強烈すぎる!私の身近にいた、権力欲が強い人の3つのエピソード

突き落として昇格する人間

39歳男性。自営業。会社員時代は長年同じ会社に勤めていたので、一番下から管理職までを経験。現場主義で仕事をしてきたので、自分のスキルには自信を持っています。会社を辞めてからは自営業で働いています。趣味は映画鑑賞と散歩。

 

 

私の身近にいた権力欲が強い人1.先輩の立場を利用して痛めつけてのし上がる

ピースサインする社会人

 

私が会社に入社して間もないころ、私の教育係として1人の先輩がついてくれました。

はじめは優しかったのですが、じょじょに先輩風を吹かせてきて、ことあるごとに私に対して攻撃するようになってきたのです。

 

私は人と仲よくなるのがうまい方だったので、その先輩以外の人とはほどんどの人と仲よくなっていました。

だからこそ先輩からの風当たりが強くても、まわりの人たちがフォローしてれたので頑張ることができたのです。

 

その先輩は一番キャリアが長いのに、出世することができない状態が続いていたようです。

それからというもの、入社してきた社員を全員痛めつけるように攻撃して、自分には逆らえないようにしていたようです。

 

結果として上司よりも権力を握るようになり、誰もその先輩には逆らえないようになっていきました。

先輩は仕事はできる人だったのですが、人間関係に問題がある人でした。

それでも権力欲が強くて最終的には、自分の力をこじしてのし上がっていったのです。

 

私の身近にいた権力欲が強い人2.仲間をすべて自分の味方のしようとする後輩

仲間たち

 

私が社内でも中堅クラスになったときに、入社してきた若い社員が強烈なまでに権力欲が強かったです。

入社してはじめての挨拶では、「目標は社長になります」との一言で、全員があっけに取られてしまいました。

 

入社後の仕事ぶりは真面目で面白い性格だったので、誰からも好かれるような社員になっていきました。

輪の中心に常にいるような存在になっていき、しだいに上からうとまれる存在になっていったのです。

 

彼もまた権力欲が強いので、自分の気に入らない先輩や上司がいると、まっこうから対立していきました。

しかもそのやり方は裏工作をしているのか、後輩全員を自分の味方にして、気に入らない上司に対して圧力をかけていったのです。

 

もちろん仕事にも大きな支障をきたすので、さらに上の上司が間に入ってことをおさめます。

当然嫌われている上司は問題に上がり、ほかの部署へ移動させられることになりました。

 

私は彼とも仲がよかったので標的にされることはありませんでした。

しかし、飲みに行くと必ず彼は「僕についていた方が得ですよ」「もうすぐあの上司のポストは僕がもらいますから」など、よく大口をたたいていました。

 

彼のまわりには常に仲間がついていて、輪の中心にいるからこそ自分の想い通りにことを進めることができると思っています。

強烈なまでに権力を求めていますし、今ある権力を最大限にいかそうとするのも「すごい」と思っていました。

 

結局彼は上司のポストまではたどりつきましたが、強引過ぎるやり方が裏目に出てしまし、権力を失っていき退社してしまいました。

それでも入社してから2年のできごとでしたが、権力を求めて実際に大出世をした彼の凄まじい権力欲は「すごい!」と思いました。

 

 

私の身近にいた権力欲が強い人3.部下のことより自分の出世しか考えていない上司

ガッツポーズをする上司

 

私も長く会社に勤めていましたが、あからさまに権力を行使したり、自分の出世のためならなんでもやる人もいました。

私の直属の上司ですが、自分の出世や評価を上げるためなら、平気で人を裏切ることができる人です。

 

普段外で見かけたら、さえない親父のような上司ですが、出社したとたんに、人に対して命令口調で指示を出したりします。

自分の命令が最優先で、すこしでも遅いと嫌味を言うのは当たり前。

 

私が数人でやっているプロジェクトの責任者でもありますが、ミーティングのやり方はすべて私に一任してします。

任せているというよりも、その仕事はその上司にはできないような仕事なので、名前だけの責任者という形です。

 

上司は毎日業務報告を求めてくるので、進捗状況を報告します。

あるとき、管理職の会議に呼ばれたときに、プロジェクトの進捗状況を報告するように求められました。

たまたまプロジェクトがなんこうしている状態のときだったので、そのことも含めて報告をしたのです。

 

当然プロジェクトの遅れは責任者が悪いと管理職の人は思いますが、私の目の前で上司が「私に報告しているのとは違うので、状況が分からない」と責任逃れをしたのです。

自分の評価が落ちるのが嫌なので、部下の私に責任をすべてなすりつけたのです。

ふだんから職権乱用のように権力をふりかざしていますが、さすがに目の前で責任をなすりつけられたのにはおどろきました。

 

私もなにも言わずに意地になり、そのあとはプロジェクトの成功にだけ集中しました。

仲間の協力もありなんとか無事にプロジェクトを成功させ、予想以上の利益を得ることができました。

 

予想以上の成果によって管理職の上司が直接お礼を言いにきてくれました。

しかしそのときに、直属の上司は全員がいる前で「私が指示を出して修正したことが、無事成功に向かってよかったです」と言ったのです。

 

全員が協力して成功にみちびいたのに、上司は全員の前で自分の出世だけを目指して手柄をすべて横取りしていったのです。

「現実に自分の権力欲しさに、まわりのすべての人を敵に回す人がいるのか」と疑うほどでした。

その上司の強烈なまでの権力欲に、私は開いた口が塞がりませんでした。

 

もちろんそんな上司は出世することなく、全員から敵対視されて逃げるように会社を辞めていきました。

 

まとめ

権力欲を持って出世を狙うことは悪いことではありません。

しかし、一定のルールを守って正々堂々と出世を狙ってもらいたいものです。

権力は一度もっていしまうとふりかざしたくなるので、権力欲を抑えることはむずかしいことなのかもしれません。

 

ただ私が権力を握ったら、みんなのために権力を行使したいと思います。