年齢、18歳。男子学生です。基本的には、高校生時代の友人の話。私自身も多少は、漫画やアニメを楽しみむので、それをきっかけに親しくなった、二次元オタクな友人が多い。趣味は、漫画やアニメ、あとはカラオケに行ったりしています。
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私の身近にいた、二次元オタクのエピソード1.カバンがジャラジャラな女子高生
私の学生時代、毎朝乗る電車で、その女子高生を必ず見かけました。
肩くらいまである黒髪に、色白な顔、赤縁の眼鏡をかけていて、整った顔立ち。
しかし、学校指定であろうカバンには、二次元のキャラクターが描かれた缶バッジが、大量に付けられていたのです。
しかも、同じ物を数十個、カバンの本来の色が見えなくなるくらいに、埋めつくされていました。
好きなキャラクターのグッズを、集めたいという気持ちはわからなくもないですが、少しやりすぎだと思いました。
ある日、この女子高生が電車を降りようとしたときに、カバンからバッジが一つ落ちたんです。
すると女子高生は、髪を振り回しながら慌てふためき、大急ぎでバッジを拾って制服で表面をみがきはじめました。
グッズが大切だと思うのは、良いことだとは思いますが、ここまでくるとドン引きしちゃいますよね。
私の身近にいた、二次元オタクのエピソード2.アニメ映画をみに行くクラスメイト
同じアニメや、映画をあきずに、なん回も見る人って結構いますよね。
うしろの席のO君も、そうでした。
O君は、少し前に話題になっていたアニメ映画にはまってしまい、暇を見つけては映画館へと足を運んでいました。
私が最後に確認した時点で、O君がそのアニメ映画を見た回数はなんと17回。
学生割引があるとはいえ、映画を見るだけで17000円です。
そのうえ、クリアファイルやキーホルダーを買っていたので、その金額は30000円近くになるでしょう。
私も趣味にはお金をかけるタイプですが、同じアニメ映画を映画館でなん回もみる気持ちは、理解しがたいです。
一度、「なんで、同じアニメ映画を見るの?」と、たずねました。
するとO君は、「僕がなん回も見ることで、アニメ映画をつくる人々にお金が入るから」と、言っていました。
今の作品だけを楽しむのではなく、のちの作品への期待としてお金を費やしていたんです。
こういったことができるO君は、面白い人だと思いました。
私の身近にいた、二次元オタクのエピソード3.なんでも完璧にしたい友だち
私の友人に、ゲームが好きな男の子I君がいました。
いろいろなジャンルのゲームを、幅広く楽しんでいたI君は、美少女育成ゲームにはまっていたんです。
いわゆるソーシャルゲームというやつで、I君は寝る間もおしんでプレイしていました。
それだけなら、まだゲーム中毒なだけですんだのですが、I君には厄介な特性があったんです。
それは、「どんなことでも、完璧にしたい」というものです。
ロールプレイングゲームでも、すべてのキャラクターをレベル最大まで育て、アイテムもすべて入手しないと気がすまないんです。
リズムゲームでは、一度もミスせずに完璧にクリアするまで、おわれないそう。
I君がはまっていたソーシャルゲームは、基本的には無課金で遊ぶことができるものでした。
しかし、完璧を目指すI君は無課金のレベルでは、すまなかかったようです。
学校を休むようになり、バイトをたくさん入れてお金を稼ぎ、それを課金していました。
まだ学生なので、バイトでの収入には限界があり、自分だけの力で無理だったようです。
すると、I君は自分のおばあちゃんの家に行き、家の掃除を手伝うふりをしてお金を少しずつ盗んだのです。
お陰で、I君は美少女キャラクターを順調に育て、満足することができました。
しかし、I君の悪事は家族にばれてスマートフォンは解約、学校も中退し盗んだお金を返すために、肉体労働をすることに。
久々に会ったI君からこの話を聞いて、私はこんなことになるほど人を狂わせる二次元が、少し怖く感じました。
なによりも、こんなことをヘラヘラと笑って話せるI君に失望しました。
私の身近にいた、二次元オタクのエピソード4.アニメに影響された友だち
私の一番仲が良かった友人N君も、アニメが大好きでした。
とくにはまっていたアニメが、主人公がタイムワープしてヒロインを救うアニメです。
そのアニメの主人公は科学者で、タイムマシンでいろいろなできごとを解決していくのです。
N君は、あまりにも影響されすぎて、自分でタイムマシンをつくって同じように、冒険しようと考えはじめました。
そうしてN君は、科学の研究ができる大学へ入り、現在もなおタイムマシンについて研究しているそうです。
感受性が高いというのか、影響を受けやすい人は人生が楽しそうだと思いました。
まとめ
二次元は、さまざまな影響を与えるものです。
それが悪影響であったり、良い影響であったりしますが、結局のところ感じる人それぞれによるものなのだと思いました。
ただ、現実よりも二次元を重視するようなことが、正しいことだとは私には思えません。