スクールカーストの下位のド底辺で辛かったこと3つ

辛く頭を抱える女性

夫と娘二人の4人家族の42歳女性。元看護師で現在は休職中です。看護学生時代は、ダメな生徒とレッテルをはられていたが、なんとか一回で国家試験見事合格。ダメな生徒と言われ続けていたことが、一発合格で少し報われたと感じる今日この頃。

 

 

スクールカーストの下位のド底辺で辛かったこと1.同学年の中で軽蔑の目で見られたこと

辛く泣いている女性

 

私は高校卒業後、そのまま看護学校へ進学しました。

一応、進学校ではありましたが、高校では部活動にあけ暮れていたため、私の成績では大学は無理だと言われていました。

そのため、地元では入りやすいと言われる看護学校の受験を決めたのです。

 

看護師は、白衣の天使などと呼ばれますが、誰でも学校に入りやすいため、元ヤンキーのような人も結構いるのです。

私も地元ではレベルの低い看護学校に入学しました。

 

そこで、私を待ち構えていたのはスクールカーストでした。私の看護学校では、一学年が約30人前後。

なかには、白衣の天使になりたいと熱望して入学してきた人もいました。

 

しかし、進学先がなくて仕方なく看護学校に来た人もいました。もうすでに、そこでスクールカーストに入ったも同然でした。

白衣の天使を目指す学生からは「看護師になる決意もないのに、そんなに大きな態度しないで」、「一緒に勉強したくない」と言われるほど。

看護師になる決意がない私は、周りからすると目の上のたんこぶだったのでしょう。

 

「スクールカーストって辛い」と感じた瞬間でした。

 

 

スクールカーストの下位のド底辺で辛かったこと2.先生にダメだ、ダメだと言われ続けてプライドを傷つけられたこと

怒っている先生

 

看護師になるための勉強は、教室での座学だけではありません。

地域に出て実習をしたり、病院で実習が行われることもあります。

 

そうするとさらに、成績が悪い学生と優秀な学生の差が明らかになってきました。

私は、数学などはっきり答えが出る物は好きでしたが、看護の場面において勉強するものには、正解がないのです。

 

もちろん看護技術や疾患の原因や看護のポイントなどには、基準があります。

そのために授業で学んだことを覚える必要があります。

 

しかし一度実習に出ると、患者さんの前ではそれが全く役に立たないのです。

看護学生が臨床実習に出るときには、看護学校の先生が付いて回ります。

そして患者さんの元に行くときにいろいろな手技などを手ほどきしてくれるのです。

 

しかしその前に、患者さんの前に出るほどの技量があるか、知識があるかということをチェックされるます。

患者さんの前に出て良いという判断を受けて初めて、実習で患者さんの元に行くことができるのです。

 

しかし私の場合は、その課題をなかなかクリアすることが出来ず、患者さんの前に出ることさえ許されませんでした。

ほとんどの看護学生は、その課題の提出日の前には、徹夜をしてレポートを仕上げるほど手をかけるのです。

 

しかし、私は夜も弱く根気もありません。その課題を作り上げることもできませんでした。

そのため、常に先生からは「ダメだ!ダメだ!」と言われ続けたのです。

 

この状態が実習場所が変わるたびに繰り返されるので、私はいつも強いストレスを感じていました。

そして、先生からダメだしされるのは、もう限界だとも思っていました。

 

「ダメだ!ダメだ!」と言われる私の方にも努力が足りず、いけない部分もあったのかと思います。

しかし、度々このように罵られるとプライドもずたずたになり、立ち直れずにもう限界だと思うこともありました。

 

私は学校内でも先生からのダメ出し回数も多く、スクールカーストの中でも最下位になるほどでした。

こんなに辛い実習生活を送り続けていたのでした。

 

スクールカーストのド底辺で辛かったこと3.国家試験に落ちると言われたこと

国家試験のマークシート

 

私が看護師の国家試験を受けた頃は、3月に国家試験を受けて、4月の中旬にその結果が出るという流れでした。

しかし就職するのは新卒と同じ4月1日からになります。

この4月1日から、国家試験の合否判定が出るまでの間は、看護師見込みとして働くことになります。

 

もしも試験に落ちたとなれば、そのまま就職した病院をやめなくてはいけません。

もちろん病院によっては、看護師ではなく資格の必要ない看護助手で仕事を継続するところもあります。

 

それは私たち、看護師を目指している者にとっては屈辱的なことです。

そのため資格を取るべく、私も受験勉強をかなり頑張りました。

 

しかし看護学校の先生からは「お前は絶対だめだから、もう一年勉強をしろよ」とか「もう助手の勉強を始めた方がいいのではないか」と言われることもありました。

自分としては、どうにかして合格するため勉強しているのに、その努力も否定され続けたのです。

 

看護師の国家試験はマークシートですし、運で合格することもあるのです。

先生たちからすると、スクールカースト最下位というだけで試験に落ちるという先入観があり、それをぶつけられることが辛かったです。

 

まとめ

スクールカーストは、そのカーストの中に入った人しか辛さは分かりません。

級友のはずの生徒や認めてくれるはずの先生からもダメ出しをされる。

 

そんなことが続くことで、プライドはずたずたになっていきます。

また、その思いは一生のトラウマになることもあるのです。

そんな気持ちを少しでも理解してもらえると嬉しいです。