私が子供に兄弟をつくらず一人っ子にした理由3つ

子ども

35歳男性。

中学校の教諭時代に、うつ病を発症して退職したのち、数年間のブランクを経て、現在は、東京都内のIT企業で働いています。

 

中学校の教諭時代に、お見合いで、中国人の妻と結婚。

その後、長男を授かったが、「一人っ子でいい」と判断している。

 

「中国人の子どもということで、学校でいじめにあうのではないか」

「私の遺伝子を受け継いで、精神疾患を発症してしまうのではないか」

このような悪いシナリオを想定しているため、「子どもに兄弟はいらない」と思っています。

 

趣味は、ロードサイクリングと読書と株式投資。

 

 

子どもに兄弟をつくらず一人っ子にした理由1.中国人の子どもということで、「いじめにあう可能性が高い」と思うと、二人目は断念せざるを得ない

日本と中国

 

私は栃木県で中学校の教諭をしていたころに、中国人の妻とお見合い結婚をしました。

独身時代にも、何人かの女性と交際したことはあった私。

しかし、いずれの女性とも、結婚まで踏み切ることができませんでした。

 

なおかつ、私は30歳になっても、結婚相手を見つけることができない状態が続きます。

なので、やむを得ず、中国のお見合いツアーに参加したのです。

そして、お見合いパーティーで出会った、現在の中国人の妻と結婚しました。

 

結婚してからは、栃木県で生活をはじめた私たち。

ですが、妻が中国人ということで、周囲の住人からは白い目で見られ、疎外感を味わうことになりました。

 

私が中学校の教諭を辞めて、東京に出てきてからは、少しマシになりましたね。

同じマンションの住人から、疎外感を感じることもありません。

しかし、それでも、妻が中国人であることは隠しています。

 

結婚してから数年後、長男を授かることができた私たち夫婦。

しかし、困ったことに、この息子の顔が、中国人の妻に似ているのです。

しかも、なんとなく性格も、妻に似ているような気がします。

 

自己中心的で、「自分の物は自分の物であり、他人の物も自分の物」という発想をする傾向がある妻。

私は幼少の息子の外見を見ていると、ある予感を抱かずにはいられないのです。

それは、「これから小学校、中学校と成長していくにつれて、学校でいじめにあうかもしれない」というもの。

 

現在の日本社会では、ナショナリズムが復活する傾向があります。

そして、日本社会の領土である、尖閣諸島の奪取を狙う中国に対して、多くの日本人が敵意を抱きつつあるのです。

 

「長男がこれから、学校で辛い思いをするかもしれない」

そう思うと、長男のことが、とても気の毒に思ってしまいます。

また、「なんとしても、守ってやらなければならない」と、そのことが頭から離れません。

 

一方、それと同時に、想像してしまうことがほかにもあるのです。

「二人目の子どもをつくって、その子の外見や性格まで、妻に似てしまったら……」

「ただ辛い思いを背負って、日本社会で生きていかなければいけないのではないか」と。

 

なので私は、二人目の子どもをつくらない方針でいます。

 

子どもに兄弟をつくらず一人っ子にした理由2.「二人目の子どもも、精神疾患を発症するかもしれない」と思うと、つくる気になれない

やる気が出ない男性

 

私は中学校の教諭をしているときに、うつ病を発症し、これとは別にアスペルガー障害も発症しています。

うつ病の症状は、かなり緩和されました。

ですが、今でも気分が重くなるときはありますし、仕事でやる気が起きないこともあります。

 

そして、気分が重いときは、子どもの遊び相手をすることさえ、困難となってしまうのです。

また、アスペルガー障害とは一言で言えば、その場の空気を読めなかったり、相手の気持ちを汲み取ることができません。

 

私は現在、IT企業の経理部で働いていますが、職場で攻撃的な言動をとり、上司から叱責を受けたこともあります。

そして、長男は幼少の年齢でありながら、すでに「発達障害」という精神疾患を発症している状態です。

 

通っている保育園で、同級生の児童たちに対して、他害行為をしてしまって、迷惑をかけています。

このような家庭環境ですから、おそらく、私自身が持っている遺伝子に、問題があるのかもしれません。

なぜなら、「精神疾患を発症しやすい遺伝子を自分が持っている」と、考えざるえないからです。

 

「二人目の子どもをつくっても、その子が精神疾患を発症する確率もかなり高い」

そのように考えてしまうと、子育てをしていくうえでは、恐怖感しか感じません。

 

ですから、子どもをつくる気には、とてもなれないのです。

 

 

子どもに兄弟をつくらず一人っ子にした理由3.「妻と離婚するかもしれない」と思うと、二人目をつくる気になれない

嫌な関係

 

中国人の妻とは結婚6ヶ月にして、家庭内別居の状態に陥ってしまったことがあります。

恋愛結婚ではなく、お見合い結婚でしたし、日本人の夫と、中国人の妻という組み合わせ。

ですから、家庭内で、異文化と異文化が衝突したのです。

 

その後、私がうつ病を発症したことをきっかけにして、夫婦関係は円満なものへと移行していきました。

ですが、夫婦関係の底流には今でも、「埋めることのできない、異文化間の溝がある」と思っている私。

 

たとえば、妻はすぐに感情的になってしまいますし、自己中心的な部分があります。

そして、たまに日本人の悪口を言うことがあるのです。

 

私がうつ病で苦しんでいたときは、一生懸命に助けてくれた妻。

しかし、「これから先の長い人生、ずっと一緒に生きていけるのだろうか」と、考えてしまうことがあるのです。

 

具体的には、「私たち夫婦には、離婚する可能性が少なからずある」と思っています。

離婚して、仮に親権を私が持つことになり、2人の子どもを働きながら育てるのは至難の業です。

 

このため、「子づくりは、一人で十分」と考えています。

 

まとめ

子どもを何人つくるかは、それぞれのご家庭で、考え方が異なると思います。

私の場合は、私自身が順風満帆な人生を過ごしてきているわけではありません。

なので、どうしてもこれからの人生についても、ワーストシナリオを考えてしまうのです。

 

その結果、私は、「子どもは一人でいい」という判断に落ち着きました。