30歳女性、OLとして商社に勤務。自分は、一般的な家庭に育ってきたと思っていたが、本当に育ちの良い人を目の当たりにして、自分は育ちが悪いのかと頭を抱えることもしばしばあり。趣味はショッピングと映画鑑賞、最近スノーボードをはじめました。
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「この人は育ちがいい人だ」エピソード1.筆まめ
大学時代の親友A子は、とにかく筆まめな人で、友だちや知人に手紙やはがきを書く人でした。
ある実習で、お礼状をグループで1通書くことがありました。
私は恥ずかしながら、手紙の正しい書きかたを知りませんでした。
頭語や時候の挨拶なんて、なにを書けば良いかわからなかったのです。
結びの挨拶なんて、「それってなに?」という感じで、ちんぷんかんぷんでした。
そんなとき、実習で同じグループだったA子は、率先して書いてくれたのです。
もちろん、手紙の書きかたの正しいルールも知っていました。
普段は、おかしなことを言い合って、笑いあうA子に育ちの良さを痛感しました。
今はLINEや、メールなどで手軽に、自分の気持ちを伝えることができる時代になりました。
たまには、手紙を人に出すのも素敵だなと感じています。
「この人は育ちがいい人だ」エピソード2.字がきれい
会社の同僚であるB子は、書道師範代で、とにかく字が上手で社内でも有名な子です。
本人いわく、「最近、全然書いていないから、文字が崩れてしまうの」なんて、言っています。
でも、B子が残した伝言メモは、とても字がきれいで読みやいなと、憧れてしまうくらいです。
私は、取引先に流すFAXの添え状は、パソコンで作成するのです。
しかし、B子はこれも自分で書いており、「きれいな字は良い印象を与えるな」と感じています。
「字は体をあらわす」という言葉があるくらい、文字は人の育ちそのものをあらわしているものだと、私は思っています。
私も、少しでもB子のようになれるよう、まずは汚文字を改善するべく、ペン字講座で頑張っています。
「この人は育ちがいい人だ」エピソード3.人へのお礼を欠かさない
私の同僚C子は、どんな人へでもお礼を忘れず、しかもスピーディにお礼をすることを、心がけている子です。
C子は、転職のため会社をやめることになったのですが、そのときもすべての部署を回って、あいさつをしたようでした。
私だったら、「あんまり接点のない人なら、お礼なんていらないんじゃないかな」と、思ってしまいます。
C子は、いつも直接顔を出さない部署にまで、丁寧にあいさつをしに行ったのです。
もちろん同じ部署の人には、お礼のあいさつをしてくれました。
それに加えて、全員に一言メッセージ入りのカードと、お菓子をくれたのです。
退職のときは、お世話になった人に、お菓子を配るのがうちの会社の通例なのです。
でも、ひとりひとりに違うメッセージを書いてくれる、C子のまめさに育ちの良さを感じました。
C子と、会社で一緒に頑張った日々を思い返して、ちょっと感動したエピソードでした。
「この人は育ちがいい人だ」エピソード4.食事の仕方がスマート
食事は、その人の育ちをあらわすということは有名な話です。
友だちのA美は、とにかく食事の仕方がスマートなのです。
A美とは、2ヶ月に1回くらい食事に行くのですが、なかでも魚の食べかたが素晴らしかったのです。
私は魚の食べかたが、正直、上手ではないです。
食べたあとは、魚の実が骨に残って残念な見た目になっています。
でもA美は、指を一切使わず箸だけできれいに骨を取り、身だけをキレイに食べていたのです。
これは、私も見習いたいと思いました。
さらに、ぐちゃぐちゃになりやすいミルフィーユも、パイのくずがあまり出ることなく、きれいに食べおわります。
手紙同様に、食べかたもきれいな人は、「両親が小さいころから教えたのだな」と、思い育ちの良さを感じます。
「この人は育ちがいい人だ」エピソード5.人を侮辱しない
友だちのB美とは、よく一緒にカフェでお茶をするなど、結構仲良く遊んでいます。
そんなB美は、どんな人でも「人を悪く言わない」のが特徴です。
私が「職場の〇〇さんが、ぽっちゃり通りこしてデブでさ」なんて、ちょっと悪口のようなこと言ったとします。
すると、「そっかー〇〇さんって、ちょっとグラマーな人なんだね」と、悪口をオブラートに包み話を進めていくのです。
たしかに、B美からは人の悪口なんて、聞いたことはないのです。
人を侮辱しないB美からは、育ちの良さを感じずにはいられません。
B美と話をしていると、「あ、私って性格悪いかも」とも、思ってしまうくらいです。
しかも、悪口を言っているときの、自分の顔を想像してみると、とってもブスに見えてしまうのではないかと感じています。
人と会話するときは、侮辱する言葉を使うことは、避けようと思いました。
「この人は育ちがいい人だ」エピソード6.服や靴の手入れが行き届いている
職場の先輩は、いつも着ている服にしわがなく、靴のかかとがすりへるということもない人です。
そんな先輩は、特別高い服を着ているわけではないのです。
でも、手入れされた服からは、いつも清潔感とともに、しっかりとメンテナンスする姿に、育ちの良さを感じます。
私は、スカートにしわが寄ったり、うっかり靴のかかとがすりへって金具が飛び出てます。
そのため、階段を上るとき「カンカン」と、音がなってしまい、恥ずかしい思いをすることもありました。
先輩と、話をよくするようになってからは、私も見習い、靴の手入れを出勤前することを心がけています。
まとめ
育ちの良さを感じる人は、毎日のなに気ない行動や、言動からもその育ちの良さがにじみ出るようです。
ついつい、育ちの悪さが出てしまう自分を見なおして、育ちの良い人から良い点を学びたいと、痛感しています。