私の人生史上最悪な親戚とのトラブルエピソード3編

会合

35歳男性。

現在は、東京都内のIT企業に勤務しています。

 

大工を営んでいる本家の当主に、実家のリフォームを依頼して、金銭トラブルが発生。

叔父の身元保証人になって、約800,000円を弁済させられたりと、親戚を相手にひどい目にあった。

 

「血のつながりがあるからといって、信頼できる人間とはかぎらない」

そのことを身をもって体験する。

 

趣味は、ロードサイクリングと読書、株式投資。

 

 

最悪な親戚とのトラブルエピソード1.本家に実家のリフォームを依頼したところ、見積金額よりも1,000,000円高く請求された

契約書

 

私の実家は、栃木県の人口5万人程度の田舎町にあります。

田舎ですから、現代社会においても「本家」と「分家」という区分があり、私の家は「分家」です。

私の祖父が、本家の次男にあたります。

 

本家の家は、私の実家から車で10分程度の場所にあり、親子代々、大工を営んでいる個人事業主。

この本家に、実家のリフォーム工事を依頼したときにトラブルが発生しました。

 

私が実家で生活をしながら、中学校の教諭をしていたときのこと。

実家が築30年を超えたこともあり、水回り部分が老朽化したり、廊下がミシミシと音をたてはじめました。

なので、家のリフォームをすることになったのです。

 

当然、リフォーム工事を依頼する場合は、本家に依頼しなければなりません。

田舎町の狭い人間関係ですから、私の家がリフォーム工事を本家に発注しないで、赤の他人に依頼すれば、本家が怒ってしまうハメに。

 

また、このように言いふらされてしまうのが、目に見えているからです。

「分家のあいつは、リフォームするのにうちに頼まないで、ほかへ発注しやがった」と。

 

ですから、ほかに選択肢はありません。

家族で話し合って、リフォームをすることに決めると、本家に電話をして、「工事をしたいから、家のなかを見にくるように」と依頼しました。

 

当時の本家の当主は、私の父親とは、いとこ同士にあたります。

しかし、本家の当主は、客である私たちに対して、偉そうな態度をとるのです。

 

「分家が本家に対して発注するんだから、契約書とか注文書とか、書く必要ないだろ」

そのように言われてしまい、なにも書面を交わさないことに。

結局、口約束だけで6,000,000円という取り決めを行い、リフォーム工事を依頼させられたのでした。

 

ところが、工事を開始してから、「どうも予定より、お金がかかりそうだ」と言いはじめた本家の当主。

「水回りや電源の配線に手間がかかる」と言うのです。

 

そして1ヶ月後、無事にリフォーム工事そのものが完了します。

以前よりも綺麗に仕あげてもらい、ミシミシ音を立てていた廊下や水回り部分を一新してもらいました。

 

しかし、請求書の金額が1,500,000円増えていたのです。

7,500,000円になっていました。

 

リフォーム代金の支払いは、私と父親が折半して負担することにしていましたので、私は猛抗議。

しかし、本家の当主はこのように主張して、一歩も譲りません。

「実際に、予定よりもお金がかかったんだから、仕方がないだろ」と。

 

その言葉に腹が立ちましたが、あらかじめ契約書を交わさなかった私たちも愚かでした。

3ヶ月くらい本家と話し合いを続けた結果、実際に仕入れた資材代金などの伝票を本家の当主から見せてもらえることに。

そこから本家の人件費も考慮に入れて、6,500,000円の支払いで妥結しました。

 

「相手が本家筋という、重要な親戚だから……」

そう思い、「契約書を交わさずに数百万円の工事を発注したのは、私の大失態であった」と反省しています。

 

最悪な親戚とのトラブルエピソード2.叔父が勤務先の金を使い込み、身元保証人の自分が弁済した

ショックを受ける男性

 

すでに亡くなった方ですが、私の父方の叔父の身元保証人になったことがあります。

叔父は長年勤務していた中小企業を、50代半ばの年齢で早期退職。

 

その後、居酒屋チェーンのお店で、正社員として働くことになりました。

その居酒屋に入社するときに、比較的近い場所に住んでいる私が身元保証人となったのです。

 

ところが、この叔父は酒を飲むのが大好きで、勤務時間中にこっそりお店のビールを飲んでしまったり。

慣れない接客でお客とトラブルを起こすなど、仕事ぶりが不安定でした。

 

そして、入社してから6ヶ月後のこと。

レジ業務をしているときに、こっそりお店のお金を自分のポケットに入れていたことが露見。

その結果、懲戒解雇されてしまったのです。

 

叔父は、お客から出された伝票をレジに入力して、会計の処理をするふりをしていたようで……。

レジからお釣りを客に渡したあと、レジに入力した数字を入力取り消しの扱いに。

そのあと、客が払ったお金をそのまま自分の懐に入れてしまっていたのです。

 

バレた原因は、叔父が勤務している日にかぎって、売上高が50,000円程度少ないことを店長が見抜いたためでした。

このため店長が本部に通報して、本部の社員が客として店を訪れます。

その際、じっと叔父のレジ業務を監視していて、叔父の不正行為が発覚したのです。

 

叔父が不正に詐取した金額は、約800,000円にものぼりました。

ですが、叔父はすべてお酒やギャンブルに使ってしまい、居酒屋に返済できない状況です。

 

このため身元保証人である私が、かわりに800,000円を居酒屋に弁済しました。

それから私は何度も、叔父に800,000円を支払うように要求したのです。

しかし、とうとう返済してもらえないまま、病気で死なれてしまいました。

 

 

最悪な親戚とのトラブルエピソード3.祖父が亡くなったあと、親戚が祖父の車を狙ってきた

文句を言う男性

 

私の祖父は5期連続、町議会議員を務めた地元の名士。

私が高校生のときに、祖父が亡くなって1週間くらい経過してから、複数の親戚が私の実家にやってきました。

母方の叔父や本家の人間たちが、祖父が乗っていた車を目当てにやってきたのです。

 

私の父親は別に自分の車を持っていましたから、「祖父の車は誰も乗らない」と思ったのだと思います。

口々に「あの車はどうするつもりなの?」とか「良かったら、うちで乗ってあげるよ」などと言う親戚たち。

 

私の両親は明快に拒絶をしません。

なので、自分の部屋で話を聞いていた私は腹が立って、親戚の前に出ていき、こう言ったのです。

 

「ハイエナみたいに、爺さんの車を狙いにきてるんじゃねえよ」

「爺さんが死んで、まだ1週間しかたってねえだろ。なに考えてんだよ。さっさと帰れよ、虫けら!」と。

 

親戚たちは、憎しみの目つきで私を見ていましたが、黙って帰っていきました。

 

まとめ

親戚とはいっても、血のつながりがあるだけで、信頼できる人間とはかぎりません。

相手が親戚であっても商取引をするときは、事前に契約書を交わして詳細な条件を確定すべきです。

そして、人格的な欠陥のある親戚に対しては、厳しい態度で接すべきだと思います。