23歳で飲食店の接客業務をしている。性別は女性です。
恋愛遍歴は、高校生のときに数人彼氏がいましたが、本気でのおつき合いは20代になるまでしたことがありません。
結局結婚した彼氏との交際がはじめての真剣交際でした。
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彼氏に浮気されたのに結婚したエピソード1:彼のことが好きだから聞けずにいた
私が彼氏に浮気をされたのは、20代前半のときです。
彼とは結婚を前提におつき合いしており、2DKのアパートを借りて同棲もしていました。
私は飲食店で働いており、彼は住宅営業の仕事をしていたため、おたがい多忙でしたが、平日が休日だったため、その少ない時間を大切にしながら過ごすのです。
そんななか、彼の浮気が発覚したのは同棲開始から半年後のこと。判明したきっかけは、友だちからの情報提供でした。
私は仕事柄、同じ飲食業界に友だちが多くいるのですが、バーで働く友だちのお店に、私の彼が女性と親しげに来店したと言うのです。
ちなみに、彼の写真をその友だちに見せていたので、友だちは彼の顔を知っていましたが、彼はその友だちとは面識がありませんでした。
「最初は仕事の同僚かもしれない」と思っていたそうなのですが、会話の雰囲気やボディタッチの多さから、浮気だと確信したそうです。
友だちの目撃により彼の浮気が発覚しましたが、その真偽を彼氏には問い詰められずにいました。
その理由は第一に、彼の口からほかの女のひとの名前が出るのを想像しただけで泣きそうになり、事実だと認めたくなかったからです。
私は真剣なおつき合いをしたのは彼がはじめてて、本気で結婚したいと思っていただけに、浮気が発覚したときは体調を崩すほどのショックを受けました。
ですが、本気で結婚を考えている相手だからこそ、真実を問い詰めなければと思い、彼を問い詰めたのです。
彼は、私が「浮気したよね?」と聞くなり、土下座をして平謝りしてきました。
彼氏に浮気されたのに結婚したエピソード2:私にも落ち度があった
「やっぱり本当に浮気したのか」と思うと、胸が苦しく涙声になりながら、彼に浮気した理由を問い詰めました。
彼曰く、浮気した一番の理由は、私が嫌いになったわけでなく、性交渉不足が原因でした。
浮気相手とは恋愛関係というより、体だけのつき合いで、月に2,3回おたがいが欲求不満になった際に、軽い食事後、ホテルに行くという関係だったそうです。
実は、私は飲食店勤めで体力的にも精神的にも疲れて帰ってくることが多く、平日はそれを理由に彼氏とほとんど性交渉をしていませんでした。
もとから不感症気味でもあり、そうした行為に対する欲求や興味が、私にはほとんどなかったのです。
しかし、彼はまだ若く性欲もあり、そういったことができないことに不満を抱いていたようです。
「好きな女性とすぐ近くにいるのに、なぜできないんだ」と。
ですが、強要するのは私を傷つけることになるので、我慢していたそうです。
また、私が不感症気味なせいで、男性としてのプライドも大きく損なわれていたそうで・・・。
浮気相手の方と彼氏は、社会人サークルを通じて出会い、その方は好きな方がいるそうなのですが、片思いでなかなか思いが実らず、誰でもいいから自分を求めてくれる人を探していたのです。
たがいの利害が一致したことから、二人の関係が開始。
私は彼氏の浮気の原因が自分にあると知り、より大きなショックを受けました。
彼氏に浮気されたのに結婚したエピソード3:それでも一緒にいたかった
彼氏の浮気が発覚したあとは、すぐに引っ越すことはできないし、私は浮気されても彼氏のことが好きだったので、同棲は解消しませんでした。
しかし、平日二人の休みが重なったときでも、二人で出かけることがなくなってしまったのです。
彼氏はその浮気相手とは「さっぱり縁を切る」と言ってくれて、実際に連絡先も私の目の前で削除し、「いつでも自由に携帯を見ていい」とまで言ってくれました。
彼氏は「自分が悪かった」の一点張りでしたが、浮気理由が自分にあったことの情けなさと、だからといってほかの人と性的な関係にあった彼氏への怒り。
その結果、大好きな人なのに彼氏の顔を見るのが、辛い日々を送っていましたね。
そんななか、交際をはじめた記念日を迎えました。
「このままずっと苦しい状態がつづきながら、日々を過ごしていくのは嫌だ」と思った私は、彼氏をきっぱりと許すことに。
同時に、自分の不感症という問題にも向き合おうと考えたのです。
そのことを彼に伝えると、彼はボロボロと涙をこぼして、気づけば二人で抱き合いながら一夜を明かしていました。
彼氏に浮気されたのに結婚したエピソード4:二人の関係を見つめなおすことができた
私の不感症という問題は、簡単に解決するものではありませんでした。
ですが、無理に性的な行為をするのではなく、とにかく軽いスキンシップから慣れていくことにしたのです。
ちょっとしたお出かけの際も手をつないだり、夜は必ず同じ布団で寝るようにしたりするうちに、相手の体に少しでも触れていることが安心感につながっていきました。
彼氏のほうも、浮気前は恥ずかしがってあまり私の容姿をほめたりすることがなかったのですが、頻繁に「好きだ」と言ってくれたり、新しい服を買うと必ず「似合う」と言ってくれるように。
そんな日々の積み重ねのおかげで、相手のことが浮気前よりずっと好きになり、性的な行為も以前より抵抗感なく行うことができるようになったのです。
二人の絆が強まったと感じました。
そして、同棲をはじめてから一年後、彼のほうからプロポーズ。
浮気を許すといったときから、「絶対私のことを幸せにしなければ」と思ってくれていたそうです。
まとめ
浮気は、あるよりないほうがいいのはもちろんのことですが、彼氏の浮気のおかげでおたがいの関係を見つめなおし、自分の落ち度にも気づくことができました。
浮気をされたからといって相手を責めるだけでなく、その理由にも目を向け、相手のことを思いやれば、きっと浮気されても関係を再構築できるはずです。