私の身近にいた、恐ろしく計算高い人のエピソード3つ

綺麗な女性

41歳の既婚女性。

30代後半から勤務した企業において、可愛らしいながらも、非常に計算高い女性に、振り回される。

しかし、それに限らず、日ごろから他人にうまく利用されてしまうことが多め。

 

趣味は、読書や映画・音楽鑑賞など。

 

 

恐ろしく計算高い人のエピソード1.保留された告白

喜ぶ男性

 

アイドルのように可愛らしい彼女が、私の勤務先に入社したとき、男性陣が沸き立ちました。

 

当時彼女は20代前半。

色白で、華奢で、頬はピンク色で、お上品な服装で、「清楚」という言葉にぴったりな女性だったのです。

 

声も可愛らしくて甘い声で、おねだりするような話しぶりに、男性はみんなデレデレしっぱなしでした。

そう、誰もが、彼女のことを「清楚」だと思っていたのです。

 

最初に動いたのは、チームのリーダーでした。

彼女よりも20歳近く年上で、独身のリーダーは、職権により彼女の個人メールアドレスを持っていたそう。

 

そして、呼び出して告白したところ、「考えたい」という話をされたのだそうです。

「脈あり」と考えて浮かれるリーダーは、仕事でも新人の彼女に便宜を図りまくり、食事代を払い、とすっかりメロメロに。

 

業務の関係で、彼女と話す機会の多かった私には、こんなLINEが届いていました。

「あの人面白いんですよー。なんでもすぐに買ってくれるし。告白、うまく保留にしておいたら、まだまだ買ってもらえそう。もし迫られたら、セクハラで訴えたら楽勝でしょ。40過ぎてるのに、20代前半と付き合えるとか思っているんですかね」

 

リーダーが、セクハラにより上司から注意を受けたのは、そこから1ヶ月ほどしてからでした。

それまで、そんな女性を見たことは、あまりなかった気がします。

 

そして彼女は、次から次に、同じような事件を起こしていったのです。

 

恐ろしく計算高い人のエピソード2.意中の先輩をゲット

エリートサラリーマン

 

そんな彼女から「彼氏ができた」という報告を受けたのは、それから間もなくのことです。

 

相手はイケメンの同僚。

彼は人気があったものの、あまり女性に関心がなさそうに見えていたため、交際していると聞いて、驚いたものでした。

交際開始のきっかけとなったエピソードを聞いて、さらに驚いた私。

 

なんと、セクハラで上司から注意されることとなったリーダーの存在が、うまく利用されていたのです。

「リーダーのセクハラについて相談するために、二人で会うようになったんです。うまいタイミングでリーダーが、いろいろプレゼントしてくれたり、メールくれたりしたから、ちょうど良かったです」

 

清楚どころか、きちんと計算していた彼女。

「計算高い人というのは、こういう人のことをいうのだろう」と感心しました。

 

また、「悪いことだとも、言い切れない」と感じています。

結果的に彼女は、うまくほしいものを手に入れているのですから。

 

でも、正直、「こういう子は、自分の親しい人間には関わってほしくないな」と感じました。

恋愛ごとに限らず、うまく利用されていそうで、怖いですから。

 

しかし、実際に利用されていたのは、私だったのです。

 

 

恐ろしく計算高い人のエピソード3.利用された私

悔やんでいる男性

 

彼女からは、頻繁にLINEが届いていました。

主な内容は、日常的な雑談や仕事の話です。

 

ときには、仕事場での人間関係について、相談されたこともありました。

普段は軽い話題しかしませんでしたが、さすがに相談をされた際には、具体的なアドバイスをしたこともあったのです。

 

やがて、同僚の一部が、私に対して、そっけない態度を取っていることに気づきました。

「なにがあったのだろう」と不思議に思ったものの、心当たりがなく、放置していたのです。

 

そのあとに私は事情があり、その職場を退職しました。

すると、退職時に、仲の良かった同僚から、こんなことを言われたのです。

 

「あなたが、あの子に『周囲の悪口をLINEで送ってた』という話があったみたい。そういう画面があるって」

 

同僚や先輩後輩に関わらず、その子に誰かの悪口をLINEで、送りつけたことなどありません。

考えられるとすれば、相談をされたときで、同僚などの「性格に関する話」をした記憶があります。

さすがに気になり、彼女にLINEをしてみたのですが、いまだに返信はありません。

 

残念なことに、同僚との仲は修復することができないまま、退職しました。

とても仲が良かった同僚なのですが、連絡をしても適当にあしらわれ、そのままの状態です。

何ヶ月か努力はしてみましたが、そのうち疲れて、諦めてしまいました。

 

彼女が仲の悪い先輩との関係を好転させるために、私を使った可能性は、否定できません。

しかし、「彼女は、一体いつから、そのつもりだったのか」と考えることがあります。

 

「最初からそういう意図があって、私へと連絡していたのだったら」と思うと、悲しい限りです。

どんなことを同僚に吹き込まれたのかは、もう考えないようにしています。

 

清楚に見えた彼女が、実は計算高い人だということを痛感したのは、そのときです。

周囲の好意や善意をうまく利用して、自分の思いどおりにことを運ぶ彼女を「凄い」と思いましたね。

 

まとめ

以前は頻繁に連絡があったものですが、退職してからは一度の連絡もありません。

入社当初はアイドルのような扱いだったのに、現在の彼女は、いつも会社で、1人で過ごしているようです。

 

周囲の人間を「利用できるか、できないか」で見て、計算しているのだとしたら、それも無理がないことなのかもしれません。