しています。
「汚い世界だ」と感じたこと3.彼氏にうまくコントロールされる
私には、1年続いた彼氏がいました。
どのように、交際まで発展したかというと、向こうからの強力なアプローチによるものです。
通っている学校に出す書類の準備をするため、学校の事務所に向かっていたときに、急に話かけられました。
最初に出会った日は、なにもなくおわりました。
数か月後に、向こうから再び声をかけてくれ、そのときに連絡先を交換しました。
ほぼ毎日のように、向こうからメッセージがきて、毎日のように出かけたりしていました。
彼はとても優しく、いろいろなところに連れて行ったりしてくれました。
しかし、自己主張がとても強い人で、私の問いかけに5倍くらいの返答があります。
また、デートのたびにご飯代は、毎回出してくれていました。
しかし、だんだんと、こんなことを言われはじめました。
「君とした食事のせいで、こんなに使っちゃったよ」と。
毎日のように外食して、毎回お金を出してくれていたので、「いっぱいお金持ってるんだろうな」と、勝手に思っていました。
私は、自分で出すと言ったこともありましたが、断ったのは彼です。
まるで私のせいで、お金がなくなったかのような言いかたをされ、嫌な気持ちになりました。
そこに、意見を言おうとしても、倍返しでかえってき、まともに話し合いができなく、だんだんとストレスがたまっていきました。
その彼は、年上だったため、年上の男性に拒否感を感じてしまい、今でも苦手です。
まとめ
大人になっていくにつれ、汚い部分の世界を知っていくのは、しょうがないと思います。
皆さんが「汚い世界だ」と、思う場面はなんでしょうか。
なにごとも、ポジティブに考えて、できるだけきれいな世界で、幸せに生きていきたいですね。
「やっぱり、世のなか捨てたもんじゃないな」と、思えるようになるかもしれません。