私が体験した、ひどい別れ方エピソード2つ

泣く女性

42歳、女性。現在は夫と子供二人の4人家族。これまで数々の男性経験があるが、どちらかというと、男性から言い寄られた回数の方が多いと自負しているうぬぼれ野郎。自分から言い寄ったこともあるが、ことごとく裏切られ、ハッピーエンドの恋愛がなく全敗。妥協で結婚生活を送っている今日この頃。

 

 

私が体験した、ひどい別れ方その1.別れの際に現金を渡された

現金を渡される

 

 

私は元看護師なので、医者と付き合っていたこともあります。

私の病院で働く医師は、隣の県にある医大の医局から派遣されてくる医師も多く、当時付き合っていた医師も、その医局からの派遣医師でした。

 

元々私は医師は、ステータスのある職業だし、経済的にも恵まれているので、期間限定で付き合うにはいいかなと思いました。

そして、医師からのアプローチを受けて付き合いはじめたのです。

 

しかし、医師にそのような考えを伝えるわけにはいきません。

そのため、彼の前では一生懸命に好きという気持ちを伝えていたのですね。

本当は冷静な感情で会ったにもかかわらず。

 

そんな彼は私の気持ちを受けて、大切にしてあげなければという思いが芽生えたのだと思います。

ことあるごとにプレゼント、そして記念日にはサプライズなどをいそがしい勤務の間にしてくれました。

私はありがたかったけれど、ちょっとそんな彼がめんどくさい部分もあったのです。

 

しかし感情というのは、少しずつ変化してくるものです。

はじめは軽い気持ちで付き合っていた彼ですが、次第に私ものめり込むようになりました。

 

そんなときに彼の辞令がおりたのです。

元の医局に戻れ、という辞令でした。

私たちは半ば仕方がないと思っていたので、受け入れることはできましたが、とてもさみしい気持ちでいっぱいでした。

 

そんな私の様子を見た彼は、このまま離れるのは申し訳ないと思ったのかもしれません。

しかし彼も医師としては半人前なので、私に「ついてこい」と言えるわけでもありません。

そんな彼も必死に考えたのかもしれません。

 

別れる日の朝、私に封筒を渡してくれました。

彼と別れてその中身を見ましたが、中には現金が入っていたのです。

その額は20万円ほど。

 

私はこのお金を元に、「ついてこい」と言われるくらいだったら、飛び上がるほどうれしかったのですが、なんの言葉もありません。

おそらく別れる手付金のようなものだったのでしょう。

 

その後も、連絡を取っても「今は忙しいから」また「勤務中だから」といつもはぐらかされて終わり。

結局彼と離れたあと、まともな会話をすることができず、そのまま自然消滅になってしまったのです。

 

今は手付金だったのかなと冷静に考えることができます。

しかし、当時は、こんなひどい別れ方があるのかと、私の心の中は怒りしかありませんでした。

 

 

私が体験した、ひどい別れ方その2.突然連絡が取れなくなった彼

携帯と町並み

 

私は以前に通っていたスポーツクラブで知り合った男性と、お付き合いをしたことがあります。

その男性とは、約2年間の付き合いになりました。

 

付き合いはじめはまったく知らなかったのですが、途中で彼には奥さんと子どもがいる、ということが分かったのですね。

でも、もうあとには引ける状態ではなく、私たちの付き合いは続いていったのです。

 

元々スポーツやアウトドアの好きだった私たちは、知り合いのまったくいないところまで出かけて行って、デートをしました。

そう、二人だけの世界を楽しんでいました。

またほかに誰も知らない、そんな秘密をスパイスに、二人の恋愛は盛り上がっていったのです。

 

しかし彼には家庭がありました。

平日のデートはもっぱら、私の自宅。

でも正直をいうと、それでもなに一つ苦ではありませんでした。

 

むしろ二人の秘密基地のようで楽しかったのです。

そんな彼が私の家ですごすことが多くなった背後で、彼に重大なことが降りかかろうとしていました。

 

それは彼の浮気がばれていたということなのです。

彼は自宅でも細心の注意はかっていました。

しかし彼の行動に気が付いた奥さんが、調べたようなのです。

 

そして彼の浮気がばれてしまいました。

そんなとき、私は彼に起こっていることをまったく知らず、ただただ、その生活に甘んじていたのです。

 

しかしあるとき、彼が突然自宅にこなくなりました。

私は不安になり彼に連絡を取ろうとしましたが、携帯もつながりません。

彼の会社に連絡を取る訳にもいきません。

 

彼の自宅は知っていましたが、そこに行ってみることもできないため、もんもんとして日々を2、3日送ったのです。

それからやっと彼から電話がきました。

私が待ち望んでいた電話です。

 

そんな彼に聞きたいことがたくさんありました。

そして彼は一言だけ言ったのです。

「ごめん」と。

 

それ以降電話をしてもつながることはなくなりました。

もう連絡が取れなくなってしまったのです。

 

そんな私は突然の別れを受け入れられず、ノイローゼになるほど。

たくさんの思い出の詰まった彼とすごしたアパートにいることはとてもつらく、引き払って実家に帰りました。

 

また毎晩飲み歩く毎日で、彼と別れた後の半年は、もう廃人のようでした。

こんなひどい別れ方、あとにも先にもこれだけでしたね。

 

まとめ

やはり自分が好きでいたのに、急に彼と連絡が取れなくなるのは、本当に辛い。

あとになって冷静に考えると、あんなひどい別れ方をした男性とは手が切れてよかったと思えます。

 

しかし当時は、なんてひどい男!と怒りばかりを抱えていました。

でもその恋愛があったからこそ、今があると無理やり発想転換して生きていっています。