41歳の既婚女性。地方都市に在住。
さまざまな趣味などを通じて、全国に年代の異なる友だちが多数おり、彼らと交流しながら趣味を広げ、楽しく暮らしている。
自宅では、夫と年老いた犬とで、のんびりとした毎日を堪能中。
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つまらない奴のエピソード1.自己評価が高すぎる
1つ年下の男友だち。
彼の第一印象は、「自信に満ちた人だな」というものでした。
仕事では役職についており、自尊心が高く、有言実行で、最初は魅力的な人だと感じたものです。
ところが、付き合いが長くなるうちに、「その第一印象が、錯覚だったのかもしれない」と思うようになりました。
たしかに、彼は自尊心が高く仕事はできるかもしれませんが、自己評価が高すぎるのです。
なんでも、自分が一番正しく、一番素晴らしいという考えから、他人の意見を受け入れようとしません。
世間一般の常識から考えて、明らかに彼が間違っていると判断できることでも、それは一緒なのです。
「俺は凄い」「俺はできる男」
そういう発言も、最初のころは「そうなのか、凄いな」と聞いていたのですが、年々鼻につくばかり。
一緒にいても、彼自身の自慢話を聞かされるだけなので、もう飽きてしまって仕方ありません。
他人の意見を受け入れることのできない、つまらない奴にしか見えないのです。
つまらない奴のエピソード2.流行に左右されすぎる
そんな彼は世間から見たら「エリート」の部類に入ります。
若いころは倹約家だったイメージがあるのですが、年収が10,000,000円を越えたと聞いたあたりから、次第に暮らしぶりが派手になってきました。
流行の服、鞄、靴などを揃え、シーズンごとに変えていく生活を、羨ましく思う人もいるでしょう。
もちろん、彼が、自分の収入に応じた生活をすることには、なんの不満もありません。
でも彼には、その流行に乗っていない人間を見ると、すぐに相手を下に見る傾向があるのです。
「このくらいのアイテムは、持っていないと」、そんな発言を聞くたび、げんなりします。
彼の言う「このくらいのアイテム」は、金額も5桁以上のものばかり。
誰もが数万円~数十万円するアイテムを次から次に、買えるわけではないのです。
暮らしぶりが派手になってから、緩やかに彼から人が離れていっていることに、まだ気付いていない彼。
ハイブランドに興味がない私には、彼の趣味が理解できず、「つまらない」と思うことばかりです。
つまらない奴のエピソード3.他人を悪く言う
そんな彼は、他人の悪口を言うのが大好きという、困った性格。
とにかく、欠点を見つけて悪口を言い、馬鹿にしなければ気が済まないようです。
「太りすぎ」「不細工」「服装がダサい」
など、ほかの人に対するどうでもいいような悪口を、次から次にLINEで送ってきます。
おそらく、「私も影では、悪く言われているのだろうな」と、思わずにはいられません。
既読スルーするわけにもいかず、適当に相手をしていますが、これほどつまらない時間はないと言えます。
彼自身、収入があがる前は、いつもダサい格好だったし、太っていたのですが……。
「自分はよくて、他人は駄目」という考えなのかもしれません。
つまらない奴のエピソード4.嫌いなものを全否定する
それでも彼と友だちでいるのは、趣味が合い、話していて楽しかったからです。
数年前までは、そう思っていました。
しかし最近は、「友だち付き合いについて、考えなおそうか」と思うところまで、きています。
なぜなら、今では以前ほどに楽しく感じず、つまらないと感じることばかりになってきたからです。
彼のつまらない部分ばかりが見えて、いい部分が見えなくなってきています。
服や食事などに、さまざまなこだわりがある彼には、さらに大きな欠点が。
それは、「自分が嫌いなものを全否定する」というもの。
その嫌いなものとは決して特殊なものではなく、ドリンクや酒、服、食べ物などすべてにおいてなのです。
彼自身が「好きじゃない」と思うのは、自由だと思います。
しかし、店内でも構わず「いかに悪いか」語りはじめるので、一緒にいると恥ずかしくなることも。
そこには、その「彼が嫌いなもの」を好きな人だって、大勢いるというのに。
「なんて、つまらない奴なのだろう」と、悲しくなってしまいます。
つまらない奴のエピソード5.発言が陳腐
「合わない」と感じるようになってからは、私も、彼のすることが、どんどん不快に感じるようになってきています。
ときどきしか会わない友だちだから、なんとか、今も付き合いがあるという状態です。
流行に流されまくっているので、彼自身のスタイルというものが見えてきません。
また、振り返って考えてみれば、彼の発言は、雑誌やネットからの受け売りばかり。
最先端のスタイルやアイテムを、どこかで見たような言葉で絶賛するけれど、飽きれば批難しはじめる。
そんな彼の話を聞くのに、正直うんざりしています。
一緒にいて、楽しかった時期があったのも事実。
だからこそ、「今つまらない」と思うようになってしまったことが、とても残念なのです。
まとめ
1つ1つは、些細なエピソードばかりです。
しかし、些細なエピソードでも、積み重なれば、付き合いを考えなおすレベルにもなってしまいます。
仲よくしていた相手を「つまらない奴」と言うのは、とても残念なことです。
「私に、見る目がなかったのだろうか」と、悲しく思えてなりません。